師走12月に入って早1週間が過ぎましたが、『何故?何故??』と思うほど寒い日が続いていますね(T▽T;) この時期に数日間も真冬日が続くのは記憶になく、いったいどうしてしまったのとぼやいてしまいますよね(涙) 寒さが苦手な筆者としては、毎年この時期になると「沖縄あたりに移住してぇー!」と真剣に考えてしまうのですが、夏が最高の北海道を思うと移住に踏み切れないのであります(笑) とりあえず今年の冬も気合で乗り切りたいと思っている筆者であります(爆)
さて、本日の話題はしばらくご無沙汰しているお魚シリーズぽい話となりますが、アンコウについて書きたいと思います。
まずは本日筆者が昼食いただいたのが、これです↓↓↓
アンコウの唐揚げおろしポン酢定食です。あんこうの最もポミュラーな食べ方と言えば鍋かもしれませんが、唐揚げもまたあんこうを美味しくいただける料理だと思います。
アンコウは、見た目とは裏腹に上品な味わいの白身魚ですが、身は淡水分が多いために焼き魚に向きません。なので、唐揚げにすることによって旨みを閉じ込め美味しくいただくことができます。またアンコウの身は淡泊なので、唐揚げでいただく際は、本日のようにおろしポン酢でいただくと旨味を引き立ててくれると思います。
前述しましたが、アンコウの最もポピュラーな食べた方と言えば、やっぱり鍋でしょうね!
鍋の季節と言えば冬なのですが、アンコウの旬も冬場で12月~2月頃が一番美味しいと言われています。冬場は水温が低くなることで身が締まり、味がよくなる時期なのですね。また、酒の肴として珍重されるあん肝(あんこうの肝臓)も春先の産卵に向けて肥大化する時期でもあるわけです。あん肝だけを頂く場合はもみじおろしポン酢あえがポピュラーかと思いますが、鍋に入れると出汁にコクが出て最高に美味しいに鍋になります!
あん肝ポン酢↓
ここからは、お魚シリーズぽい話となります。
まず、皆さんは1尾姿のあんこうをご覧になったことがありますか?
下の写真がアンコウなのですが、良く言えば愛嬌のある、悪く言えばグロテスクな風貌の魚なのです。
アンコウは、その風貌からも分かるとおり、50~500m程度の水深に生息する深海魚です。アンコウは世界中にたくさんの種類がいますが、日本で食用として漁獲されるアンコウは主にキアンコウ(ホンアンコウ)とアンコウ(クツアンコウ)の2種類です。和名でアンコウは、クツンコウのことを言うのですが、キアンコウの方が漁獲量が圧倒的に多いため、一般的にはキアンコウをアンコウと呼んでいます。なお、この2種は別の属に分類されていますが、外見が良く似ているため、一般に市場では区別されていません。
アンコウは、北海道〜九州南岸の日本海、北海道〜九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海、有明海と広域にわたって生息しているのですが、主な産地は、福島県いわき産・茨城県大洗産・千葉県銚子産・山口県下関産・熊本県天草産・新潟県糸魚川産・島根県浜田産などです。
産地を見て北海道が無いよねと思った方もいらっしゃると思いますけど、ご安心ください、北海道でもアンコウは獲れますよ!留萌沖、石狩湾、江差沖など日本海側が主な漁獲地域ですが、余市産などが有名のようです。そこそこの漁獲量はあるようですが、全国的に有名な産地とならないのは北海道の食文化との関連があるのではないでしょうか。
鮭やホッケと言った北海道の馴染の魚に比べると一般家庭で食べることが少ないと思われますし、そもそも馴染が少ないのかもしれません。全国的に産地と言われている所は普段の食生活に密着していると思われますので、北海道で急速にアンコウの消費量が増えるとは思われませんが、最近はスーパーでパック詰めになったアンコウが販売されていますので、お手軽に食べることは可能なわけです。冬になると色々な鍋をして楽しまれると思いますが、今年の冬はアンコウ鍋もバリエーションの1つに加えてみてはいかがでしょうかね!