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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

CLANNAD~AFTER STORY~ 番外編 「1年前の出来事」 感想 その1

2009-03-21 15:23:57 | CLANNAD 1&2期AFTER STORY(2007-2009)

 今回は番外編。話はあの坂道で朋也と渚が出会う1年前の話。留年していない頃の渚はクラスではどういうふうに過ごしてきたのか気になります。あと久しぶりに朋也と春原のゆかいなやり取りもあったりと見ていて懐かしさを感じました。あと杏のツンデレっぷりも。思えば随分遠くにきてしまいました…。


 で、今回は1つで終わると思ったのですが…色々書いていくうちにこの分量に。そんなわけで今回も2分割です。すいません。TBはできればこのその1に下さると嬉しいです。


 今回の話はゲーム本編ではなく「光見守る坂道で」という外伝本の話の1話と3話の話をベースにした話です。そこには各キャラクターのサイドストーリー・後日談など、クラナドの話を更に深く楽しむための話が収録されています。またあのラストの謎にも迫る汐の話も収録されていたりと見逃せません。個人的は美佐枝の話と皆でまた野球したり、銭湯に行く話が好きです。
 この本は私が最初にクラナドに興味を持つきっかけとなった本で思い出深い本でもあります。クラナドのアニメの感想を1話から書こうと思ったのもこの本があったからでした。これまたごとPさんの絵がとても素敵なので、クラナド好きな方には是非チェックしてほしいです。

 始めは渚が初めて高校3年生になった時のこと。渚、1回目の3年生です。4月になりまたクラス替えが行われていました。名前が手書きなのが時代を感じます。
 渚はドキドキしながらその表を見ますが、そこに2年の時一緒だった友達の名前はなく…。そのことに寂しそうにする渚。そんな渚に2年生の時のクラスメイトの木村さんが渚を励まそうとします!

「控えめにしていないでさ、
 どんどん自分から話しかけていけばいいんだよ」

 と、そんな木村さんの言葉に渚は励まされます。

 ここで朋也が後ろから近づいてきます。そして渚と朋也がぶつかる瞬間が…。でも渚と朋也はまだ坂で出会っていない段階。この頃の朋也は

「あっ、すいません…」
「ああ、いや…」

 朋也、すっかり不良という感じが…。目つきがちょっと怖かったかも。こうしてまだ渚と朋也が出会っていない頃の1年前の出来事について語られていくことになります。この頃渚はまだ幸せでした…。


 気になっていたサブタイには光の玉がすべて集まったことで幻想世界の少女に!あの光の玉は少女をかたどっていたんですよね。始めて気づいた時は随分驚きました。こうして放送で見ることになるとは思っていなかったです。


 一方朋也・春原達は新学期早々、授業エスケープに失敗し先生にマークされていました。そこで先生はとして2人に新入生歓迎会の看板設置を命じます。そしてお目付け役として登場したのが2人のエスケープを止めた杏。これが杏と朋也・春原の初めての出会いとなります。
 でも初めて顔を合わせても朋也・春原・杏の3人の絡みは変わらず。この3人の絡みがとても懐かしく感じました…。杏は、

「納得いかないわよ!
 何で私があんた達を見張んなきゃいけないわけ!?」

 と、元気いっぱい。この頃は杏は朋也のことを「岡崎」と呼んでいたりと、まだ距離を感じます。杏に対する春原の

「目がマジです、目が…」

 
というビビりっぷりにも笑いが~。朋也は一人さっさと作業を終わらせて帰ろうとしていたりクールでした。
 でも朋也も杏にからかわれるとムキになって反論したりと、朋也も本編と変わりありませんでした。と、ここで春原が逃げようとしたことで看板の板が倒れてきて…。下敷きになりそうな杏を朋也が助けます。ここは、
 
「ちょっとくっつかないでよっ!」
「助けてやったのに、それはないだろ!」
「…て、ゆうか、僕は助かってないんですが?」

 という素晴らしいツンデレっぷりを発揮する杏にニヤニヤしてしまいました。表情が赤らめていてかわいかったです。やっぱり杏のツンデレっぷりは最高だなと思いました。あと下敷きになった春原も。春原はこうでなくっちゃと思います。やられっぷりがお見事でした。
 その後下校する3人。春原、怪我しています…。そこで杏も自己紹介。あと椋のことも話に。でも杏は、

「まぎらわしいから、私のことは杏でいいよ。じゃっ!」
「変なのと知り合いになっちゃったね」
「多分向こうも同じこと思っているぞ」

 と、自分のことは名前で呼んでもいいと言った後、去っていきます。ここの杏の言い方が何だかいいなと思ったり。その後2人は

「別にやることもないし」「そうだね」

 と、駅へぶらぶらしに行くことに。渚と出会っていない頃の朋也にはまだ何もやることもなく。こうして朋也達の2年生としての生活も始まろうとしていました。


 下校した渚。この日渚に友達はできず…。そのことを寂しそうに秋生に報告する渚。ここで渚がこれまでもクラスの子と友達になるのにすごく時間がかかったことが判明。渚の引っ込み思案なところは昔からだったようです。
 その渚の話に秋生はムキになって、積極的になるようにということ、

「きっかけだよ、きっかけ。
 周りの奴も早く友達作りてぇと
 思っているはずなんだから」

 
 と、友達を作るためにはどうしたらいいのか渚に伝授しようとします。ここで秋生独特の会話が展開。どうしたら、こういう風なことをこれだけ思いつくのか謎です…。ここも昔演劇をしていたことと関係があったりするんでしょうか。さすがにウルトラの母はどうなんでしょう。ここは秋生の演技がちょっとキモいな…と思ったりも。演技力はさすがなんですけどね…。でも渚もボケてばっかりではなく、

「それ、難易度が高いと思います」
 
 と鋭いツッコミをいれます。渚も時には鋭くなるようです。でも秋生もここで引き下がらず!ここで早苗のカニパンを取り出し、それを配れば一人ぐらいは食べてくれる奴がいるだろうとヤケになります。秋生は早苗のパンにそう文句を言うのですが、その後ろにはずーっと早苗が…。無言で立っている早苗の姿が妙に存在感がありました。
 そうしているうちに早苗は泣き出してしまい、出て行ってしまいます…。

「私のパンはかなり高いハードルだったんですね~」
「俺は!大好きだ~」

 昔から変わらない2人でした。渚はそんな2人を見てため息…。渚の悩みはまだまだ続きそうです。

 翌日学校で。入学式の段取りを話している最中渚は居眠りをしてしまいます。その時渚が見た夢は…

「ウルトラの母!質問です!!」
「古河さん、ウルトラ関係の人!?」
「カッコいい~」
「変身してみせて!」
「あ~私ったら間違えてしまいました。
 ドジな子でごめんなさい、てへっ♪」

 と、秋生が話した内容そのもの。最初の渚のセリフにもビビリましたが、皆ぶっとんでいます~。最後の渚の一言には思わず脱力してしまいました。もし本当こうなっていたら怖いですね…。
 でも実際はそう上手くはいかず…渚が目覚めた後は何事もなく、普通に時間は過ぎていきます。夢オチでした。この辺はリアルかも…。渚は頭を振ってその気持ちを割り切ろうとします。渚の悩みはまだ続きます。と、そんな渚をちょっと離れた席から見ている子が。これは渚にも友達が出来そうな気がしてきました。


 授業をサボろうと中庭で昼寝している朋也。そんな朋也を見て杏は、

「まあ、カッコいいほうよね…。こうして見ると。
 彼女とかいるのかな…?」

 と、あれ以来、朋也のことが気になっているようです。朋也を見つめる杏がまたかわいかったです。杏はそう寝ている朋也を見つめます。
 が、そこに春原が通りかかってしまい…。

「岡崎!危なーい!!」
「す、春原、何よ!?」
「そっちこそ何してんだ!
 まさか岡崎が寝ている間に息の根を止めようと…!
 それとも!男と女の関係的に襲おうとしてたのか!?」
「そんなわけないでしょう!」
「ふーん、ほんとに~?
 意外と見られる顔しているわね~、
 とか思っていたんじゃないの~?」

『くっ、バカ丸出しに見えて、案外するどい…!』

 と、春原が乱入してきます!しかも何気に確信をついていたりと鋭いです。ここの調子にのっている春原の表情も良い感じでした。それに対し杏は痛いところをつかれ動揺…。そこで力技に出ることにします!

「殴れば記憶って消えたわよね?」
「何の話ですか!?」

 ここの春原のビビりっぷりがまた面白かったです~。と、ここで朋也「うっせーな」とお目覚め。と、ここで春原がいわなければいいことを「危ないところだったんだぞ!」と朋也に言いかけてしまい…。それで杏の怒りをさらにかってしまい、春原は杏にすっとばされることに…。春原が薄っぺらく回転してしまいます!!春原が輝いてみえました…!かなり痛そうですけど。

「記憶の抹消、完了」

 春原を殴り、杏は春原の口止めをします。朋也はそれに驚き。この頃から既に春原はいじられキャラだったんですね…。まあそれは運命ってことで。でもここで杏が朋也にアタックして、3年生になる地点で恋人になっていれば、杏も朋也とずっと付き合える可能性もありそうだった気がします。杏も色々不器用だったのかなと思ったり。

 渚は木村さん達に誘われて服を見に行くことに。渚は木村さんがもう既に新しい友達を作っていることに動揺しつつ、木村さんに付き合うことにします。服の試着をしている時、

「先生が見回りに来た~」
「待ってください、困ります~」

 と、木村さん達にからかわれたりもしましたが、その時間は渚にとって楽しい時間となりました。

「先生ごめんなさい~」

 と、戸惑う渚が可愛かったです~。この頃は渚も普通の高校3年生だったんだな…と思ったり。帰りも木村さんは早くクラスでも友達ができればいいのにと渚を気にかけてくれます。まだまだ渚の悩みは続きそうです。
 
 帰宅後、今日のことも秋生に報告。秋生は今日もクラスで一人だったと聞き、渚にアドバイスをします。

「だが、動き出さなきゃ赤の他人だ」

 これが結構出来なくて辛かったり。なかなかできないですね…。そしてここからまた秋生が早苗のパンの悪口を言い始めるのですが、その背後には早苗……。ずっと後ろにいるのが怖かったです。で、その後早苗がまた泣き出して店から出てくという夫婦漫才がまた始まり、場はお開きに。パンを口につっこんだ後の秋生の顔が~。渚の表情は暗いままです。


 夜部屋では藤林姉妹の会話が。椋が占いをしています。この部屋のぬいぐるみが気になる…。杏は椋に、

「明日誰かに告白されるよ」

 と占いの結果を聞いて始めはがっかりしますが、「ん…」ともしかしたら…という可能性を持ちます。実は椋の占いはまったくといいほど当たらなく、逆の結果になるんですよね…。だからむしろ悪い結果の方が良い結果になるわけで…。これは杏が心配になってきました。

 一方春原は寮の部屋で杏への復讐をしようと作戦をたてていました。頭脳~!で、春原が考えた作戦は偽のラブレターを書いてそれを杏にあてて、ドキドキしているところを大笑いしながら観察しようというもの。悪趣味な作戦でした…。朋也も、

「こんな頭の悪そうなラブレター初めて見たんだが…」
「このショックで藤林杏は再起不能…
 僕らはむこう1年間、楽しく過ごせるってわけさ!」
「確かに恐ろしさを味わうことになりそうだな。いろんな意味で」
「でしょ~。明日が楽しみだね~」

 と、呆れ気味。再起不能って~。こうして春原の作戦が結構されようとしていました…。あとこたつの傍でねっころがっている猫の志摩君がかわいいなと思ったり。色々細かいです。

 ここから話は朋也・春原の作戦決行へ続くのですが、分量の関係でその2へ続きます。すいません。その2に送っても大丈夫ですが、TBはできればこちらにお願いします。


 その2にはこちらからどうぞ~。