今週前半はまあまあ暖かかったのですが、また今日から少し寒い日が続くようですね。寒い日が続くというようも、冬に向かって着実に寒くなるという方が正しい表現かもしれませんね。まあ、本格的な降雪はまだ1ヶ月は先でしょうが、11月なので雪はいつ降ってもおかしくないわけで、タイヤ交換や家周りの冬支度などは早めに行った方がよいと思います。筆者はタイヤ交換を済ませましたので、いつ雪が降ってもOKなので~す(^^)
さて、昨日、筆者は昼食に、吉里吉里の日替わりランチでおろしポン酢トンカツ定食なるものをいただきました。
トンカツの上に大根おろしを乗せてポン酢を掛けていただくのですが、これがさっぱりしていて実に美味しいです!(^^) もっとも吉里吉里のトンカツはカラッと揚がっているので、一般的なソースでいただいても美味しいのですが、おろしポン酢はまた違った美味しさが楽しめますね!!
↓ビフォー
↓アフター
トンカツに限らず、フライやハンバーグなど油で焼いたり揚げたりした料理におろしポン酢は最高の組み合わせだと思います。あと、秋刀魚など脂のよく乗った魚を食べる時にもおろしポン酢でいただくとこれまた“美味しい~っ!”となりますよね。
食べ物の美味しさを引き出してくれるおろしポン酢って凄いなあと改めて思ったのですが、これって“大根おろし”と“ポン酢”が組み合わさることで相乗効果が発揮されているためのようです。
まずは大根おろしについて、ちょっと能書きを!
日本の料理では大根おろしがポピュラーに使われていますが、大根おろしって地味ですが、料理にとっては凄い名脇役なんですよ! 昔から「大根おろしに医者いらず」との格言があるようで、大根はそのままで食べるよりも大根おろしにした方が断然身体には良いようです。大根おろしには消化を助ける作用があったり(※1)、殺菌作用があったり(※2)、またビタミンCをはじめとする栄養素が豊富に含まれているからです。
※1.大根には消化酵素が豊富に含まれていますが、これら酵素は熱に弱いため、加熱を伴う調理では有効に利用できません。大根おろしとであれば生のまますりおろられるので、酵素は生かされ消化を助ける作用が効果的に発揮されます。天ぷらなどの油物料理や肉料理等、一般的に胃に負担のかかるとされる料理の脇役に添えられるのはこのためです。
※2.大根にはイソチオシアネートという成分があり、これが優れた殺菌作用を持っているようです。お刺身のつまに大根が使われていることは理にかなっているんですね。肉や魚料理に大根おろしを添える習慣があるのは、殺菌効果を使った食あたり予防のためなのですね!
次にポン酢についてと大根おろしとの相性について少々能書きを(笑)
ポン酢とは、ゆず・すだち・かぼすなど柑橘類の果汁に酢酸を加えて味を調整し保存性を高めた食品なのですが、ポン酢に醤油を混ぜたポン酢醤油を一般的に私たちが「ポン酢」と呼んでいると思います。なので、本日のブログに書かれているポン酢も正確にはポン酢醤油なのですね。
ポン酢には、柑橘類や酢が入っていますが、柑橘類にも酢にもクエン酸が含まれています。クエン酸には疲労回復作用や脂肪燃焼作用などがあります。
それで、大根おろしにポン酢を掛けるとどうなるかと言いますと、ポン酢に踏まれるクエン酸が大根の辛味や青みを中和して大根おろしをよりマイルドな食べ物へと変身させてくれるのです。大根おろしに普通の醤油でも構わないのですが、普通の醤油だと大根おろしは大根おろしのままですね(笑)
大根おろしにポン酢or醤油で食べ比べをしていただければよく分かると思いますので、一度お試しあれ!
本日のまとめとしては、普段何気に食べている食べ物の組み合わせについて、それなりに意味があるのだなあということでした。
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