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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

GIANT KILLING(アニメ)#03 感想

2010-04-19 01:01:49 | ジャイアントキリング(アニメ感想&画像)

 ジャイアント・キリング3話。いよいよシーズン前の合宿に入りましたが、ベテラン組と若手組の関係がギクシャクしたままで、しかも言い渡されたメニューが自習…。そして今回人気キャラのジーノも登場。またまた波乱の予感です。


 最初はジーノが空港からETUのキャンプ地に向かうところから…。ナルシストっぽいジーノらしい優雅な登場の仕方でした。これで一応メインキャラが出揃うことになります。
 一方、部屋に戻った達海は中華まんを食べながら何か考えている様子…。

「楽も続けば怠惰になる」

 どうやら自習にすることで、選手の自主性を引き出そうとしているようですが…。原作ではこの辺、プリンまんだと言って茶化すシーンがあったりとコミカルっぽい流れでしたが、アニメではなんか真面目な感じがしました。合宿は無事終わるのでしょうか。

 達海がいなくなった後、ETUの面々には気まずい空気が流れていました…。皆紅白戦の影響でギクシャクしていました。
 そんな中、仕切り…というかでしゃばってきたのが黒田。アニメでも黒田は相変わらずですねー。GKの緑川の出番も。最年長の選手ということで貫禄があります。GKの緑川の声も知らない人でしたが、結構ハマっていたように思えました。あの余裕がある感じがイメージにぴったりです。
 そんな練習風景を達海・松原達も観察していました。どうやら村越抜きでどこまでできるか見定めようとしているようです。ETUの面々はその期待に応えられるのでしょうか。

 その後若手は若手で上手くやっていたものの、黒田が気に食わずいちゃもんをつけてきます。杉江のツッコミも良い感じでした。しかも赤崎も赤崎で黒田に歯向かってきて…。また険悪な空気が漂ってきます。に、しても赤崎の画がちょっとあれかも…。
 黒田は村越のチームワーク重視でという考えを押し出してきますが、赤崎はその考えに反発してきます。

「勝てるんスか、それで」

 どうやら赤崎は紅白戦で勝利したことで自信を持ったようです。赤崎は若手代表なのかも。赤崎の言うことにキレる黒田ですが、結局村越に止められます。また黒田にビビらされる椿…。どうやら普段はあまり気の強い方ではないようです。

 そんな仲間割れするETUを見て、何故か達海は嬉しそう。そしてまた何かを企んでいる様子…。ここで不穏な音楽が流れてきます…。

「いや、もっと面白くしようと思って」

 そして達海はボールを奪いにかかります――。この辺も原作同様、達海の描き方がコミカルで良い感じでしたが、シリアスっぽい音楽が入ってきたことで読んでいた時とはまた違う印象を受けました。音楽で印象、結構変わるんですね。
 ボールを取られていくことに戸惑う選手達…。ここでも黒田が反発してきますが、達海はいつもの調子でまた何かを仕掛けてきます。


「じゃあ、1個だけやるよ」


 そうして選手達に渡されたのが1個のボール…。達海は皆で仲良くボールを使うようにと促してきます。これによってまた赤崎・黒田の二人のいがみ合いが始まってしまいます…。
 ですがこのことで他の若手とベテランの間でもこれからどういうメニューをするべきかで意見のぶつかり合いが。でも選手達の意見はどれもこれから勝つために考えられているもので感心しました。それに達海も満足げ。どうやら達海の狙いは仲間同士で意見を出し合うように仕向けたかったようです。色々トラブルは起きたものの、達海の狙い通りに進みます。

 ここで達海は納得して話を進めようとするのですが、


「うん、お前らの意見は分かった」


 どうやら止めるのが遅くなり、乱闘が起きてしまいます…。これにはコーチ陣も大慌て。急いで止めに入ります。やっぱり波乱ずくしのキャンプでした。
 ですがここでジーノが練習場にマイペースに到着。


「あっれー随分賑やかじゃない?
 今年のキャンプは」


 島にバカンスに行っていたということで合流が遅れてしまったようですが、ここでジーノ登場!小野さんの声がジーノに本当よくハマっていますねー。あの雰囲気がいかにもジーノという感じでした。
 で、波乱続きなETUのキャンプ初日でしたが、ジーノが登場したことで乱闘も収まります。そして早速新しく監督に就任した達海に自己紹介。

「ルイジ吉田、愛称はジーノ。
 でも皆 僕を王子と呼ぶよ」
「達海猛。愛称はタッツミー」

 張り合ってしまう達海が面白かったです~。ジーノは自分から王子と言っているのもあって、かなりナルシストなキャラです。ETUにしては珍しいタイプのキャラかも。   こうしてETUに合流したジーノですが、ジーノは上手く言ってその日の練習をサボってしまいます…。でもジーノの番号は10番。クラブのエースであるのは確かなようですが…。その実力が気になります。
 また達海はジーノが来た事で、場の空気が収まったことが気になっていました。どうやら何か変な力があるようですが…。


 後半。ホテルの一室で話し合う達海達。トラブル続きの現状に後藤も焦ります。ですが達海は家はじっくり建てないと飛ばされてしまうと、焦りは禁物だと語ります。しかも東京V戦のスタメンも決まりつつあるようで…。

「それにスタメンも固まってきたよ」

 達海にとっては良い感じに進んでいるようですが…。

 翌日の練習では相変わらず空気が険悪なまま…。赤崎と黒田も仲悪いです。
 そんな中、出てきたのが椿。紅白戦では活躍していた椿ですが、今日はずっと不調…。何か原因があったりするんでしょうか。
 次に達海が目をつけたのはジーノ。これまでずっと自己中心的に行動していたジーノですが、達海にいいところをみせろと言われたことで、実力を見せるためゲームに参加することにします。どうやらジーノは本名で呼ばれるのを嫌っているようですね…。上手くジーノをのせる辺りさすがは達海です。

 そうして3対3のミニゲームが始まります。ジーノはメンバーに赤崎と椿を選びます。どうやら走れる選手を選んだようです。でもジーノはサッカーでもジーノ。自分は動かず、椿と赤崎に動く事を任せます。黒田の挑発が~。それで上手くいくのですからすごいですね…。村越達も本気になっていましたが、また翻弄されるばかり…。この辺の画は原作の構図に近くて良い感じでした。
 どうやらジーノは二人を走りまわせることで、相手を翻弄しようと作戦を組んだようですが、狙いはそれだけではなく。さり気なく達海に、自分の視野が広いことをアピールしてきます。その狙いに気付いた達海も複雑な様子。

「あのイタリア野郎、
 とことん自分をアピールしてやがる」

 ですが試合はあまりにジーノ側にとって上手くいきすぎていて…。ジーノもそれを分かっているのか、村越を挑発してきます。ですが今の村越には余裕がなく、思いつめたまま…。


「それだけでサッカーできんなら
 誰だって苦労はしねえよ」

「今の君には……
 まるでいつもの鋭さがない…」


 ジーノもそんな村越に何か思うところありそうです。ジーノもジーノでこれまで村越のことを認めていたようですが、今の村越は…。原作ではこれまでのジーノとは違った表情が見れてヒヤっとしましたが、アニメではなんか普通に流れちゃった気がしました。ここはもう少しこだわって欲しかったです…。
 そしてこの後ジーノはそれを振り切るかのように、自らシュートを放ち、得点を決めます…。今回も村越は打ちのめされてしまいました…。なんか村越視点で話を見ていると切ないものが…。村越は東京V戦で達海に何か示すことはできるんでしょうか。

 一方東京Vも東京Vでプレシーズンマッチの試合にやる気のようですが…。なんだかんだでいよいよ試合が始まります――。


 そうして試合当日。サポーターの歓声にはこだわっているということで、サポーターの歓声はリアルっぽいですね~。思ったよりスタジアムの描写も良い感じでした。原作では作品の個性が感じられる描写で最初読んだ時…というか今も驚かされます。
 元サポーターのゴロー達や、スクール生のコータ達もETUの応援しにきました。コータは東京Vが強豪なのを知っているため、今日は来ない方がよかったのではないかとゴローに言いますが、ゴローは更にやる気を出します!それは…


「わかってねえなコータ
 だからこそはしゃぎがいがあるんじゃねーか
 お前があったその新監督の男はな……

 相手が大物の時こそ
 大暴れしてきたんだよ!」


 達海が現役の選手だった時も、相手は強い時に実力を発揮してきたから!今回の試合はまさにそういった状況ですが、達海はまた奇跡を起こすことはできるんでしょうか。初試合ということでワクワクです。
 一方ロッカールームでは作戦会議中。その作戦に皆も戸惑っている様子…。バラバラなETUの面々に呆れる達海でしたが、ここでも黒田がまた反発してきます。黒田、ある意味で活躍しているのかも…。ですが達海の思っていることはちょっと違っていました。

「何でも自分の思い通りにいくと思うな!
 ふざけんじゃねえぞ!!」

「思ってねーよ
 なんでも自分の思いどおりにいって
 何が楽しいよ

 俺が楽しいのは、
 俺の頭ん中よりスゲーことが
 起こった時だよ」

 

 原作でも初めて読んだ時、はっとしたシーンでした。最初は黒田が言うような感じかと思っていましたが、達海は自分の予想上のことが起こることを期待していたんですね。ワクワクしてきました。
 そして紅白戦のことを振り返り、今のETUにも上に行く可能性があると語る達海。どうやら選手のやる気次第では、引き分けにはできるかもしれない…とよんでいるようです。そして達海は選手達に選択を迫ってきます――。


「さあどうするよ、
 腹くくるなら 今のうちだぜ」


 そうして達海の話を聞き、入場する選手ですが、今回ETUのキャプテンマークをつけるのは村越ではなく、何故かやる気のないジーノ…。達海は最初から何か仕掛けてきました。試合は始まる前から始まっているのかもしれません。
 試合前の達海と東京Vの監督・平泉とのやり取り。平泉監督は余裕。それをひっくり返すことができるんでしょうか。
 そして東京Vの持田も登場!原作同様、底知れぬ恐怖とオーラを感じます…。声が神奈さんということで、色々期待できそうです。椿との競り合い、今から楽しみですー。試合が始まりそうなところで次回へ続きます。
 
 今回もジーノの影っぽい部分(名前呼び、村越との会話)の描写が微妙だったこと以外はあまり気になりませんでした。あそこは原作で驚かれたシーンだったのでちょっと残念だったり。
 サッカーシーンはもう少し足元の描写を描いてくれればいいなと思いつつ。はしょられたセリフも多少ありましたが、まあそれは仕方ないですね…。今回も8~12話消化で、2巻の半分消化です。今回も早いペースでの消化でした。


 次回からはいよいよ試合開始!ジャイキリならではの試合描写に注目していきたいと思います。多分これまでのサッカーアニメとは違った何かが見れると思います。原作ではモブや構図が独特、そして動きのスピード感もあり、引き込まれました。選手では、まず椿に注目です――。
 あとはやっぱり達海の監督としての采配。選手視点だけでなく、監督視点で試合を見ることでまた試合の違った側面やサッカーの楽しさを知ることができて、更にサッカーを面白く見れるじゃないかと思います。

 そして個人的に待ち望んでいた達海と椿の夜会話のシーンもあるようでとても楽しみです!ジャイキリの名場面の一つで、このシーンでジャイキリの虜になりました。連載が続いている今でも一番好きなシーンです。なので次回、感想が暴走したらすいません…。アニメではどうあのシーンを表現するのか今から待ち遠しいです~。次回は必見です。

 ではまた次回に!!


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