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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

君に届け 2ND SEASON 第8話 「届け」 感想

2011-03-03 01:37:47 | 君に届け1&2期(2009秋冬-2011冬)

 今回からいよいよ学校祭が始まります。この行事で爽子・風早の距離は縮まるのでしょうか…?今回は久々に明るい流れが戻ってきて観ていてワクワクしました。とにかく後半は必見です…!


 はじめはピンが爽子に学校祭の作業の確認をしているところから。ピンいつの間にか本気になっていました…。賭けているようです。薬草入りラーメン…なんだか違う料理になりそうです。
 でもそれだけでなく、ピンは一応二人とも勘違いしていると爽子・風早のフォローも。何気に良い働きをしているピンでした。風早は爽子が思っているより立派じゃないというピン。その言葉が爽子は気になっていました。立派じゃない教師にも笑。
 それでも風早を立派だと思う爽子…。その一方で風早も揺らいでいました…。

「諦めるってなにをだ?」

 付き合うこと、好きなことをやめるのかと悩む風早…。風早も風早で悩みがあるようでした。
 黒魔術カフェに向けて頑張る爽子をみて風早は自分のことしか考えていないことに、自己嫌悪を感じていました…。

「ほんと俺は自分のことだけ…」

 風早も風早で爽子をみていました。で、これまでのことを思い出す風早…。風早もなかなか吹っ切れないみたいですね…。
 爽子もまた色々考えていました。

「私、立派だから
 風早を好きになったんだっけ?」

 爽子がいよいよ何かに気づき始めてきました…。爽子の意識も徐々に変化してきたようです。

 そうして時は学校祭へ向けて進んでいきます――。真田も真田で頑張っているようでした。でも爽子・風早、二人の距離はまだ遠いまま…。主題歌も流れたりと、今回なんだか前半は総集編みたいな気がしました…。でもこれはこれで後で振り返るといいかもと思えます。
 その間に千鶴の誕生日も。ブリックパックで乾杯…高校生らしくていいですね。千鶴へ真田からも思いがけないプレゼントが…。1期の真田の誕生日の話を思い出すと色々感じるものがありました。本気そうな真田が印象的でした…。で、プレゼントはブレスレットでした。真田も頑張るときは頑張るんですね…。そして笑顔でそれを受け取り、身につける千鶴。この二人の関係も良い感じでした。
 爽子は正月のおみくじを取り出し見ていて…。そうしていよいよ学校祭前日に――。教室のクラスメイトの面々は疲れてそうにみえました…。そして学校祭に合わせるように爽子も徐々に答えへ向かっていました――

「私、
 どうして風早くんのことを
 好きになったんだっけ…?」


 後半。いよいよ学校祭のはじまりです!で、爽子のクラスの黒魔女カフェですがなんだか一見おどろおどろしそう…。人を呪えば穴二つに笑。中の人的に地獄少女を思い出してしまいます。また新シリーズはじまらないんでしょうか…。
 最初は暗い印象があった黒魔術カフェですが、聞き手は爽子。その印象とは裏腹に相談した人は皆さっぱりとした様子で出てきます!毒気を抜かれるという変わった効果を持つ黒魔術カフェでしたー。やっぱり爽子は爽子だったということで。

 休憩時間中。おみくじを見返す爽子。そこに健人が様子見にやってきます。そして健人は今の正直な気持ちを爽子に伝えます。最初は風早が爽子に振り向かないと思っていた健人。ですがその印象は次第に変わっていくことに…。健人も今では爽子を応援するように。
 でもそれでも健人は爽子には風早に壁があるように見えたと話します…。それでぐらぐらする爽子…。また爽子が答えを見つけようとします――。

 風早へ壁…。爽子は何故壁を感じるのかと悩んでいました。そんな中思い出すのは風早の笑顔――。今回はなんか1期の輝きを思い出すシーンが多くてしんみりしてしまいました。
 また爽子と会話した後、健人は風早にも声をかけます。健人は風早に誤解していたと誤りますが、それに対し風早は尊敬されるような人間ではないと言います。風早が何故爽子のことを好きなのか、その答えがこのセリフに詰まっている気がしました。

「いつもひとりで頑張って
 なんとかしてしまう黒沼に
 憧れていたのはきっと俺のほうだ」

 そして同級生が爽子の名前を黒沼貞子と間違えるのに気づくと、すかさず訂正。

「爽子
 黒沼爽子だよ」

 さすがは風早。爽子への想いがとにかく伝わってきます…。その様子を聞いていた爽子もそのやりとりを聞いていてドキドキ…。

「神様みたいな人だと思った」

 そして風早を好きになった瞬間のことを思い出していきます――。爽子が風早を好きになったのは立派な人間な風早ではなく、ただの一人の男の子である風早でした…。ここの描写はなんか観ていて気持ちが澄んでいくような気がしました。爽子、いよいよ答えに近づいてきました――


 そうして黒魔術カフェも無事終わり、次の日の仮装行列の準備へ。爽子は千鶴の家で徹夜することになります。
 そんな中、風早のことを考えていた爽子。遂に何か振り切れる時がきました――

「もういい…」
「風早くんが
 誰を好きでももういい!」

 遂に爽子が気持ちを自覚する瞬間が!千鶴・あやねもこれにはびっくり!ここの爽子の思い切りようには原作を読んだ時もびっくりしました…。
 そう決意した爽子は誰にも止められず――。そんな爽子の変化に真田も気づいたようで
「黒沼教室―」と風早のいる場所を教えてくれます。真田はやっぱり名脇役だと想います。
 そうして教室へ向かおうとする爽子ですが、そこで下校しようとする胡桃とすれ違います――。胡桃とのすれ違いシーンが原作より強調的に描かれていてドキドキしました…。この対比が~。胡桃も今の爽子を見て、何か予感していたようでした。

 教室へ急ぐ爽子――。いよいよこの時が…!今まで暗い展開が続いてきただけに、駆けてゆく爽子がとても輝いて見えました。
 そして教室前にたどり着いた爽子――。風早にその想いをすべて伝えようとしていました――


『壊したい、風早くんとの間に作った壁を・
 伝えたい、あたしの気持ち全部。
 届いて欲しい…!
 届け、届け…届け!!』


 そして教室のドアを開ける…!というところで今回はおわり。ここで引き~。本当いいところで終わりますね…。ここまできたらもう見守るだけですね。次回が待ち遠しいです…!


 次回は「告白」タイトルがネタバレな気がしましたが、まあそういうことで。ここまで暗い展開が続いてきたぶん、とにかく告白シーンに期待がかかります。とりあえず今シリーズをここまで観てきた方は次回はお見逃しなく!

 ではまた次回に!