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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

GIANT KILLING(ジャイアントキリング)#306 モーニング46号 感想

2013-10-20 22:57:48 | GIANT KILLING (原作感想)
GIANT KILLING(29) (モーニングKC)
 


 今回は名古屋の選手・川瀬メインの話。椿を執拗にマークする川瀬。思ったより泣かせる話でブワッときました。こういう話を読んだら、本当どっちを応援したらいいか分からなくなります…!あとナンバー読んだのでその感想も少し。


 はじめは前回の続きで川瀬の回想。自分がキャンプ合宿から外されると知ったある日、チャンスが欲しいと不破に直談判。ですが不破の返事はやはりノー。


「俺が不破監督の今季のチーム構想に
 入っていないということですか?」
「そう捉えてもらって構わない」

「華々しい経歴も…
 新監督の私の前では
 全くの無意味ということだ」

 

 今までも何回か触れられている通り、不破はブラジルトリオを中心に戦術を組み立てていました。そして攻撃型選手も足りていて、川瀬の出る幕はなく。たとえ川瀬がキャンプで良い動きをしても、その時は若手を使うと、はっきり戦力外通告。名古屋一筋で10年以上、しかも10番でプレーしてきた川瀬。ここにきて大きな壁にぶつかってしまいます…。
 



 その晩、家族(妻・小学生の娘)にそのことを話す川瀬。奥さんと娘がいるというのが泣けてきます…。前に夏木の家庭も出てきましたが、印象がなんだか違います。


 もうレンタル移籍(単身赴任)を考えるしかないと、
 今の状況を受け入れようとする川瀬。

 でもその翌日川瀬は足を負傷してしまい、
 レンタル移籍も絶望的な状況に…!


 現役続行も困難な状況になってきて、更に川瀬は追い込まれてしまいます――。
 



 そんなある日、今の川瀬の状況に納得いかない娘は、川瀬にある質問をします。


「お父さんって
 チームで一番サッカー上手いの?」


 娘もまた、気持ちを整理しようと一生懸命でした。その話を聞いて苦い気持ちになる川瀬。川瀬は娘・美香に生でカッコいいところを見せられていないと悩みます。ですが川瀬自身にもどうにもできず…。川瀬の父親の哀愁を感じる、スポーツ選手の家族ならではの切ないワンシーンでした。特に最後にいい所見せたいけど~のセリフの切なくて本当に泣けてきます…。というかセリフ打ってて本当に涙が…。


『今の名古屋のあの面子の中じゃ
 アタッカーとして試合に出るのは
 もう不可能だ…』

『最後にいい所見せたいけど…
 お父さんに今のクラブで出来ることは
 もう残されてないんだ…』


 ここで名古屋のアタッカー達を思い浮かべる川瀬。板垣がいて安心しました~。板垣本当この試合、どこにいるんでしょうか…?
 



 そんな川瀬の転機となったのは、
 椿の出場していた日本代表戦!!


 そこでガンガン活躍している椿を観て、昔の川瀬の姿と重ねる川瀬妻。娘に昔はお父さんはガンガンプレーしていたんだよと、嬉しそうに話していました~。
 最初は椿と自分は似ていないと言う川瀬でしたが、妻の話を聞いて若い時、プレーしていた気持ちを思い出します――


「でもなんか似てるよ」

「見てたら懐かしくなってきちゃったもの
 こういうガムシャラだけど
 ワクワクさせてくれるプレー

 名古屋の10番の
 十八番(オハコ)だったでしょ」

『椿か…確かにな
 ETU……
 ウチとの再戦もうすぐだったな…』


 それから川瀬はどこかで若い頃の自分と椿を重ね、椿の存在を意識するようになります。まさかここで椿の日本代表話と繋がるとは…。日本代表の舞台で活躍するってやっぱり凄いことなんですね。
 



 
 それからある日、川瀬はチームの紅白戦で控え組のボランチとして出場することに。その時コーチはボランチでいいところを見せたら出場チャンスがあるかもしれないと、川瀬を煽ってきます!どうやらこの頃中盤に怪我人が出てボランチの選手が不足してしまったようです。(戦力補強はブラジルトリオで金を使ってしまったためできない)


 そして川瀬を後押ししたのは
 次節の相手がETUだということ!

 しかもトップ下の選手は椿。
 川瀬もやる気満々に――
 

 そして攻撃型選手からボランチへ転向した川瀬。結果を出して見事名古屋戦のスタメンに選ばれます――
 



 で、現在。椿をとことんマークする川瀬。川瀬の執拗なマークに椿は良い動きを見せることができず、焦り始めていました…。椿の存在でどん底から立ち上がったと思ったら、なんという展開…。なんか皮肉ですが、それが勝負の世界なのかも。


『この起用…ハマった…!!』

「ちっ」

『川瀬が……ペペが……
 試合の流れを名古屋へと…
 引き寄せ始めている……!?』

 
 このことに気づき、焦る達海、藤澤さん…。このまま椿は川瀬に抑えこまれてしまうんでしょうか、それとも…?旧エース対新エースの戦いと、名古屋戦の見どころがひとつ増えた1話でしたー。にしてもここまで川瀬について書かれたらなんかどっちを応援していいか本当分かんなくなります。スポーツ選手の家族話に弱い自分…。
 



 あと今発売されているナンバーのツジトモさんのコラム読みました!(あの夜、僕たちが目撃したドーハというコーナー)ドーハの悲劇について書かれていて、ツジトモさんが10代の頃、どういう感じでサッカーを観ていたのか分かる面白いコラムでした~。コミカルに書かれていて以前のインタビューなどとは違った面白さがありました。以前のインタビューにもあったように本当にその時は将来サッカー漫画を描くとは思っていなかったようで。

 モーニング・単行本などでジャイキリを読んでいるだけでは分からない、ツジトモさんの人柄が見えてくるコラムだったので、ジャイキリ好きな方は是非チェックしてみて下さいー。ジャイキリをどんな感じで毎週送り出しているのかも書かれていてニヤリ。もしこの記事を読んでいる頃にそのナンバーが発売されていなくても、図書館などに行けばバックナンバーがあるはずなので探してみましょう!

 ではまた次回に!


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2 コメント

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Unknown (えだまめ)
2013-10-20 17:10:08
いつも楽しく読ませてもらってます!
ソウキ様が本当にジャイキリすきなんだなぁって感じる文章でとても読みやすく面白いです
これからも応援しています!
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コメントありがとうございます! (ソウキ)
2013-11-16 02:53:24
 えだまめさんコメントありがとうございます~。
 コメ返し遅れすいませんでした…。

 ジャイキリ感想読んでいただきありがとうございます!とても励みになります!!最近は本当になんか一人でテニスの壁打ち練習しているような感じで書いていたので、読んでくれる方が…!と嬉しくなりました~。

 これからもジャイキリ感想よろしくお願いします!
 ではでは~。
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