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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

機動戦士ガンダム00(セカンドシーズン) 第23話「命の華」 感想

2009-03-15 22:17:48 | 機動戦士ガンダム00 1&2期(2008-2009)

 今回は戦闘メイン回であり、リボンズ優勢な鬱回。話はいよいよ最終決戦へ向かい動いていきます。ソレスタルビーイングは果たしてヴェーダを奪還することができるのでしょうか。今回は最後の沙慈の一言が熱かったです!
 あとあのブリング・デヴァインのあの大群が押し寄せてくるシーンが強烈でした。夢に出てきそうで怖いです…。


 始めは前回リジェネがリボンズを射殺したシーンからの続き。リボンズの死体を見てリジェネは高らかに笑い、

「これでイオリア計画のすべてが僕のものに!」

 と、これでイオリア計画が全て自分のものになると喜びます。リジェネはやっぱりこうしてみると精神は子供ですね…。
 でもこれでもちろんリボンズが死ぬわけはなく…

「それは傲慢だよ」

 と、その直後にリボンズが別の場所から現れます。リボンズ復活です。でもリジェネが射殺した死体はそのまま。どうやら体の予備はまだあり、そして意識がヴェーダと繋がっており、

「肉体はただの器にしかすぎない」

 
とのこと。ヴェーダと繋がっている限りリボンズは無敵です。これじゃあもうソレスタルビーイングはヴェーダを破壊するしかないのでは…。
 それに激しく動揺するリジェネ。そんなリジェネにリボンズはおしおきだと言わんばかりにこう言います。

「君に出来ないことが僕には出来る。
 言ったはずだよ。僕は君達の上位種だと」

 やっぱりリジェネはリボンズに敵わず…。そしてリジェネは下で控えていた久しぶりな出番となったサーシェスに射殺され死んでしまいます…。リジェネのあっけない死でした。でも本当にここで終わりなんでしょうか。ろくにティエリアと絡んでもいないのに。だとしたらあんまりなのでフォローがほしいところです。最近の00は脇役の扱いがいい加減でどうかと思います。
 その後サーシェスはアロウズがやばそうだと言い、戦いに出るか聞きます。で、それにリボンズも同意。またまたサーシェスが何かやらかしそうな予感がしてきました…。


 前半は前回に引き続きアロウズとの戦いに。そのまま続いていたのか…と思ったり。その後マネキン・コーラの部隊は引き続きソレスタルビーイングを援護。頼もしい援軍が増えました。やっぱりこの2人が味方になってよかったです。でも本当の味方になったわけではなく、スメラギと通信時にマネキンはこう言います。

「勘違いしてもらっては困る。
 我々はアロウズを断罪するため、
 お前たちを利用したまでのこと。

 この戦いを終えたのち、
 改めてお前たちの罪を問わせてもらう」

 生真面目なマネキンらしいセリフでした。とりあえず今は一時休戦という形のようです。やっぱりそう簡単にはいきませんね…。この戦いでソレスタルビーイングの見方が変わればと思います。

 で、その勢いでアロウズに攻め入ろうとする面々ですが、そこで刹那は敵の攻撃を察知。急いで味方に回避するように通信を送ります!

「全部隊に告ぐ!今すぐ回避行動をとれ。
 来るぞ!攻撃が来る!禍々しい光が!!」

 刹那のその緊迫した様子が何だか嫌な予感を感じさせます…。で、その次の瞬間、リボンズは攻撃を発射――赤い禍々しい光線でした。プトレマイオス2、マネキン・カタロンの艦隊とその光線の攻撃をもろに受け、被害を受けてしまいます。あまりに恐ろしい攻撃でした…。
 この攻撃を仕組んだのはリボンズと、

「第2射・掃射準備開始」 
「了解。GNドライヴ互換作業開始」
「光学迷彩、解除」

 と、ビリーでした。最初見た時点ではビリーなのかわかりませんでしたが、この後に出番があったということはビリーだったのではないかと思います。しかもこの攻撃、兵器を見ると残りの弾も随分あるようで…リボンズも意地悪です。
 それに伴い、ここでリボンズのいた基地も姿を現すことに――。そこに出てきたのは…

「コロニー型外宇宙航行母艦・ソレスタルビーイング――
 イオリアは2世紀以上も前に予見していた。
 未知なる種との遭遇を。
 来るべき対話を。

 GNドライヴ・ヴェーダ・イノベイター、
 そして…この船こそ人類の希望。
 人類を滅亡から救う…まさに箱舟だよ」

 と、コロニー型外宇宙航行母艦――ソレスタルビーイングそのものでした。遂にリボンズの本拠地が姿を現しました。まさしく最終決戦という感じが。個人的なイメージは横になったクラゲです。デザインはきっとこだわったんでしょうけど、何だか微妙な気が…。計画が順調だったらソレスタルビーイングのメンバーも乗る予定だったと思うと複雑です。
 スメラギもその基地を見て、戦うことを決意。各艦にヴェーダの奪還作戦を開始すると呼びかけます。そしてその言葉の中には、これまでの犠牲者に哀悼の意をしめす言葉も。

「ここに、これまで協力して頂いた多くの方々への感謝と、
 戦死された方々に、哀悼の意を表します」
「リーサ…」

 そのスメラギの言葉にマネキンも何か思うところがある様子。今回はスメラギのセリフが何だかよかったです。
 スメラギはヴェーダを破壊してでも敵艦の動きを止めると決意します。そして始まる最終決戦。皆の心を一つにリボンズへ戦いを挑みます――。

「みんな、行きましょう。
 私達が世界を変えたことへの償いを、
 そのけじめをつけましょう。

 イノベイターの支配から世界を解放し、
 再び世界を変えましょう。
 未来のために!」

「ラスト・ミッション、スタート!」

 ここは皆の心がひとつにまとまってきた感じがして熱くなりました。スメラギもこれが最後の戦いになると感じていたようです。
 そうして遂に最終決戦が始まろうとしていていました――。果たしてソレスタルビーイングはリボンズの企みを止めることができるのでしょうか。


 スメラギの言葉で心をひとつにしたソレスタルビーイング・カタロン・マネキン達。マイスター達もトランザムを発動させ、敵艦へと攻め入っていきます。でもリボンズはここでも対抗策を考えており…ここで出てきたのはなんと大量のMS!しかも操縦しているのは前回たーくさん出てきたブリング・デヴァイン達のクローン・イノベイト!!極めつけがこのかけ声!

「トランザム!」(デヴァイン)
「トランザム!」「トランザム!」(一同)

 ここは笑い死にそうでした~。まるでギャグのよう…。置鮎さんはこの回収録どうしたんでしょう…。しかも皆命なんて気にしないで次々とミサイルのごとく特攻していくのがまた悲しいところ…。何かすごくポニョの大群に見えました…。何か本当トランザムのバーゲンセールって感じに見えました。ガンダムは終盤になるともう戦力のインフレがおかしくなりますね…。残念な点のひとつです。
 で、これを仕組んだのももちろんリボンズとビリー。

「自らの技術で滅びるがいい。ソレスタルビーイング!」

 小物っぽい笑いを浮かべるなど、すっかりビリーが子悪党に…。ちょっとどうかと思いました。グラハムと一緒にいるときは普通なんですけどね…。そんなガガの群れに皆苦戦を強いられていきます。

 その大量のMSの特攻にバリアも破られ艦はピンチに…。皆その現実に嘆き苦しみます…。こんなのにやられるとしたら、更に悔しさも倍増しそうです…。
 その最中、マネキンの艦も攻められる間近。それでもマネキンはスメラギに早く攻めるように言いますが、マネキンの艦もいつ落とされるか分からない状態に…。危機が迫ります――。
 でもここで活躍しるのがコーラ!コーラはマネキンのために体を張って、その特攻ミサイルの進行を食い止めようとします!

「俺の大佐に!手を出すな――!!」
「パトリック!」

 ここはコーラとてもカッコよかったです~。コーラは愛する人がいると頑張れるのかも。これにはマネキンも驚き、コーラの名前を呼びます。でもコーラの機体の胸元部分にミサイルの攻撃が…。不穏な予感です。そしてそれを決定づけたのが、

「大好きです。カティ…」

 と、マネキンの名を呼び告白したこと…。最後の最後でコーラはようやくマネキンに告白をしました。ここは切ない気持ちに…。そしてその後マネキンを庇い、機体は散ってしまいます――。なんともあっけないコーラの最後…。ここはしばらく呆然でした…。マネキンもコーラが散ったのを見て、その名を叫びます――。

「パトリック!!」

 こうしてまず一人、戦いの犠牲に…。マネキンの叫びが悲しく思えました。でもここまで「不死身のコーワサワー」で引っ張ってきましたし、ここで死ぬとも思えない部分もあるわけで…。脱出したっぽい?描写もあるような気が。もしかすると最終回まで分からないかもしれません。最終回ひょっこり出てきてもおかしくないかも…。コーラには是非生き延びて欲しいです!

 その後ソレスタルビーイングはその勢いで内部へ侵入。ラッセもオーガンダムに乗り、MSで内部に攻め入ろうとします。でもリボンズも何も考えていないわけではなく、色々嫌~なしかけを用意していました。大量のオートーマトン・サーシェス・ルイス。最終決戦らしい敵ですね。オートマトンはスメラギ達、サーシェスはライル、ルイスは刹那・沙慈とそれぞれの相手との戦いになります。
 サーシェスとライルの戦いはやっぱり1期のロックオンの戦いを思い出しました。ライルは果たしてライルの仇をとることができるのでしょうか。
 スメラギはブリッジを出て、

「守ってみせる。今度こそ…」

 と、皆を守るためにオートーマトンを撃とうとします。が、出た先にいたのは…

「ビリー!」
「クジョウ…」

 ビリーでした。スメラギにも過去との戦いが待っているようです。ビリーはスメラギに銃を向けるのですが、果たしてどうなるんでしょうか。
 一方アレルヤとソーマにもピンチが迫っているようで…。アンドレイとの戦いの行方も気になります。でも今回は2人の共闘が見れてよかったです~。
 そして刹那・沙慈サイド。こちらもルイスとの対面と見逃せない展開になってきました。ルイスはソレスタルビーイングに向かいこう憎しみをぶつけようとしていました。

「お前たちは、世界を乱す悪だ!
 お前たちさえいなくなれば!!」

 ネーナを撃ち、両親の仇をとったルイスですが、それでも憎しみは消えないまま…。結局復讐は何も今を変えませんでした。そんな今のルイスを見た沙慈はルイスへこう必死に叫びます!!

「幸せになれるの!?」

「沙慈!?」

「戦いで勝ち取る未来なんて、本当の未来じゃないよ!
 僕たちは分かり合うことで、未来を築くんだ!」

 ここの沙慈の言葉にはとてもグッときました…!画もよく、今回はこのシーンが見れただけで満足でした。沙慈も色々な経験を得て、遂にここまで成長しました。今回の主人公は間違いなく沙慈だなと感じました。ここを見ている時はとにかく、沙慈カッコいいよ!と興奮していたりしました…。この続きが早く見たいです~。沙慈とルイスの決着もいよいよ迫ってきたようです。

 Cパートはティエリアメイン。リヴァイブ・ヒリングの特攻ミサイルに追い詰められたティエリアでしたが、なんと2人の隙をつき、ヴェーダの内部に侵入していました!さすがティエリアです。ティエリアは機体から出てヴェーダの中へ侵入していきます。
 が、そこに待ち受けていたのはリボンズ…。どこまでもリボンズは邪魔をする気のようです。余裕そうにティエリアを待ち受けるリボンズでしたが、ティエリアも決して怯みはしません!

「人類は試されている。
 滅びか、それとも再生か…」 

「だがそれを決めるのは、君じゃない――」

「ティエリア・アーデ!」

 そうリボンズを挑発し、ティエリアは銃をリボンズに向けます――。そんなシーンの中、話は次回へ続きます。ここはティエリアに何とかしてほしいですが、リボンズにはめられそうな気がして怖いです…。
 あとまた銃EDか…と思ったのは私だけでしょうか。確かに死ぬか死なないかハラハラさせるという手段では効果的ですが、さすがにそろそろ慣れてきました。しかもこれでキャラが死ぬこともないですし…。他に締め方がないのか疑問に思いました。前半はそんなこと思わなかったんですけどね…。


 次回は「BEYOND」進む最終決戦ですが、その中で皆散っていくようで。何か絶望的な空気が漂っています。まるで1期のソレスタルビーイングのようです…。刹那達は果たしてリボンズを倒すことができるのでしょうか。リボンズにどうかこれまでの裁きが下るといいのですが…。この分で行くとリボンズを倒すにはヴェーダを破壊するしかなさそうで、そこもどうするのか気になります。何だかティエリアまで操られそうで怖いです~。
 あとは沙慈・ルイスがまた心を通わせることができるように祈るばかりです。この2人にはどうにか幸せになってほしいです。どうなるんでしょうか。とりあえず次回辺りはあと2話ということで色々覚悟して見る必要があるかもしれません。死ぬにしても、意味ある死でありますように…。

 ではまた次回に!



2 コメント

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あと2話!! (ごろー)
2009-03-18 21:07:13
こんばんは~^^
いつも「感想」お疲れ様です。
あと2話!頑張ってください^^楽しみにしています!

☆気になった点
▼リジェネ…
かなり意味深に出てきて、リボンズに付き従いつつもどこか謎めいていた彼……でしたが、あっさりとリボンズ(&サーシェス)に射殺されてしまいました^^;
いったいリジェネは何を目指していたのでしょうか?!このままではただの「小物」です!扱いがぞんざいですよね~
▼コーラサワー
カティを守って戦死?!
彼にしてはあまりにあっけない気がしますが…
▼クローンイノベイターズ
正直怖かったです…
ただ、特攻だけのためにトランザム&イノベイター増産はやりすぎな気がします…^^;
▼ライルVSサーシェス
ついにこの瞬間が訪れました!ぜひともライルにはニールの仇を打ってほしい!!

あと残すところ2話となりました!
ガンダム作品には、「最終回のひとつ前の回は名作になる!」という伝統(?)があるので、次回が楽しみです!!(もちろん最終回も!)
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コメントありがとうございます! (ソウキ)
2009-03-22 10:51:34
 ごろーさんコメントありがとうございます~。残りも頑張ります!

 リジェネ…リボンズ以上に何かしてくれるのではないかと思っていたのですが、あっさりやられてしまいましたね…。しかも自分が世界を変えるとか、まるで誰かさんみたいな考え…。リジェネは結局リボンズに自分を見て欲しかったように感じます。その辺リジェネも賢さを持っていても普通の人間と変わらないのかなと思いました。
 このままでは出てきた意味もない小物で終わってしまうので、何らかのフォローがほしいですね。あまりに不憫です…。

 コーラサワーはマネキンを守って死んだように見えましたが、1期でも死んだように見せかけて最終回の最後の方でちょろっと出てきたので、まだ分からないんじゃないかと思います。なんせ不死身ですし!あと脱出した?と見られるシーンもあったらしいので、とりあえず最終回まで結果をまとうと思います。

 クローンイノベイターズ…気味が悪くて怖かったですね。あの中にクローンだとはいえ、人が入っていると思うと…。確かに特攻させるためにあそこまでやらせるのはやりすぎな気がしましたね。色々理由はありそうですが、普通に自動操縦させるとかではダメだったのかと思いました。

 ライル対サーシェス来ましたね~。まさかこの2人の対決が実現すると思っていなかったので驚きでした。今度こそロックオンに勝ってほしいなと思います!ライルも生き残ってくれるといいんですが…。

 と、残り話数も少なくなってきましたね…。どんな結末が待っているのかとても気になっています。確かにガンダムの最終回前は色々なことに決着がつき始めたりと面白い回が多いですよね~。展開が盛り上がっていきそうで楽しみです!最終回も面白くなることを祈ります。

 ではでは~。
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