今回は撫子編完結回。蛇の呪いを受けた撫子は助かるのでしょうか。OPと儀式中の撫子に以上にこだわりを感じました。でも代わりに今回黒齣・赤齣背景ばっかのような。スタッフの皆さん頑張って下さい…。
最初は忍野から撫子が受けている呪いについて説明が。撫子がかかっている呪いは蛇切縄だそうです。呪いはどうやら撫子の友達が撫子に呪いをかけたようです。撫子が振った男の子をその友達が好きだったと…。恋に関する話はいつの時代も複雑ですね。呪いはいけません…。
で、呪いを受けた撫子はそれをどうにか祓おうとするのですが手順が間違っていたようで、状況が悪化…。撫子は薄幸少女なのかもしれません…。
OPは撫子専用OP。いつもよりまったりな感じがしてよかったです。まさかのラップに驚き。なんかハルカリを思い出してしまいました。昔はよく聴いていたり。
OPは撫子が暦を思っている描写が多く、撫子は暦のことが好きなんだなぁ~ということがよく伝わってきました。原作では曖昧だった気がするのですが、アニメではそこがはっきりしているような気がしました。色合いもポップな感じでよかったです。
前回から引き続き暦の家。撫子は上着は羽織っているものの、まだブルマ…。もう着替えていいと思うのですが。暦はわざわざあの後、忍野に聞きに行っていた様子。おつかれです。で、早速暦は撫子の蛇を祓うことを決めるのですが、儀式をするには今晩の必要があるようです。こうしてみると忙しい1日のように思えます。
に、してもなんか背景の時間と止め絵が多かったような…。噂には聞いていましたが、シャフトのスケジュールはかなり切羽詰っているようですね…。なんか話を聞くと文句がいえないです…。
行く前に暦と神原は蛇に苦しむ撫子のことを心配します。どうやら撫子が取った手段は間違ってはおらず、あの神社も何もなければ普通の神社だったようで普段なら上手くいっていたようです。
でも街に吸血鬼の忍が来た影響でよくないものが集まってしまったせいで、蛇切縄が発動。撫子の御払いは更に自分で自分を苦しめることになっていました…。今まではヒロインが被害者とは限りませんでしたが、今回は完全に撫子が被害者ですね…。あまりにも不憫です…。
で、あの神社で儀式を行うのが忍野によれば最適のようで、早速3人は神社へ向かいます。途中の看板が面白かったです。さ、サザエさんの家…!今回も苦しくてもこのネタは外してきませんでした。なんかこだわりがあるのでしょうか。
神社へ向かう途中の自然背景が今回もいい感じでした。こういうざっくりした描き方で絵を描きたいものです…。
その途中、暦は男の子の告白を断った理由を撫子に聞こうとしますが、撫子は恥ずかしがって答えず…。暦ニブいですね。原作では暦視点なのもあってかあまり気にしませんでしたが、アニメでは気になってしまいます。まあ気づかないほうがお互いのためにもいいかなーという気はします。
撫子は暦に昔のことを聞きますが、暦が覚えていなくてがっかり。撫子にとっては大事なことのようです。ここの会話中で気になったのは暦のこの一言。
「ららちゃんって、月火ちゃんのこと?」
暦のちゃん付けに思わず萌え。偽物語で説明されますが、昔のクセで今でも妹達を名前で呼ぶとちゃんをつけてしまうそうです。なんか微笑ましいエピソードで和みました。偽物語もアニメ化してくれないでしょうか…。
話の終わりに撫子はなにやら暦に意味深な一言を…。
「それに撫子ひとりっこだから、
お兄ちゃんって、うらやましかった」
ここの撫子の表情がただのおとなしい子じゃないぞっていう感じがしました。蛇の子だけあるかも…。撫子の想いが暦に向いているのは確かなようです。
後半。背景の切り替えが面白いかも。撫子は何故かスク水…。神原が何故このサイズのスク水を持っていたのか謎です…。深く気にしてはいけないのでしょう。ブルマに続き、スク水が出てくるとは…恐ろしい作品です。
撫子は恥ずかしがりながらも真剣に儀式をしようとします。
「暦おにいちゃん、ちゃんと見ていてね」
そうして儀式に臨む撫子。その儀式の前、撫子は暦のことを想います…。
『私を見て、暦お兄ちゃん…』
ここで撫子の回想。それは小学校の頃の暦との会話。上級生の自分がいたら気を使うだろうと撫子を心配する暦。やっぱり昔の暦はなかなかできた子だったようです…。これは撫子も惚れてしまうわけで…。
そんな暦に、撫子は精一杯自分の気持ちを伝えようとします…。そしてお願い。
『お、おにいさんのこと、
暦おにいちゃんと呼んで…いいですか?」
撫子は一人っ子で兄の存在に憧れていたようです。淡い撫子の恋心を感じる心が温まるシーンでした…。BGMが反則。
進む儀式。その最中の暦と神原の会話。ここの暦の画がなんだか好きだったり。神原はあれですが…。やっぱりバラつきがありますね…。
神原はまた忍野に借りを作ったことを気にしていましたが、暦によれば今回忍野には借りはできないそう。それは前回2人が受けた依頼はそれだけ意味合いが深いものだったから。怪異が引き寄せられたというこの神社ですが、実は前回暦が神社にお札を貼ったことで、妖怪大戦争を止められたそうで…。化物語も裏は大変だったんですね…。普通の作品なら怪異暴走とか展開を用意すると思いますが、それをしないのもこの作品らしいなーと思います。
が、ここで急展開…。撫子が更に苦しみます…。撫子が苦しむ姿に無駄に気合を感じました。撫子を見て、暦は助けようとしますが忍野の、
「人を呪わば、穴二つ」
「阿良々木君、繰り返しになるけど、
この言葉をよく覚えて、
この言葉の意味も良く考えておいてね」
という言葉を思い出して暦は迷います。地獄少女がいい例ですね。誰かを呪えば必ず代償がついてきます。忍野はもし自分がこの街から去った後、怪異に出くわしたらどうするのかと暦にたずねてきます。確かに忍野がいなくなったら、解決法も分からず、事態が収集つかなくなりそうな気が…。暦は怪異を祓う側には戻れないと言いますが、忍野がいなくなると暦はこれまで通り怪異に関わることができなくなりそうです。忍野はある日突然姿を消したりしないと話しますが、忍野のことなので分からないですね。
とりあえず今回は考えておくようにということで話は終わりますが、暦にも決断する時が迫っているのかもしれません…。忍を見捨てれば元に戻れるという忍野の言葉も重かったです。今回の2人の会話も興味深いものでした。
苦しむ撫子。撫子だけはどんな状況でも今回のヒロインだからか画が崩れませんね…。サービスしすぎです。
しかも蛇切縄が2匹いたことで、更に予想外の事態に…。1匹は祓ったものの、2匹目の対策は考えていませんでした。どうやら友達だけではなく、男の子も撫子を恨んでいたようで…。世の中不条理です…。
暦は撫子を助けるために、
「見えなくても、 触れるはずなんだ!」
と、暦は撫子から蛇を引き離そうとします。暦も苦しみながら懸命にそれに対抗、蛇を祓おうとするのですが、なかなか思い通りにいかず、血を流すばかり…。
この辺は黒齣・赤齣背景ばっかのような…。少しならありだと思いますが、今までと比べて多すぎで途中見ているときはうんざりしました…。BD版では直して欲しいです。今回に関しては、
「諸事情ニヨリ削除」
というテキストがすべてを物語っているようでした…。きっと制作が限界なのでしょう…。ここまでくると何も言えなくなってきます…。
怪我しつつも頑張る暦ですが、そんな中動いたのが神原!
「阿良々木先輩、許せ!」
神原は興奮すれば毒が回ると言いつつ、暦を押さえつけ、身動きできないようにします。このままでは気弱な蛇は逃げてしまうことになりますが、それは暦達の目的のすべてではありませんでした。あくまで暦達の目的は「撫子を助けること」。このことをすでに自覚していた神原は、おとなしくしていればどこかに行くだろうと、蛇を逃がします――。
それでもお人よしな暦は撫子を振った相手のことを気にしますが、そんな暦に神原は辛そうにこう言います…。
「阿良々木先輩、
頼むから助けるべき相手を間違えないでくれ…」
とにかく助けるべき相手は撫子…。化物語はこういうところがシビアですね…。神原はもうわりきって考えていました。ここで今回神原が出ていた理由が分かった気がしました。
結局、暦は蛇を追うことを諦めます…。神原に謝る暦。撫子を救ったものの、蛇は元の主のところに戻って不幸な目にあってしまう…暦の心は複雑でした。呪った相手まで助けようとした暦の行動には色々問題はあったかもしれませんが、暦にはいつまでもそういう心を持ち続けて欲しいです。
今回最後は助けた撫子を見て、暦が罪悪感を感じるところで終わり…。今回は欝なところで終わってしまいました…。これもそこまで作る時間がないほど制作がヤバいからなのでしょうか。原作にはこれまでのエピソード通り妹達(特に月火)とのやりとりもあったんですけどね…。最初から鬱な結末を暗示していましたが、これじゃあ色々中途半端な気が…。
とにかくBD版の修正・追加に期待します。つばさキャットの13話以降は毎週じゃなくていいので、ゆっくり制作してほしいなと感じました。
次回は「つばさキャット 其ノ壹」いよいよ化物語ラストエピソードに突入。5話使うということで期待。なにかありげな羽川にスポットが当たるかと思いきゃ…ひたぎとのデート話もあったりと、色々なキャラが出てくる今までの集大成的なエピソードです。ひたぎとのデート話は原作でも好きな話なので楽しみです。父さんの声が誰になるのか気になります…。
エンドカードはあきまんさん。なんだかセクシーでカレーライスな女なひたぎ。公式ブログには切れてしまった部分も載っているので必見です。色々きわどくて驚きました。
ではまた次回に!
こんばんは、ソウキさん。
それにしても、キャラクターが皆個性的で凄く可愛いですねb
まあ、実際いたら困る娘ばかりなんですが(笑
特に神原・・・、自分の名前を「駿河問い」で説明するなんて、どこまで変態なんでしょうか(汗
> 蛇切縄だそうです。
蛇切縄ですか・・・陰陽道に通じていて最もポピュラーな最も悪意のある呪殺法ですね。確か、正確には呪殺対象者は首吊り自殺をしてしまう呪いだったと思います。道具一式は、人型と蛇の屍骸、それに呪殺対象者の髪の毛と生贄の血だけで良いので誰にでも行える儀式だったと思います。ただ、呪いとは元々腕力も権力も無い何の力も持たない非力な者が最後に拠り所とする気休め程度の儀式である為、呪殺を行ったとしても何も起きないのが暗黙の了解とされていて、儀式を行っても自己満足で終わってしまうんですよね・・・。でもまあ、それでも行ってしまうのが人の業というか性なんでしょうかね・・・。まあ、そうは言っても私にだって7つの大罪は常に持ち合わせているので、いつ何時誰かを呪いたいと思う事が無いとも限りませんし、強くは否定出来ないのですが(笑
> 誰かを呪えば必ず代償がついてきます。
ええ、そうですね。「人を呪わば穴二つ」この諺は、元々は陰陽師が呪殺法を行う時に呪い返しをされる事を想定して自身の墓穴を用意したという慣わしがあった事で出来た諺なんですで「誰かを呪うという事は自身も苦しめる事で安易に人を呪ってはいけませんよ」という戒訓でした。ですが、「人を呪わば穴二つ」といういかにも曰く有り気な隠語を含んでいる言葉である為に様々な小説や漫画に使用されてますよね。とはいえ、あながち間違いではなく、仏教における般若経典には「呪」と「穴」を対とする言霊には力が宿り、それだけで何かを動かす事が出来るとも記されているんです・・・全く言霊とは厄介な代物で、ルーンに始まり文字自体に力が宿り、無意識に人心を惑わす・・・実に困ったモノです。そういえば、遥か昔のメソポタミヤ地方のバビロンでは言葉とは意思の疎通の事を指し、無機物から有機物に至るまで全て同じ言葉を用いていたという話を聞いた事があります。そして、地上で暮らす全てのモノが「神と気軽に会談を行えるように」という目的から皆で力を合わせて建造したのがバベルの塔だと言われています。しかし、そのような行いは神を意のままにしようとする冒涜行為とされ、二度と地上でこのような行為をしないように神は地上で暮らす全てのモノの言葉を乱したと言われています。この事で地上では混乱(ヘブライ語では「混沌」を「バラル」と言い、これを基にバベルという言葉が派生したと言われています)が起こり、それから数世紀は我々人類も言葉というものを持たなかったそうです・・・。まあ、実際はそれぞれに新たな言語を創り出した事で種族毎に分散されたとは言え、結局は再び意思の疎通を行う事が出来ましたし、今では種族言語の壁自体が取り除かれようとしているのが現状で、神が行った事は余り意味を成さなかったのですが(笑
> ヒロインが被害者とは限りませんでしたが
ん~・・・どうなんでしょうね。私的意見としては、我々が暮らす日常とは常に怪異と隣り合わせの生活だと思っているのです。ですから、願う願わないに限らず、ふとした事で何かに巻き込まれていて、それがほんのささいな行為だとしても、それ自体が被害者にも加害者にも成り得るのでは無いかな・・・と思ったりもしているのです。まあ言うなれば「シュレーディンガーの猫」に通じるところがあって、常にどちらの可能性も有り得る「1:1の関係」が成り立ってしまい、結局は答えの出ない曖昧なモノなのかもしれません(笑
> 暦の心は複雑でした。
難しいですよね・・・。大人な意見を用いれば、神原の行為が正しくて「目的の為には何かを切り捨てる」事は間違ってはいないし、それは凄く正しい行為になると思います。でも、私もそうなんですが、「何かを得る為に何かを切り捨てる」というのは、結局、自身も常に加害者の立場にいる事になって、何が正しくて何が間違っているかが判らなくなってしまうのだと思うのです。だったら、知ってしまったら放っておけないし、関わってしまったら何とかしてやりたくなるのが子供の意見というもので、自分が正しいと思ったら例え間違っていたとしても全てを救いたいと思うバカが少しはいても良いんじゃないかな・・・と思ったりもするんです。私ですか?私はいつでも迷い猫ですので、気づいたら大人の意見になっている気がします(汗
> 忍野はもし自分がこの街から去った後
忍野が街に残る理由はありゃりゃぎさんの事があるからなんでしょうか?それとも、街自体に何か吹き溜まりみたいなモノがあって、それを浄化する為にいたりするんですかね?・・・にしても、忍野とは一体何者なんでしょう?ヴァンパイアの対処法とかは通常、ヴァンパイアハンターにしか伝承されない為、例え陰陽師でも知らないハズなんです。対して、悪魔祓いなんかは司祭クラスで無いと逆に悪魔の力を増長させてしまう為、やってはいけない戒律があったハズなんです。謎です・・・。
> 暦は怪異を祓う側には戻れない
私としては、少し厳しい意見を言いますと、それは逃げなんじゃないかな?と思うのです。怪異だから祓う事は出来ない、でも怪異を見過ごせないし、忍ちゃんも見捨てられない。だったら、せっかく忍ちゃんから預かった不死身に近い能力を使って出来る事を身に付ければ良いと思うのです。不死身に近い身体ならば、普通では出来ない方法で有り得ない力を身に付ける事だって出来るハズなんです。忍野が何の苦もなく今の力を身に付けたとでも思っているのでしょうか?思って無いのなら気付くと思うのですが・・・それとも気付かないフリでもしているのでしょうか?私に言わせれば、結局「人が良い」だけでは何も成さないのです。「人が良い」に加えて何かを成せる力を持ち合わせないと、結局は自身も、そして他人も巻き込み全てを不幸にするだけなんだと思うのです。それに気付かない内はバカにもなれない只の愚か者なのだと思うのですよ。
化物語、凄く面白いです。それに、不器用だけど必死な戦場ヶ原さんとか凄く可愛いのですよ。「見せたいでは無くて、見て欲しいの」とか言われた日には私なんかは間違いなく蕩れ死にすると思うのですよv
あれから化物語見てくださったんですね…。ちょっと気になっていましたが、気に入っていただけたようで嬉しいです~。化物語はホント曲者なキャラぞろいですよね。
蛇切縄に関してはもう少し説明したかったのですが、ゆうさんが詳しく説明してくださったようでいいかなーという気がしてきました。詳しい説明ありがとうございます。とにかく他人を呪おうとしてはいけませんね…。確かに私達の生活は怪異と常に隣り合わせなのかもしれませんね。誰にでもありえることのように感じます。
この回で暦はまた怪異に関わった人を助けられなかったことで迷っていたようですが、暦はそのままでいてほしいなーとやっぱり感じます。皆が大人の考えだったらそれはそれで世の中回らないと思いますし。まあ私はまだ考えは子供ですけど…。
忍野に関しては実はそれでほぼ当たりだったりします。まあ職業については原作を読んでも曖昧なところがあったりしますが…。つばさキャットではちょっと驚く展開が待っていると思うのでお楽しみに~。
暦が怪異を祓う側には戻れない~というのは春休みの出来事が深く関わっているようです。まあ色々あったようなのでご容赦を。原作の偽物語を読むとなんともいえない気持ちになります…。暦と忍の関係については色々複雑みたいです。でもそれとは別に暦がこの先それをどう割り切っていくかも大切なポイントになるのかもしれませんね…。
本当ひたぎはいいツンデレですよね。初めて1話を見た瞬間、私もそんなひたぎにつられて感想を書き始めました。これからの暦とのやり取りも楽しみです~。
ではでは。
> 気に入っていただけたようで嬉しいです~。
ええ、とても面白くて紹介して頂けた事、大変感謝しておりますよvv
> 詳しい説明ありがとうございます。
あはは・・・何しろ、唯一の趣味が本を読み漁る事なので雑学には異常に詳しかったりするのですよ(笑
でもまあ、時としてやり過ぎる場合があって、私の雑学演説に「このマスターベーション男め」と嘲笑される事もあってリアルでは最近は控えていたりするのですが・・・(汗
> まあ私はまだ考えは子供ですけど…。
ほぅ・・・ならば、その時は私が抑止力となって大人になってさしあげますよb
> ちょっと驚く展開
何だろう?押野に死亡フラグとか重傷フラグでしょうか・・・?(汗
それで、らららぎさんが覚醒したりして(笑
> 本当ひたぎはいいツンデレですよね。
そうですね(笑
女の子はあのくらい天邪鬼の方が逆に愛を感じられて良いのかもしれませんねb
だから、見せたかったじゃなくt(略