「歪みの国のアリス」語り後半です。やーっと語りたいことを語れます!とにかく後半は個人的に神的展開でした。もう涙ナシでは見られません・・・。今回からとりあえず単体カテゴリー化です。まあしばらく様子見。
後半感想アップするのが遅くなり申し訳ありませんでした。後半はどう語ればいいかよく分からない点がいくつかありましてちょっと途方にくれていました。本人も諦めていましたが、「これをアップしなければ安心して春アニメを迎えられない!」とどうにか気を持ち直してみました。この記事ギアス並に気力を使いました・・・。ではいきます!
※この先は物語の根幹に関わるネタバレを多大に含んでいます。
本編を見終わった後、読むことを強くオススメします。
以下、見るときは注意して下さい。
Capter 5 首切りの城
血の海を渡り訪れたのは女王の城。城に来て早々チェシャ猫が姿を消します。そしてその後ウミガメモドキとのやり取りの後女王登場!意外に可愛らしく優しくて良いキャラでした。結構好きかも。しかし首好きで、鎌を持ち亜莉子を狙ってきます・・・!追いかけられているときは怖かったです。しかし「もうウサギにも猫にも渡さない。首だけになって永遠にわたくしのそばにいて」というように悪い人ではありませんでした。多分この後明かされる「歪み」のせいで首に執着するようになってしまったのだろうと思われます。
そして追いかけられている最中チェシャ猫が助けに現れるのですが、チェシャ猫が女王の鎌により頭、胴体を離されるシーンは怖かったです・・!画像もグロすぎます。でもこの後のチェシャ猫と女王のやりとりは面白かったです。過去に何かあったんでしょうか?女王がチェシャ猫の胴体を追って去っていくところも最高でした。この間に登場する時計くんは考えがネガティブで見ていて面白かったです。
この後選択肢次第でお茶会会場に戻る移動手段が違ってくるのですが、個人的にはグリフォンに乗って行く方が好きです。グリフォンこの世界の住民で一番まともなキャラに感じます。ここでグリフォンが言っていたことが何だか意味深でした。
この章はチェシャ猫の関するEDが多かったですね。チェシャ猫が裏で何をしていたのか明らかになったりします。とにかく亜莉子への深い気持ちは分かりました。
「赤い猫」は何か狂気の愛って感じで怖さがあり、ある意味ゾクゾク。終わり方がTRUE ENDまでやったあと見ると意味深なものがあるように思えます。
「僕のアリス」はもう猫アリって感じで良いですね~。途中で終わるEDはどれもバッドな感じでしたが、これはある意味一番幸せなルートだったかと思います。いっそのこと、このルートで話進めていいんじゃない?と思わず思ってしまいます。亜莉子を守るため忠実な猫を演じ続けるという、チェシャ猫の独白が良い感じでした。でも最後の「何でもね・・・」は怖いです・・・。今後何する気だという感じで。
「フードの中」は歪アリをプレイしている人なら気になるチェシャ猫のフードの中の中身にせまる内容。亜莉子の精神崩壊にはビビりました。・・・世の中知らないほうがいいこともあるようです。
結局フードをとったものの、チェシャ猫の素顔は謎なままで終わりました。何かカオスがうずまいているのだろうととりあえず推測しておきます。素顔は想像できませんね~。美形だったらウケます。
Capter 6 赤と黒の迷宮
この章は今まで謎に包まれてきた亜莉子の過去が明らかになる章。迷宮に迷い込み、いつしか舞台は裁判所になります。この章は珍しく選択肢もなく1本道でストーリーが展開していきます。
裁判所では亜莉子が今まで封じていた父親、母親殺しについての真相が明らかになります。父親殺しは、自宅が火事になった時、幼い亜莉子が家に忘れてきた人形を取りに戻ってしまったことから始まった悲劇。この際、亜莉子をかばって父親が亡くなってしまいます。これは何と言うか切なすぎます・・・。この事件が原因でのちのち亜莉子は母親から虐待を受けることになるのですが、母親の心境も分からないものではないので、何ともいえないですね。誰が悪いとかでは言えない問題だと思います。
最初の流れでは「亜莉子が母親に殺されかけていた」と思われていましたが、実は亜莉子は母親に殺されたくなくて、自分で自ら命を絶とうとしていました。これもまた衝撃的でした。
この後明らかになった、母親から虐待されていて生きるために不思議の国の住民を創ったという真実もまた切ないものがありました。住民の語りがしんみりきます。特に廃棄くんのところが。また住民がアリスに対して狂った感情を持っていたのも亜莉子による歪みのせいだったと。確かに今までの住民の言動等を合わせて考えると納得できます。
1回目の時は驚きが大きく、感じることも衝撃のみだったのですが、2回目このシーンを見たときは、セリフ、セリフをじっくり見ていき、情景を思い浮かべたら泣いてしましました・・・・・。今まで作品で泣かされたことがなかったので自分が泣いたことに関しては自分で驚いています。とにかくこの章は「切ない」の一言に尽きます。この時点では亜莉子が幸せになってほしいとただそう思っていました。救いはないのかと思っていましたが―。
Capter 7 まどろみの現し世
すべてが明らかになり物語は現実世界に。私が何故か一番プレイしている章です。なんかこの章が一番好きかもしれません。
冒頭は病室から。亜莉子は刺されたもののどうにか生き延びていた模様。母親から刺されたという事実に苦しむ亜莉子は病院の屋上へ。そこにはチェシャ猫がいました。チェシャ猫はシロウサギの目的を亜莉子に話します。それは亜莉子の体内から心臓を出すという歪んだものでした。しかし亜莉子はすべての事実を知り自暴自棄に。チェシャ猫に当たる亜莉子。ここでは選択肢によりEDへ。「黒こげの天使」は亜莉子をいなかったことにするルート。・・何とも言えない感じ。亜莉子の父寿生がちょっと気になりました。
正ルートではこの後チェシャ猫が今まで秘めていた本心を語りだします。とにかく「僕らはそのために在るのだと思う・・・」までの一連の言葉が良~!個人的にチェシャ猫関連のイベントでは一番好きです。この言葉の後の亜莉子の行動にも思うところがあります。そしてチェシャ猫の「みんなアリスが好きってことさ」が何かじんわりきました。
その後病室に戻ろうとしている時、3章で出てきた謎の男が再登場。ここでも亜莉子を追っかけていたりしますが、その正体は亜莉子の叔父さんこと和田さん。入院していた亜莉子の世話をしていてくれました。私の大本命です。最初この地点ではまだハマりませんでしたが、TRUE ENDで心をがっしりと掴まされました。和田さんの見所はTRUE ENDにあると思います。ED語りで思いっきり語りたいと思います。しかし和田さん「おまえ・・・・!」「おやすみ、アリス」とか言ったり、その合間にシロウサギのフレーズが入ってきたりと、この章ではかわいそうな扱いですね。
入院2日目亜莉子がしばらく寝ているときのこのセリフは、物語全体を通して個人的に好きなセリフのひとつです。
私はその匂いが好きでーー
だからあの人は、私が泣くといつもその花を見にーー
1回目のプレイ時には?という感じですが、TRUE ENDまで見ると誰なのか分かるのですが、いやたまりません・・・。ここは追々。
眠りから覚めるとそこには見舞いに来た雪乃が。雪乃はいつものように親身になって亜莉子と接します。良い子だな~と思っていましたが・・。この後武村が病室に。武村は優しく亜莉子に話しかけていました。・・・正直胡散くさそ~と思いつつ。そんな中和田さんが病室に。武村を見た和田さんの反応が激しく気になります。何か察知していたのか・・・。この後の取調べ後の亜莉子、和田さんのシーンもTRUE ENDを見た後見返すとある程度納得できるものが。
入院3日目。眠きに誘われた亜莉子。ここでは寝るか寝ないかの選択肢が。どちらもそれぞれ違った話になりますが、どちらを選んだのしろ「雪乃という人物は存在しない」という衝撃的な事実が明かされます。これには本当に「やられた~!!」と驚かされました。
そんな中、亜莉子の元に雪乃が訪れようとしていました―。「アトハ命ダケ・・・」に「ひいぃ、お助けを~!!」とかなり心で叫んでいました。まさしくホラーです。
そして長かった物語も終章―
Capter 8 狂宴のはて
すべての決着がつく最終章です。雪乃から逃げる亜莉子の姿が描かれています。徐々に追い詰められていくのが恐怖です・・!
最終章ということでバットEDも潜んでいます。どれも怖いですが「ご褒美」はトラウマになりそうな怖さがあって戦慄しました。包丁持った雪乃こええ~!!そしてそれに遭遇した看護婦さんかわいそう。「暗闇の歌」はシロウサギの歌の怖さ集大成、「ヒトガタ」は何だか猫がかわいそうな感じがしました。 とにかくシロウサギは怖い!それだけは言えます。
逃げる亜莉子ですが次第に追い詰められていきます。そして亜莉子を追い詰めた雪乃=シロウサギは本性を現し、亜莉子に「きミを傷ツけるダけの世界なラ、捨ててしまっテ」と訴えかけます。亜莉子がお母さんへと向ける気持ちを思い返すシーンは何だか切なかったです。
そんな最中シロウサギは亜莉子に「オ、いデ」と手を差し伸べます。手を取ればED「ご褒美」行きに。手を取らないと話は続きます。この手を取らないを選んだ後の亜莉子の決意を込めた言葉は感動的でした。
「行かない・・・私、ここで生きていくって決めたの・・・・」
は亜莉子が物語を通じて成長できたんだな~と思いました。
しかし、事態は悪化する一方。見境を無くしたシロウサギは亜莉子に襲い掛かってきます。が、そんな中チェシャ猫の胴体が亜莉子を助けに!!流石は猫だなと思いました。胴体は亜莉子を助けようとシロウサギを押さえ込もうとしますが、シロウサギに切り裂かれます。亜莉子は切り裂いた時のシロウサギを見て、自分の歪みをシロウサギに背負わせたと自分の罪に気づき涙を流します。歯がゆい感じが・・・。シロウサギが亜莉子を絞め殺そうとする中、亜莉子は自分を守ってくれたチェシャ猫へと思いをはせます。そんな中誰かの声が―
『亜莉子』
ここで5つの分岐。誰が名前を呼んだのか選ぶ事によりEDが決定されました。ちなみに私は最初選択肢を選べる事を知らずチェシャ猫を選びました。
そして選んだ後、亜莉子は何かを決意し、チェシャ猫の胴体に刺さった包丁を手に取りシロウサギへと刺します―。正気に戻ったシロウサギが目の前にー。シロウサギとの会話は何度見ても涙します。切なすぎます・・・!シロウサギの結末はこれしかないと分かっていても辛いものがありました。
そしてすべてが終わり、EDへ・・・・・。
そしてTRUE ENDですが・・・今回で終わりにするつもりでしたが、ちょっと気力が尽きました・・・。しばらくお待ちを。TRUE ENDについては各キャラクターごとに焦点を当てつつ書きたいと思います。
後編はいろいろ謎があって全クリした今でも、シロウサギが何故現実でお母さんを殺せたのかとか(これは歪みのせい?)、母親が何故武村を殺そうとしたのかはよく分かりませんでした。何となく分かったような気もするんですが、結構こういう部分が多いです。うーん・・・。
ではまた近いうちに!今度こそは。
次回たのしみです!
懐かしい記事なのでお恥ずかしい限りですが…。
歪アリのEDは本当に良いエンディングなので、是非全部のEDをチェックしてみて下さい!
当時プレイしていたときは本当泣きました…。
ではでは~。
最近、急に想い出して懐かしくなり、歪アリをプレイしました!
投稿者様のこの記事の続きがとても気になります!もしよろしければ、更新をお待ちしております!