気が付けば9月も半ば。朝晩は涼しいを通り越して寒いくらいで、日に日に秋が深まっていることを実感する今日この頃ですね。来週はお彼岸ですが、『暑さ寒さも彼岸まで』ということで、お彼岸が過ぎれば急速に寒くなるのでしょうね。とは言え、来月の体育の日頃まではポカポカ陽気の日も結構あるでしょうから、そんな日は外でいろいろなことを楽しみましょう!
さて、本日の話題は吉里吉里ランチの人気メニューのひとつであるラーメンからです。
寒くなってくると温かいものを食べたくなりますが、温かい食べ物の代表格といえば“ラーメン”ですよね!
夏場の暑い時期は“熱い”ラーメンを食べることを避けていた筆者ですが、久しぶり吉里吉里のラーメンを食べてみました。
食べたのは、当店の麺ランチの中でも一番人気の魚屋さんの塩ラーメンです。
この塩ラーメンは、当ブログで過去に紹介したことがありますが、スープは鯛のアラなどの魚介をベースにしているため、あっさりとした中にも独特のコクがあります。
やはり魚介で作ったスープは塩ダレとの相性が抜群で、塩の旨味を最大限に引き出してくれています。
また、麺の上には、帆立・えび・いか・あさり・しじみといった魚介と野菜がたっぷりと乗っていますが、やはり魚介は塩スープとよく合いますね!
そして、忘れてはいけないのが麺です。
実は吉里吉里のラーメンは麺にも“こだわり”があるんです!!
吉里吉里のラーメンの麺は食べていただけるとわかると思うのですが、麺にはもっちリとしてコシがあり、のど越しがとても良いのですよ。さらに噛んでみるとほんのりとした甘みも感じます。下の写真でもわかるとおり、茹でるとツヤも出ています。
この麺をスープに絡めていただくと、まさに“旨っ!”です。
吉里吉里ラーメンの麺が美味しい理由は、十分な熟成時間を設けているからなのです。
ラーメンの麺は製造後熟成時間を設けることによって、コシが強くなり、麺に透明感が出て、茹でた時に芯まで熱を通しても硬質の食感が保たれるなどの特徴がみられます。なぜこうなるかと言うと、小麦粉に含まれている酵素が水分と適度な温度で活発に動き出すため、グルテンの組織構造を均質化してコシが出るとともに、甘味や旨味をつ生み出すためといわれています。
ただし、熟成時間は温度や湿度であったり保管場所であったり保管環境によって違ってきますし、また麺の太さや加水率(麺に含まれる水分比率)によっても違ってきますので一概には言えませんが、3~5日程度が目安になるように思われます。
吉里吉里の場合は、料理長が日々熟成状態を確認しながら5日前後熟成時間を設けているようです。
『たかがラーメン、されどラーメン』じゃないのですが、美味しいラーメンを作るには麺とスープの両方にこだわりを持たなければならないということですね。
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