俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第9話「俺の妹がこんなにエロゲー三昧なわけがない」感想

　今回は原作者・伏見さん脚本回。黒猫の家に関しても明らかになるようで前から楽しみにしていました。予想以上に良い感じでますます黒猫が好きになったり。俺妹は何故か息抜き回が面白いですー。

　はじめは玄関前で京介が桐乃と出くわすところから。京介を見てがっかりする桐乃。どうやら宅配便を待っているようです。この気持ちは分かるかも。こういう時に限って別なのがくるんですよね…。京介もそんな桐乃にうんざり。しかもこの日両親の帰りが遅いようで…。
　そこに宅配便が！桐乃ようやくゲームがきたということで大喜びですー。エロゲーに喜ぶ女子中学生…やっぱり不思議です。ＯＰもまたまた変化が！みんな兄言い過ぎ～。

　早速ゲームをする桐乃でしたが、インストールに時間がかかってしまいます。でもそれすらも楽しみ待つ桐乃。本当に好きなんだなーという気持ちが伝わってきました。こういう時の桐乃は本当かわいいですねー。

　そして黒猫家の様子！待っていました～。昭和を感じさせる和風な家で妹達にご飯を作る黒猫…健気です。両親は出かけてしまっているとか。妹も健気でかわいい…。しかも黒猫がゴスロリ服じゃなく、ジャージ！新鮮です。黒猫も普段は普通の女の子なんですねー。もしかするとこっちの方が好きかも。
　メルルに夢中な黒猫の妹。そんな妹を見て黒猫も気をつかい、桐乃から借りたメルルのDVDを見せてあげることに…。黒猫、いいお姉さんです。

　京介は麻奈実に電話しようとしますが、躊躇ってしまい…。結局そのまま部屋でゴロゴロ。
　妹ゲーに熱心な桐乃。妹を前にしてはしゃぐ桐乃ですが、そこに仕事からみの電話が…。それで桐乃は携帯の電源を切ってしまいますー。
　あやせはモデルの仕事中。桐乃ことが気になってしまっているようです。ですが桐乃は電話に出てくれなくて…。勉強だと思うあやせですが、やっているのはエロゲーでした…。

　桐乃似の妹・りんこを攻略しようとする桐乃。今の桐乃の立ち位置は、いつもの京介のポジションそのもの…。やっぱり似たもの同士だから上手くいくとは限らないようですね。思うようにいかない桐乃似の妹キャラに桐乃も苛立ってしまいます…。京介の部屋にもそんな桐乃の声が聞こえていて呆れ気味に。
　その後素直な妹キャラ・みやびと会話したことで桐乃は癒されます。そして大好きと言われて桐乃ヘブン状態に。しかも何度も大好きをリピート。一体何が桐乃をここまでさせるんでしょう…？でもこれが桐乃の理想だと考えると…。まあ現実と理想は違うということで。ヘブン状態に陥った桐乃はしばらくそのままに…。

　
　後半。メルルを観る黒猫達。黒猫は妹のぬいぐるみを縫っていました。黒猫妹も楽しんで観ていたようでなにより。のどかな黒猫家でした。
　寝ている妹のためにぬいぐるみを編む黒猫。ジャージでもやっぱり黒猫ですー。そこに京介から電話がかかってきます。慌てて京介にいつも通りに振舞う黒猫が面白かったです。黒猫家では本当に普通の女の子でした。ぬいぐるみ…呪いの魔導具とはまるで違います。今回の黒猫は本当かわいすぎでしたー。

　再びりんこ攻略に乗り出す桐乃。みやび攻略に乗り出そうとしますが、ルート分岐を間違えたのかりんこルートに進んでしまいイライラしてしまいます～。桐乃も自分のようなキャラは苦手なんですね…。攻略に失敗した桐乃は仕方なくりんこルートを進めることにします。
　その後桐乃、りんこのデレがきて大喜び。そんな桐乃の喜びように京介ドン引き…。黒猫も京介に同情してしまいます。桐乃、今回は本当にタイトル通りゲーム三昧です。

　その後Ｈシーンがきそうということで、桐乃は気合を入れるためにお風呂へ！ですがその途中で京介とぶつかり、パンツを落としてしまい…！これは～。桐乃慌てて拾いますが、涙目…。涙が光っています…。そしていつも通り京介に蹴りを！今回は桐乃が悪いかも。でも涙目な桐乃かわいい…かも？やっぱり桐乃もりんこと一緒ですね…。
　その後りんこのＨシーンに突入した桐乃のテンションが更にアップ！ですが京介、桐乃がはしゃいでいるのを聞いて複雑な気分に…。京介の嘆きがなんか心に沁みてきました…。

『最悪だ…
　こんな不愉快な気分になったのは、久しぶりだぜ…
　なんで妹がエロゲーやっている声なんか
　聞かなきゃならねえんだ！』
「どんな罰ゲームだよ、くそ…」

　そして桐乃のエロイよーで、京介も限界がきて、壁をドンドン。今回の京介、何だか哀れ…。さすがにこれは…。さすがに桐乃自意識過剰すぎです。そしていつもの口論…つまり兄妹けんかに発展…。なんだかんだで仲よさそうな二人でしたー。
　
　優雅にティータイムを楽しんだり、メイド服をオーダーメイドしている沙織。どうやら沙織、桐乃と黒猫にメイド服を着せようとしているみたいです。いつものオタクファッションと違い、おしゃれなお嬢様という感じが。こっちがきっと沙織の素なんでしょうね。まさかアニメで沙織のこの姿が見れるとは…。沙織、一体何のイベントに参加する気なのやら。

　夜、黒猫はいつものゴスロリ衣装に着替え、電話。なんだか張り切っている黒猫がちんまりしていてかわいかったです。妹二人もそんな姉・黒猫のはしゃぎっぷりを見て戸惑ってしまいます…。まあこれが黒猫の気分転換なんでしょう。そしてマスケラの同人原稿も進めているようです。これは次回の伏線かも。黒猫いつも涙ぐましい努力をしているんでしょうね…。
　コニュニティに日記を書き込む黒猫。この日書いた日記はどこか暗めな内容でしたが、桐乃と沙織はなんだかんだで黒猫を励ますようなコメントを残してくれました。黒猫にも友達が二人…。
　黒猫の部屋に飾ってある写真を見て反応する妹。闇の世界の住人～。黒猫妹、黒猫のことを姉さまと呼んでいるんですね～。これは桐乃が黒猫妹に会ったらすごいことになりそう…。あと黒猫の塗ったぬいぐるみも喜んでくれたようです。
　そんな妹に黒猫は少し考えた後、こう答えます――。

「私達と同じ世界に住む、友達よ」

　どこか暖かい気持ちになるセリフでした。黒猫もすっかり桐乃・沙織と仲良しに…。

　再び桐乃。りんこと別れの時が…。クイックロードしようとする桐乃ですが、やめてその続きを読むことに。桐乃も自分のことと重ねているのか複雑そう…。
　ここでゲームは終わってしまいます…。でも桐乃はまた仕切りなおしでゲームをやり直そうとします。トゥルＥＤが一体どんな話なのか気になりますー。

　お風呂に入ろうとすると、お風呂上りの京介が…。つい蹴って八つ当たり。桐乃ももう少し素直にならないといけませんねー。
　でもそんな桐乃に京介が不意打ちでおやすみを…。桐乃もついデレかけてしまいます～。

「おい、
　桐乃おやすみ」
「…ベーだ！」

　まありんこみたいに素直になりきれませんでしたが、桐乃らしいです。べーする桐乃かわいかったかも。どこかほんわかした空気で今回はおしまい。ＥＤのハートが強烈でした…。エンディングは今回ぽよよんろっくさん。やっぱり妹を描くの上手いですね…。
　俺妹は何故か息抜き回の方が面白いですね…。謎です。原作でも明らかになっていなかった黒猫の暮らしやや妹に関しても明らかになってなんだか得した気分になりました。

　次回は「俺の妹がこんなにコスプレなわけがない」原作４巻のコスプレ回になりそうです。でもこの話に入るためには麻奈実のあの話が必要になると思うんですがどうなるんでしょうか…？忘れていたので読み返してみましたが、色々見所ありそうで楽しみです。特に黒猫のマンガ。原作でも強烈だったので、アニメではどう描くか気になるところですー。

　今回の回は桐乃に関する印象が良い・悪いと、はっきり評価が分かれていて感想巡りが面白かったです。この辺やっぱりリアルに兄妹がいるかいないかで別れてしまうのかなーと思ったり。
　で、実際リアル妹な身として「桐乃が何故京介に素直になれないのか」とか色々考えてみたんですが、やっぱりいつも顔を合わせていると、素直になるのは難しいかもな…と思いました。距離があるとまた違うのかもしれませんが、実際毎日同じ家で暮らしていたら、普通は桐乃と京介みたいな関係になってしまうのではないかと思います…。
　あと桐乃が京介の実の妹だという設定が色々影響していると思います。桐乃はキャラ的にはツンデレキャラに入ると思うのですが、実の妹という設定があるせいか、普通のツンデレキャラとは路線が違って見える気がします。特に桐乃と京介の関係を恋に発展できないというのが大きいかも。それだけに俺妹が京介と桐乃の関係をどう落ち着いて終わるかとても気になっています。とりあえず京介と桐乃の過去話待ちでしょうか。麻奈実絡みで何かあったんじゃないかと思うのですが…。

　ではまた次回に！