小松水産オフィシャルブログ 「うまいっしょ! 来て見て食べて」

札幌市で魚屋・居酒屋・宅配&持帰り寿司店等を経営する小松水産のオフィシャルブログです。

見た目と裏腹に冬が旬のとっても旨いやつと言えば・・・、“アンコウ”でしょっ!

2017-12-08 13:36:18 | 料理紹介

師走12月に入って早1週間が過ぎましたが、『何故?何故??』と思うほど寒い日が続いていますね(T▽T;)  この時期に数日間も真冬日が続くのは記憶になく、いったいどうしてしまったのとぼやいてしまいますよね(涙) 寒さが苦手な筆者としては、毎年この時期になると「沖縄あたりに移住してぇー!」と真剣に考えてしまうのですが、夏が最高の北海道を思うと移住に踏み切れないのであります(笑) とりあえず今年の冬も気合で乗り切りたいと思っている筆者であります(爆)


さて、本日の話題はしばらくご無沙汰しているお魚シリーズぽい話となりますが、アンコウについて書きたいと思います。

まずは本日筆者が昼食いただいたのが、これです↓↓↓


アンコウの唐揚げおろしポン酢定食です。あんこうの最もポミュラーな食べ方と言えばかもしれませんが、唐揚げもまたあんこうを美味しくいただける料理だと思います。

 

アンコウは、見た目とは裏腹に上品な味わいの白身魚ですが、身は淡水分が多いために焼き魚に向きません。なので、唐揚げにすることによって旨みを閉じ込め美味しくいただくことができます。またアンコウの身は淡泊なので、唐揚げでいただく際は、本日のようにおろしポン酢でいただくと旨味を引き立ててくれると思います。

 

前述しましたが、アンコウの最もポピュラーな食べた方と言えば、やっぱりでしょうね!

鍋の季節と言えば冬なのですが、アンコウの旬も冬場で12月~2月頃が一番美味しいと言われています。冬場は水温が低くなることで身が締まり、味がよくなる時期なのですね。また、酒の肴として珍重されるあん肝(あんこうの肝臓)も春先の産卵に向けて肥大化する時期でもあるわけです。あん肝だけを頂く場合はもみじおろしポン酢あえがポピュラーかと思いますが、鍋に入れると出汁にコクが出て最高に美味しいに鍋になります!

あん肝ポン酢↓

 

ここからは、お魚シリーズぽい話となります。

まず、皆さんは1尾姿のあんこうをご覧になったことがありますか?

下の写真がアンコウなのですが、良く言えば愛嬌のある、悪く言えばグロテスクな風貌の魚なのです。

 

 

アンコウは、その風貌からも分かるとおり、50~500m程度の水深に生息する深海魚です。アンコウは世界中にたくさんの種類がいますが、日本で食用として漁獲されるアンコウは主にキアンコウ(ホンアンコウ)アンコウ(クツアンコウ)の2種類です。和名でアンコウは、クツンコウのことを言うのですが、キアンコウの方が漁獲量が圧倒的に多いため、一般的にはキアンコウをアンコウと呼んでいます。なお、この2種は別の属に分類されていますが、外見が良く似ているため、一般に市場では区別されていません。

アンコウは、北海道〜九州南岸の日本海、北海道〜九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海、有明海と広域にわたって生息しているのですが、主な産地は、福島県いわき産・茨城県大洗産・千葉県銚子産・山口県下関産・熊本県天草産・新潟県糸魚川産・島根県浜田産などです。

産地を見て北海道が無いよねと思った方もいらっしゃると思いますけど、ご安心ください、北海道でもアンコウは獲れますよ!留萌沖、石狩湾、江差沖など日本海側が主な漁獲地域ですが、余市産などが有名のようです。そこそこの漁獲量はあるようですが、全国的に有名な産地とならないのは北海道の食文化との関連があるのではないでしょうか。

鮭やホッケと言った北海道の馴染の魚に比べると一般家庭で食べることが少ないと思われますし、そもそも馴染が少ないのかもしれません。全国的に産地と言われている所は普段の食生活に密着していると思われますので、北海道で急速にアンコウの消費量が増えるとは思われませんが、最近はスーパーでパック詰めになったアンコウが販売されていますので、お手軽に食べることは可能なわけです。冬になると色々な鍋をして楽しまれると思いますが、今年の冬はアンコウ鍋もバリエーションの1つに加えてみてはいかがでしょうかね!


「12月の魚=ブリ」の美味しい季節がやってきましたね!(^^)

2017-11-29 15:55:55 | 料理紹介

11月も明日で終わり、明後日からは12月ですね。12月は旧暦では師走と呼ばれていました。その語源は諸説ありますが、年末は「師」が忙しくて走り回るから「師走」という説が有力のようです。ここで言う「師」とは僧侶(お坊さん)のことなのですが、年末になるとお坊さんに家に来てお経をあげてもらうという風習が昔から日本にはあります。この風習が最近で見かけなくなっているようですが、地方によっては根強く残っているところもあるようです。なので、12月になるとお坊さんがお経をあげるために走らなければならないほどとても忙しくなることから来ているのではないかという説なのです。

 

実は魚にも「師」が付く魚がいます。それはブリ=鰤です。

昔から師走に最も需要があり、また美味しくなることからこの字となったようです。

本日、筆者が吉里吉里で昼食にいただいたのもブリです。日替わりランチ3種類の一つとして出されていたブリ唐揚げおろしポン酢定食でした。


ブリは養殖技術が確立されて安定供給されているため、最近は年中スーパー等で買うことができるようになりましたが、冬場に獲れる天然ブリは味が違うと言っても過言ではありません。富山湾で獲れる氷見の寒ブリに代表されめように、冬場に獲れる天然の寒ブリはまるまると太っていながらも身が締まって脂が良く乗っており、まさに絶品なのであります。

富山など地域によって、ブリは正月料理として欠かせないようですが、それからもブリが12月の魚だということがお分かりいただけると思います。ただし、北海道では正月の魚と言えば鮭で、ブリは正月には馴染がないのですが、たぶんこれは以前は北海道周辺ではブリが獲れなかったためだからと思われます。

そんな北海道でも10年ほど前から夏から秋にかけて大量のブリが獲れるようにになりました。これは地球温暖化の影響による海水温の変化(上昇)のよるものと考えられています。ただ、夏から秋にかけてとれるブリは冬場の寒ブリなどとは違って脂の乗りがいまいちなところが残念なのですね。また寒くなる冬場になるとブリは南下してしまうため北海道では獲れなくなるので、これまた残念なのですが・・・。


話は今時期のブリに戻りますが、今時期のブリは本当に美味しいので、どんな食べ方をしても美味しくいただけますね!


この時期のブリは、まずは刺身でということになると思います。身が締まり脂が乗って、口の中に入れれば甘みすら感じられます。1年で最も美味しいブリの刺身が食べれるなら今時期ですよ!

 

今時期におすすめなのが、しゃぶしゃぶです。しゃぶしゃぶは、素材の味を楽しむ料理ですから、素材の良し悪しがストレートに出てしまいます。脂があまり乗っていない時期にブリをしゃぶしゃぶすると、少ない脂が出てしまって、残った身はパサパサなんてことになってしまいます(苦笑) でも今時期のブリをしゃぶしゃぶすると程良く脂が落ちつつも、しっかりと身に脂は残っていますので、何とも言えぬ上品な味わいを楽しめるのであります(^^) 

吉里吉里でも夜メニューとしてブリのしゃぶしゃぶをお出していますので、ご来店の際はぜひご賞味ください。

 

刺身・しゃぶしゃぶ以外のブリの代表的な料理と言えば、照焼ブリ大根などがあると思います。脂の乗ったブリを使うとより美味しくいただけると思いますが、こちらは多少旬がずれた時期のブリでも味付けをしっかりと行えば、美味しいブリ料理として楽しむことができるのではないかと思います。

 

最後に、本日いただいたように唐揚げでいただいても、これまた美味しくいただけますよ。

魚を唐揚げにする場合は、ある程度肉厚の魚ではないと難しいですよね。ブリは肉厚で身がしっかりとした魚なので唐揚げにも打って付けなのですよ。刺身や煮たり焼いたりした時とは違った美味しさが楽しめます。なお、本日のようにおろしポン酢との相性も抜群なので、ご家庭でも楽しむことができると思いますよ!


秋から冬にかけて美味しくなるもの・・・、それは北海道の“海の幸”です!

2017-11-23 15:15:37 | 料理紹介

本日は勤労感謝の日ですね。日々の勤労に感謝しながら仕事が休みという方が多いと思いますが、逆に小売業やサービス業などのお仕事をされている方は土日祝日も仕事ということで本日も仕事をされている方が多いと思います。なので小売業に身を置く筆者も本日は仕事で出社しており(涙)、日々の勤労に感謝しながら仕事しております(笑)


本日筆者は14時近くなってから、吉里吉里に昼食を食べに行ったのですが、なんと幻のメニューである海鮮二段重が残っておりました。

平日はもちろんですが、土日祝日は普段来られないお客様が多いこともあって、毎日限定5食の海鮮二段重はあっという間に完売となってしまうのですが、本日は「何故か」というのが正しいのか、「こんな日もあるんだ!」というのが正しいのか分かりませんが、とにかく残っていたので注文をしていただきました(^^)

一の重には刺身の盛り合わせが、二の重にはかに・うに・いくらのちらしが入っていて、これで税込1080円ですからあっという間に完売するということがお分かりいただけると思います。

とにかく海の幸てんこ盛りのセット重なのですが、北海道の海の幸もふんだんに使われています。

 

本日の刺身盛合せの内容は、まぐろ赤身・つぶ貝・帆立・甘エビ・カニ棒・たこ・サーモン・そい・いか・玉子の10種類です。

この中で、北海道産はといえば、つぶ貝・帆立・甘エビ・たこ・そい・いかということになりますね(玉子も地産物です)。

どれも年中獲れるものですが、秋から冬にかけて身入りが良くなったり身が締まったりして1年の中で一番美味しくいただけるものでもあるわけです。

 

秋から冬にかけて美味しくなる北海道の海の幸の代表格がつぶ貝です。寒くなるにつれ、身が締まって甘みが増します。

今時期の当店のつぶ貝は活貝を使用しているので、鮮度も抜群!コリコリした歯応えが何とも言えず、噛むほどに甘みが出てきますよ。

 

秋から冬にかけておススメな北海道の魚の刺身といえばソイです。北海道ではシマソイ・クロソイ・アオソイなどソイが獲れますが、当店のおススメはシマソイです!

この時期のシマソイは身が締まって適度に脂が乗って実に美味しいです。刺身で食べるならこの時期なのでありますよ!ソイはいい出汁がでるので、汁物や煮付でいただいても美味しいのですが、この時期はまずは刺身でということなのです。

 

秋から冬にかけて意外なおススメの北海道の魚の刺身といえば、ヤリイカなのですね。秋から冬にかけて北海道の日本海南西沿岸で獲れるのですね。ということで、本日の当店のヤリイカも積丹産なのであります。

ヤリイカは、真イカ(スルメイカ)よりも柔らかく刺身でいただくのに適したイカなのでありますよ。

 

ニの重に盛り付けられているいくらうにも北海道産ですね(うには仕入の状況によりロシア産を使う場合もあります)。

いくらと言えば、テレビ・新聞等の報道でご存知の方も多いと思いますが、今秋以降のいくらの値上がりが異常で、当社も対応に難儀している状況です。数年前から秋の鮭漁が不漁でいくらの値段は毎年少しずつ上がっていたのですが、今年は仕入れ値が倍近くになっています。

なので、以前は結構豪快にいくらを散らしていたのですが、最近は少々控え気味の散らし方になっておりますのでご了承くださいませ(汗)

 

秋から冬にかけて美味しくなる北海道の海の幸が堪能できる当店の海鮮二段重。本日のように遅い時間でも「何故か」or「奇跡的に」残っている場合もありますので、ご来店時には「海鮮二段重残っていますか?」とまずお尋ねくださいね!


『とりマヨ丼』って居酒屋的な丼かもしれませんね!

2017-11-17 11:14:02 | 料理紹介

寒いですねえ~彡( ̄_ ̄;)彡 まあ11月も半ば過ぎになったので、これくらい寒くなっても不思議ではないのですが、12月中旬並みの寒さは準備不足の身体にはちと染み入ります(涙) 週末から来週前半にかけてはもっと強い寒波が入ってくるようですが、ほどほどで収まることを願う筆者です(祈)


さて、最近は週一の更新が続いていましたが、今週は久しぶりに2度目の更新です(;^_^ アセアセ・・・

本日紹介するのは、とりマヨ丼です。昨日・一昨日と吉里吉里の日替わりランチの一つとしてミニそばと一緒にとりマヨ丼とミニそばセットとしてお出ししていました。


とりマヨ丼とは、丼ごはんの上に鶏唐揚げを乗せ、その上に甘だれを掛けてさらにマヨネーズを掛けた丼ですね。とりマヨ丼は、外食チェーン店や弁当チェーン店などでも提供されているようですね。昨日の昼食に筆者はこのとりマヨ丼をいただきながらふと思ったのですが、これって居酒屋的な丼じゃないんでしょうかね!?

と言うのも、とり唐揚げって居酒屋の定番メニューですよね!

魚料理をメインにしている吉里吉里でも、もちろんとり唐揚げはメニューの一つとしてお出ししています。美味しいとり唐揚げが食べたければ評判の居酒屋へ行けとなるような気がするのですが、料理のレベルは別としてどこの居酒屋でもとり唐揚げはメニューにあると思います。


とり唐揚げがあれば、とりマヨ丼を作るのは比較的簡単!とりマヨ丼の美味しさは、唐揚げの美味しいさはもちろんですが、唐揚げに掛けるたれ作りにがポイントになります。このたれがそのお店のオリジナリティを出していると思います。吉里吉里のとりマヨ丼のたれは、料理長オリジナルの甘口のとろっとしたたれなのですが、マヨネーズと相性が良く実に美味しいです。

とりマヨ丼は、ご家庭でも作ることができますが、問題はこのたれ作りですよね。インターネットを見るとレシピがたくさん出ていますので、それを参考に作られるといいと思います。まあ面倒くさければ市販の焼き鳥たれや照焼たれを水で少し伸ばして、その後砂糖やみりん等で自分好みに適当に味付けしたものでもOKだと思いますよ(笑) ただ最後に水溶き片栗粉を少し入れてトロミを付けるのがポイントだと思います!

 

とりマヨ丼はご家庭でも比較的簡単に作ることができると思いますので、とり唐揚げ好き・マヨネーズ好きの方はぜひお試しあれ!


任せて満足(^^) 吉里吉里ランチの人気海鮮丼『おまかせちらし』!!

2017-11-14 14:56:06 | 料理紹介

気が付けば11月も明日で折り返し。明日11月15日は七五三ですね。北海道では11月は寒いので1ヶ月繰り上げて10月15日に七五三の行事を行っていますが、全国的は明日が七五三ですね。七五三はご存知のとおり、子供の成長を祝うと同時に、これからの健康を願う日本の伝統行事ですね。昔からの習わしで満年齢ではなく数え年でお祝いをします(男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳)。昔は乳幼児の死亡率が高かったため、子供の成長を願う儀式がいくつも行われていましたが、七五三もその儀式の一つです。もともと関東圏の武家で行われる地方行事で、それが一般に広まっていったようです。なお、もともと旧暦の11月15日に始まっているのですが、明治の新暦改暦以降も11月15日のままとなって今日に至っています。


ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、本日の話題へ。本日は、吉里吉里の日替わりおすすめランチから人気の海鮮丼であるおまかせちらしについて書きます。

下の写真は本日筆者が昼食にいただいたおまかせちらしです。


おまかせちらしとは、メニュー名のとおり盛付けするネタの内容を完全お任せしてしまう海鮮丼なのであります。なるべく旬の具材を使いつつ、その日仕入れたものでおすすめの海の幸を6~7種類たっぷりと盛りつけています。

新鮮なネタがたっぷりと乗ってボリューム満点なこの海鮮丼は、何と税込980円!コストパフォーマンス的には最高の海鮮丼なのであり、これが人気の秘訣のようです。

ただし、難点が一つあります(笑) それは、おまかせちらしの名のとおり完全にお任せしてしまうため、事前にネタの内容をお教えすることができませんので、ネタを選ぶことができません。万が一苦手なネタが乗っていても文句は言えないのであります(汗) なので、苦手な刺身がある方は複数の人と来た時に注文して万が一そのネタがあった場合はお仲間に食べていただきましょう。

でも当店のネタは鮮度が良いので、苦手と思っているネタでも意外と食べられたりもしますよ!先日も白身の刺身が苦手というお客様が、当店の白身は美味しいと言って召し上がっておりました。鮮度が落ちた刺身を食べてそれがトラウマになってしまうことが多いのですが、当店の刺身を食べていただければそれが覆されることが結構あるようです。

 

 

お店でお任せて注文するのは、ある意味勇気がいることかもしれませんが、吉里吉里のおまかせちらしは期待を裏切りませんよ!

任せて満足(^^) 吉里吉里の『おまかせちらし』ですから!!

機会があれば是非一度食べてみてくたざいね!