小松水産オフィシャルブログ 「うまいっしょ! 来て見て食べて」

札幌市で魚屋・居酒屋・宅配&持帰り寿司店等を経営する小松水産のオフィシャルブログです。

エビフライって日本生まれの料理だということを知っていますか!?

2017-10-19 11:18:02 | 日記

寒い日が続きますねえ~彡( ̄_ ̄;)彡 朝晩はめっきり冷え込むようになったので、ストーブを使い始めている家が多いと思いますが、ストーブの温もりは不思議なもので何とも言えない心地よさがありますよね。寒い外から戻ってストーブの前でくつろいでいると気持ち良くウトウトしてしまいますよね( ̄。 ̄) ちなみに筆者家ではストーブ前の一等地はワンコ(ミニチュアダックスです)に占領されていることが多いのですが、邪魔しないようにその横でストーブにあたる筆者なのであります(笑)


さて、本日はエビフライについて書いてみようと思います。

下の写真は昨日筆者が昼食にいただいた吉里吉里日替わりランチのエビフライと豚バラみそ漬焼き定食です。


揚げたてのエビフライが3本鎮座しております。エビフライはエビのプリプリ感と衣のサクサク感とのハーモニーが楽しめる料理だと思いますので、やっぱり揚げたてが最高ですねえ~!

エビフライの横に乗っているのが、豚バラみそ漬焼きです。少し生姜を利かせた特製味噌ダレに豚バラ肉を漬けてありますので生姜焼き風でもありますが、タレと肉のバランスがとても良くて美味しいです~!(^^) 昔読んだ斎藤一人さん(斎藤一人さんは日本一の高額納税者と言われる方です)の著書に書いてありましたが、豚肉はバラ肉が一番美味いとか。それが納得できるような豚バラみそ漬焼きでしたよ!


前置きが長くなりましたが、ここからが本日の主題部分です。

フライの中でも人気のあるフライと言えばエビフライですよね。特にお子さんには絶大な人気があるのではないでしょうか。

洋食の代表的な料理と思われがちなこのエビフライ、実は日本生まれの料理だということをご存知でしょうか。


エビフライに限らず、魚介や野菜などの食材に卵白やパン粉を付けて多量の食用油で揚げるフライは、実は日本で独自に発展した西洋風料理なのです(ちなみに肉を使う場合はフライではなくカツと呼ぶのが一般ですよね)。


欧米でも食材にパン粉をつけて多めの油を入れたフライパンで火を通すとフライ料理があるようですが、揚げるというよりも焼くという感じのようです。この料理方法では油っぽくてくどくなるので、小麦粉を卵や牛乳で溶いた衣をつけて揚げるフリッターが一般的のようです。

↓フィッシュ&チップの魚はフリッターですね


日本で独自の「多量の食用油で揚げる」フライ料理が生まれた背景には、天ぷらという日本料理の影響があったようです。西洋料理いわゆる洋食を一般庶民が食べ始めたのは明治時代になってからですが、天ぷらはそれ以前の江戸時代から江戸料理として食べられていました。

明治になっていろいろな洋食が入ってきて、その一つにフライもあったのでしょうが、その料理が日本人の口に合わなかったのではないかと想像します。そこで、改良が得意な日本は天ぷらの作り方を応用してたっぷりの油で揚げる方法を作り出したのではないかと思われます。

最初の頃は、魚のフライだけのようだったようですが、てんぷらにヒントを得たエビフライが誕生。その後、洋食屋の隆盛とともにエビフライはフライの王道メニューとなっていったようです。

 

 

現在でも海外から入ってくる料理を日本人の嗜好に合わせて改良してしまうことが得意な日本人ですが、さらに凄いと思うのは改良した料理に付加価値を加えた料理を作ってしまうことですよね。
カツ料理を含めたフライ料理は、玉ねぎ等の野菜と一緒に割り下等の醤油タレで煮込み卵でとじれば〇〇丼となりますよね。
これは洋食ではなくて、立派な和食!特に豚のかつ丼と並んで、エビフライ丼は皆さんが大好きな丼物だと思います。


最後に本日のまとめですが、エビフライからも見られるように日本人の食に対する探究心って凄いなあとあらためて思った筆者なのでありました!


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