今回はまた渚と朋也が演劇部再建のために頑張ります。朋也、渚に厳しすぎ。まだまだ新キャラも登場します。そしてやっと伊吹先生・芳野登場!!これで今回は本当に満足でした!!
OPの前にはまた幻想世界での語り・風景が出てきます。相変わらず動きが恐ろしく滑らかで驚きです!今回は少女がガラクタで少年のカラダを作ります。外見はオンボロロボットですが…。そしてそこに少年の魂が宿ります。しかしその体で歩くのはまだ難しい様子。
「僕は彼女を求めて、この世界に生まれた。
新しい世界での暮らしや得られるはずだった、あらゆるものを犠牲にして。
少女はどこからか集めてきたガラクタで、僕の身体を作ってくれた。
記憶は澱んでいた。
努力しなければ思い出せない。これまでどこにいたのか、
どこへ行こうとしていたのか。
少女と話すことはできなかった。
でも、それは僕の求めていた、この世界でたった一つの温もりだ。
ガラクタの身体だから、温かさは感じられないけれど…」
ですが少女のところまで歩いてきた少年に少女は「よく出来たね」と微笑みかけます。少女が遂にしゃべった!声が川上さんでこだわりを感じます。
前回の雨の中での朋也の過去の告白から(多分)翌日。朋也は渚の家であるパン屋に出向きます。そこでまずあったのは渚の父親の秋生。相変わらず朋也にはぶっきらぼうな態度をとります。四つんばいは無理…。秋生は「折角来てもらって悪いが眠ってる。そっとしといてやってくれ」と言います。その後の秋生の渚のマネ?はキモかったです…。流石の秋生もこれにはサムさを感じたのか朋也に当たります。
「サムいことやらせんなー!!」
「勝手にやったんだろ!!」
この2人のやり取りは結構面白いかも。そんな中早苗も朋也の前に。早苗は渚はほんの微熱を出しただけというものの、渚の体調が昔から弱いことから今日は念のために休ませていると朋也に言います。それに秋生は朋也に、
「何にせよ、お前が運んでくれたお陰で大事にならずに済んだ。ありがとうよ」
と朋也に礼を言います。秋生も言う時はちゃんと言うんですね。でもこの原因を作った朋也は罪悪感を感じているようで、やはり「いや、悪いの俺だから…」と沈みがちです。それから秋生は朋也に早苗の作ったパンを朋也に「感謝の印」と言い渡します。これは善意なのか…。パンを受け取ることを躊躇っている朋也。そんな朋也に秋生はつい本音を言ってしまうことに…。
「遠慮するな、どうせ今日も売れ残るに決まってるんだし」
と、早苗の前で言ってはいけないことを自ら言ってしまいます…。これに早苗は
「私のパンは…私のパンは…古河パンのお荷物だったんですね~!!」
と、またショックのあまり店を飛び出していってしまいます。これに秋生はマズいと思ったのか、「俺は大好きだ――!!」と早苗のパン2つを加え早苗を折って店から出て行ってしまいます。この2人の追いかけっこはすごい絵そうですね…。
そうして店に取り残された朋也。ですがそんな中店にお客さんが入ってきます。でも店員がいなくて困った様子。朋也はそんなお客さんに自分がもらったパンをあげます。早苗のパンをあげてもよかったものなのか謎。朋也のパンをお客さんは喜んでもらうことに。このお客さんは伊吹公子というある人物の姉であり、OPでも後姿が出ていたキャラです。伊吹先生が出たということはもしかしてこの後と思っていましたが―。
その後朋也はパン屋から出て、先日の渚とのバスケの件を思い出しながら道を歩いていました。と、そんな時メガネをした某作品のトンボっぽい男の人に「君、そこの君!」と声をかけられ、連れて行かれます。そして連れて行かれたのはめがねの男の人の、へこみがある車の前。どうやらメガネの男の人はそのへこみが「工事の道具が落ちてきてこうなったんだ」と言い、「その証人になってくれないか」と朋也に頼みます。と、そこに
「無関心な人を巻き込むのは関心しないな。
何度も言うが、俺は工具など落としていない。
たとえ落としたとしても誤魔化したりはしない」
と、電気工の人が現れます。芳野キタ~!!待っていました!!思ったより意外に早い登場になりましたね。作業服が似合っています。いや、今回はこの場面があっただけで満足です…。
で、そこに現れた電気工の人=芳野は自分は工具を落としていないと否定しますが、メガネは真っ向から否定。芳野はというと、
「修理代を払えというなら払ってもいい」
と言いつつも、
「いや、いつか振り返って考えて欲しい。
あの時の電気工の言葉が偽りだったのかどうかを。
あなたの心安らげる場所、そう、あなたの愛する人の傍で!!」
といきなりクサいことを言い出しました!あなたとか人になかなか言えないかと思われ…。緑川さんの演技が熱いです。そして声がバッチリあっています。その言葉にメガネの男の人・朋也は「この人、何言っているんだ?」「いや、俺に聞かれても…」とちんぷんかんぷんな様子。まあ無理もないですね…。ですが芳野の言葉は止まりません。
「人の日常とは傷つけ合いだ。他人を疑うのも無理はない。
けど、何もかも信じられなくなったら、
それは他人の愛を感じられなくなったのと同じだ!
あんたは一人きりで辛い思いをしていないか!!
卑屈に生きていないか!!
素直に笑えてるか!!」
最後が特に強烈でした…。そんな芳野の言葉にメガネの人はとりあえず「多分」と戸惑いつつも答えます。この言葉に芳野は納得して、
「そうか、ならあんたは多分愛されてるな。
その愛が消えてしまわないように強く生き続けてくれ」
とやはりいちいちクサいことを自信満々で言い放ちます。なんというかセリフはカッコ良いんですけど、こうたくさん言われると何だかギャグっぽくなってしまいますね…。でも帽子の持ち方は何だか良い感じでした~。恥ずかしがらずクサいセリフを言う芳野を前にして朋也は、
『なんて、クサいセリフを堂々と言ってのける人なんだ』
と、すっかりあきれ気味。その後朋也は、車のへこみの原因が太った猫が飛び降りてきたせいだと推理し、その場を収めます。しかし猫が飛び降りたぐらいで車がへこむのかは謎。
芳野との別れ際、芳野は朋也に礼を言って、自分の名刺を渡します。
「ありがとう、おかげで助かった」
「いや、気づいたことを言っただけだから…」
「そのうち、ちゃんと礼をしたい。暇な時にでも連絡してくれ」
これは…次なるフラグの予感!!その後春原の部屋にて朋也は、芳野が昔プロのミュージシャンだったと教えられます。そしてCD等をかなり売り上げていたカリスマ的存在だったと言います。それから春原は妹が作ったというベスト盤を朋也に聞かせます。カセットテープがやはり時代を感じさせますね。朋也は春原に妹がいると知って驚き。猫の反応がさり気に面白い~。ですが曲が始まると朋也はその曲に耳を傾けます。曲がやっぱり声がないのが残念。朋也は曲を聴きながら、
「芳野祐介か…」
と何か考え気味に。ここで何故プロのミュージシャンであった芳野が、今ここで電気工をしているのかという謎が出てきますが、そこに至るまでの経緯はちゃんとあり、結構深いもので色々考えさせられました。芳野の過去は語られるとしたら結構後半になると思いますが、そこをアニメでもやってくれることを祈ります。
考え気味な朋也に、春原はまた智代にリベンジしようとしていることを朋也に打ちあけます。智代の強さに「あいつ男なんじゃない?」とまたまたアホらしいことを言い出す春原に、朋也はやっぱり「本気で言っているのか!?」
「このとき春原はまだ気づいていなかった。
自分が変態への道に進みだしていることに…!」
と猫にそう言い、相変わらず冷ややかに突っ込みをいれます。そして翌日智代のところに。キャラが違う春原にキモさが~。でもやっぱり春原のリベンジは失敗に終わり、
「女性にそんなことを言うのは失礼だろう!!」
と、743Hitsをうけ、またまた春原撃沈。ヒット数はどこまで増えるのでしょうか…。
それから朋也は中庭でひとりあんぱんを食べている渚の元へ。渚は朋也に手を振っていました。とりあえず体調は良くなった様子。渚はバスケの件で朋也に辛い思いをさせたことを悔やんでいましたが、朋也の一言で安心します。
「許してもらえないかと思っていました。
私、岡崎さん傷つけてしまいましたから…」
「こっちこそ、悪かったな、ホント…」
割とあっさり仲直りになりました。朋也の過去話はとりあえず置いておく感じ?この後涙を流す渚のあんぱんを、朋也が食べるシーンが良かったです~。その後朋也は、
「お前、バカかもしれないけどさ、それでいいと思う。
俺もそうだからな。同じ場所にいる。
世渡りが上手かったり、巧妙に駆け引きする奴らから遠い場所だ。
しんどいこともあるだろうけど、一人で泣いてくらいだったら、俺を呼べよ」
「え?」
「あ、いや、どうせ暇だからな。
お前と関わってると退屈しないで済みそうだし」
と渚を励まします。ここの朋也のツンデレっぷりが良い感じ。渚もこの言葉に
「分かりました、泣きそうになったら呼びます」
と、笑顔で答えます。この笑顔が~。そんな感動的な言葉の後、前回朋也に彫刻刀を奪われた風子登場。彫刻刀を取り戻そうと頑張る風子でしたが、やはり「握手」「ハイタッチ」の前に風子朋也に負け、結局彫刻刀を取り戻すことはできませんでした。この合間の渚の「痛そうです」というツッコミも良い感じ。
ですが去り際風子は朋也にあの星のような木彫りを渡し去っていきます。この星にどういう意味があるのか、気になります…。
そして放課後。朋也は寝ている春原を起こそうとします。「授業終わったのか?」と聞く春原に「ああ、百年前にな」と言いそこから壮大な嘘でからかいます。どう考えても冗談なことを本気にする春原が面白いです。
ふと窓の外を見る朋也。すると茂みの中に猪の子供のようなものが!すかさず朋也はその猪の元へ。その猪を目の前にして朋也・春原は「かわいすぎる!」「ああ!犬や猫にはない魅力があるな!」とその可愛さを前にして呆然。確かに可愛すぎます!春原はその猪に触ろうとしますが、やはり嫌われます…。と、その時「こら――!!」と言う声と共に本が飛んできます!!その本がもろに頭に直撃+杏のケリを受け春原は吹っ飛ばされます。この時の智代と杏どちらのケリの方が効いた?という朋也のツッコミもまたさえています。その後「薄い水色の―」という言葉で春原は今度こそKO。またもや強い女に春原は打ちのめされてしまいました…。
ケリの後杏の胸元に猪が飛び込んできます。杏の説明によると、この猪はウリボウとも呼ばれる猪の子供で、杏のペットだったとのこと。ここで朋也の言うことがさり気に恐ろしげ。
「名前はぼたん。めっちゃプリティでしょ~」
「ん、めっちゃうまそうな名前だ~」
「ん、なんて?」「なんでもないです…」
「ほら、ぼたんあいさつしなさい。これからもよろしくって!」「ぷいぷい」
その後朋也・渚はこの後に控える演劇部の説明会のスピーチに向けて、何かためになる本はないかと資料室で本を探します。と、そんな中
「今日はどうかされましたか?それとも何かお出ししましょうか?」
と宮沢有紀寧が現れ、2人の助けに入ります。コーヒーを出してくれるのに何かすごさを感じました。そのおかげでスピーチの本も見つかり、そこでゆっくりします。有紀寧は穏やかでかわいいですね~。
。ここを管理していて、そしてこの場所を第二の図書室だと言う有紀寧に対し、朋也は、
「この学校ユニークな奴、多かったんだなって思って。
いや、この街がかな?」
と感想をもらします。確かにこの街、ユニークなキャラばかりですね。
この後、渚は朋也の指導の元、練習をすることに。でも渚は上手く質問に答えることができず、朋也にダメだしされるばかり。ここではあと渚が演劇をやったことがないという事実も明らかに。そしてだんご大家族のことだけは生き生きと話す渚を見て、朋也は飽きれ気味になっていきます。
そこで朋也は何故今まで演劇をしたことがないのに、演劇をやろうとしているのかと渚に問います。それに渚は、小さい頃学芸会などに病気で参加できず、みんなで演劇をやることに憧れを感じていたらしいです。そして高校に入学したら演劇をやろうと決めていたと語り、
「私、何にも知らないし、つたなかったり、
下手だったりするかもしれませんけど、
それでも、できるところまでやってみたい。
力を会わせてみんなで、ひとつのこと頑張る。
それは素晴らしいことだと思うんです。
私、そういうのが…ただ好きなんです」
「それでいいんじゃないか?
今の説明会でも話せばいいと思う。
なんていうか、お前の言いたいことがちゃんと言えてた気がする」
「本当ですか?」
「俺は思ったことはズバリ言う方だ」
「ですよね、たまにグサリときます…」
「だから信じろ、自分の言葉を。
頑張れ、古河渚」
渚の気持ちを聞いた朋也はそう渚を朋也なりに励まします。このシーンは音楽も良くてよかったです。渚の朋也に対するグサリ発言は、やっぱり気になっていたんだなと思いました。バカとかは確かにいいすぎている感が。
その後練習を切り上げ朋也、渚は下校しようとします。と、ふと朋也が掲示板を見てみますが、前に張った張り紙がありませんでした。どうしたことかと思っていると、そこに通りかかった有紀寧が、生徒会のハンコがないから剥がされたんじゃないかと朋也、渚に教えます。そんな中、渚を生徒会まで来るようにとアナウンスがかかります――。
来週は「仲間をさがそう」次回予告が春原特集で笑。とりあえずタイトルを見る限り、演劇部の仲間を集めようとする話みたいですね。次回は面白くなる予感。そして来週放送前にはやっとBS-iでクラナドの放送が始まりますね!どんなにまちわびたことか…。きれいな画像で見てるということで、こちらもチェックしようと思っています。