夏アニメ感想第2弾は「化物語」を。感想を書く予定はありませんでしたが、あまりにもインパクトがありすぎてつい…。とにかく西尾さん原作ということもあり「斬新」な作品でした。作品のクオリティもすべての面で高く、今期でも結構話題になるのではないかと思います。他のアニメとは間違いなく何かが違うはず。
原作は戯言シリーズで有名な西尾維新さん。ちなみに私は西尾さんの作品はすべて未読です。戯言シリーズから気にはなってはいたものの、西尾さんの作品はどの作品も刊行ペースが早すぎ+シリーズを揃えようとすると予算が…という感じであまり手をつけることができず、読まないままここまできてしまいました。読みたいのは山々なんですけどね…。いつかチャレンジしてみたいと思います。そんなわけで感想はあてずっぽうになりそうなので、色々大目に見てやって下さい。
始めはプロローグっぽい映像から始まります。信号機で主人公とメガネの子がすれ違ったり、学校の校舎が映ったりと、最初は静かな始まりでした。でもそこから次第に血という言葉が出てきたり、怖い流れに…。
そしてそれからは怒涛の流れで映像がどんどん流れていきます。文字を生かした演出が見事でしたが、早くて1回目の視聴で読み取るのは不可能でした。とにかく情報量が多いです。ここの時点でもう「何だこのアニメ?」状態になり、先が気になり始めました。
ラストの方になるにつれ、「怪異」とのバトルらしき展開を匂わせるようなカットが出てきました。1話ではまだよく分かりませんが、今後はバトル展開になりそうな予感が。
前半は主人公・阿良々木暦(あららぎ こよみ)対、戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはら ひたぎ)の命がけの駆け引きメイン。この2人のやり取りはとにかくハラハラものでした…。
暦の声はやっぱり絶望先生のイメージが強すぎてどうもそのイメージがちらついてしまいました。演技は文句なしなんですが…。というか今思えばこの2人の声の組み合わせってシャフト作品の月読…。何か懐かしかったです。
まず暦がある日偶然階段から落ちてきたひたぎを受け止めるシーンから始まります――。ここのシーンは光の演出も凝っていて、とても綺麗なシーンだなと思いました。今までのシャフト作品より、画のクオリティも高めになっていると思います。
暦はただ親切心でひたぎを助けようとしましたが、それはひたぎにとって不利益なもので…。ひたぎは暦に自分の体重(重さ)がないことを気づかれ、暦を警戒…。ひたぎは思わぬ手段で暦と取引をしようと考えます。
それから暦は放課後にメガネっ子の羽川翼(しかも完璧な委員長)にひたぎのことを何か聞こうとします。暦もまたひたぎのことが気になっているみたいです。そこの話でひたぎは昔は陸上部のスターとして活躍していたものの、数年前から、周りの人とほとんど話さなくなってしまったと何か変化が起きた様子。ますます怪しくなっていきます…。
話が終わった後、暦は教室を出ますが、廊下にはひたぎが待ち受けていて…。ひたぎはホッチキスなど文房具を手に持ち、それを暦の口につきつけて、秘密をバラさないこと、今後自分と一切関わらないようにと要求してきます…。いきなり緊迫した展開に…。この辺りのシーンで本当一気に引き込まれました。
に、しても文房具を武器にするって結構斬新なアイディアですね。ホッチキスを口にあてるシーンはある意味驚きでした。確かにあれは凶器になりそう…。特にコンパスとか。
ひたぎが体重がなくなってしまったのは、蟹に行き遭い体重を奪われてしまったとのことですが…今はまだそのまま受け止めることしか出来そうにないです…。あまりにも想像をかけはなれています。
いきなりひたぎに脅された暦はただ動揺…。どうすることもできず、ただこよみの提案を受け入れようとします。が、受け入れたものの、口の内側にホッチキスの針を刺されたり災難…。結構グロいところもあるようで…。考えるだけで痛くなりそうです。
ひたぎは斉藤さん声ということで、もっと明るいキャラと思っていましたが今回だけみると結構クールなキャラのような。それだけに暦を脅すシーンはヒヤヒヤものでした…。キャラデザの方はなかなかかわいくて良い感じです。あと階段から落ちた理由がバナナの皮に滑ったからというのも笑。わりとこの作品、お約束展開が多いのでしょうか。
前半の山場ということで、このシーンには見ていて色々な面にこだわりがあるように思えました。2人の独特のやり取りなど、この作品にしかない雰囲気を感じました。
暦はこれでひたぎに脅され引き下がるのかと思っていましたが、暦のとった行動はまるで逆。その後すぐにひたぎを追いかけ、戸惑わせます。そして暦はひたぎに意外な一言を…。
それはもしかするとひたぎの助けになれるかもしれないと驚きの一言…。普通の少年かと思っていた暦ですが、やっぱり何か事情がありそうです…。「吸血鬼じみた人間」になったという暦の持つ力も気に鳴るところ。
後半は暦がひたぎを自分を吸血鬼から助けてくれたという恩師・忍野メメに会わせようとします。それでひたぎのことも助けてもらおうと暦は考えます。
それから忍野がいるという、廃墟のような場所に2人は向かいます。この移動中の暦とひたぎの2人の会話がやっぱり独特で面白かったです~。ボケとツッコミもよくできています。
自分でツンデレと認めてしまう辺り、ひたぎは変わっているように思えました。まあ実際変わっていますが…。しかも相当な毒舌キャラということで、この先暦が大変そう…。でも今後2人の関係が進展するかもということでちょっと楽しみです。
そうして2人は忍野の元に。忍野のキャラも30代の壮年男でヒネクレ者っぽいと、結構クセがあるようで、今後どんな風に話に関わってくるか気になるところ。ここも西尾さん独特の会話が再現されていて面白かったです。また近くには謎な幼女の存在も…。暦は毛嫌いしているように見えましたが、過去になにかあったんでしょうか。まあそれは見ていくうちに明らかになるはず。
そして今回最後はひたぎが忍野に自分を助けてほしいとお願いするところで終わりに…。良い感じに盛り上がってきたような気がします。今後ひたぎが元の体重を取り戻すためにはどうすればいいのか…続きが気になりました。
EDは「君の知らない物語」爽やかな感じがして好きです。本編の後にみるとなんだかすっきりした気持ちになれました。リフレッシュした感じが。ミクで有名なsupercellが関わっているということで良い感じでした。
次回は「ひたぎクラブ其の貮」話の方向性が独特なので、先を予想することはなかなかできそうにないですが、次回が楽しみです。毎回このクオリティで進めばすごいかも。どの面も高クオリティだったと思います。
また毎回主題歌が変わるとのことでそこも楽しみです。本当何から何まで常軌を逸したアニメになりそう…。次も余裕があれば書きたいと思います。金曜日付近は忙しくなりそう…。
ではできたらまた。
それとも、全巻コンプしたい派ですか?
ちなみに自分は戯言シリーズ+スピンアウトのみ全巻読破です。他のシリーズは食指が動かないため未読です。
前に戯言シリーズを図書館で借りて読めないかと思ってあたってみたことがあったんですけど、各巻が分館に散らばりすぎていて、いきなりめげたことがありまして…。当時はまだ読みたいという気持ちが足りなかったのかもしれません。
とりあえず化物語の方は何とかなりそうなので、今度行った時借りてこようと思います~。何もすべてのシリーズにいきなりチャレンジしなくてもいいのかもしれませんね。戯言の方も今度またあたってみようと思います。
ではでは~。
私も西尾作品は未読です。
戯言シリ-ズなど、周りはいいよと、言って来るのですが。買って読んでいない小説が山になってますので
(俺の妹がこんなに可愛いわけがない、電派的彼女etc、、、)
化物語はスト-リ-は面白そうですね。
ひたぎは勝気そうなキャラですし。
演出・監督は絶望先生またはザ・ソウルテイカ-の新房監督ですからね。
あの演出は独特ですから、私は好きですね。
ソウキさんが感想書かれたときは、
拝見さしてもらいますね。
ではでは。
西尾さんの作品はやっぱり刊行数が多くてハードルが高いですよね…。そしてそのまま今に…。ちなみに俺妹と電派的な彼女は結構面白いので是非~。特に俺妹は読み出すと止まらなくなります!
化物語はシャフトということもあって独特ですが、私も月読を観て以来結構好きです。作品の絵に左右されることもありますが、これはこれでありかな~と感じます。原作が好きな人はやっぱりイメージの問題があると思いますが…。とにかく今後どんな風に展開していくのか楽しみな作品です!
感想は読んでくださる方が多いので継続していこうと思います!名前把握するのとか難しそうですけど…。ではまたよろしくお願いします~。