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我孫子市議会議員 坂巻宗男のblog

日々の活動や議会での出来事などをお伝えします。

行政政策論

2006年05月24日 | 地域政策研究所・TSC
 今日は千葉商科大学での行政政策論の授業がありました。テーマは市民参加で、私が講義を担当しました。後期には市民参加論という授業枠があるので、今回はその前段の内容になりました。自助、互助、公助という公共の考え方や、特に我孫子市での市民参加の事例をもとに、話を進めました。
 この時にはいつも01年に市が作成した「市民公益活動・市民事業団体(グループ)実態調査結果報告書」を活用します。活動団体の分野、設立年度、人数、男女比、抱えている課題などを把握することができます。これは有効な調査だったと思います。このような調査結果が他市でも行われていると、それぞれの自治体の市民活動の比較をできるのですが、まだあまり行われていないようです。

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行政政策論

2006年04月26日 | 地域政策研究所・TSC
 今日は千葉商科大学での行政政策論の授業があり、私が講義を担当しました。受講生の数は70名ほどで、教室がほぼ満席の状態になっています。
 この日のテーマは、自治体と国の関係で、地方分権推進一括法の施行と三位一体改革等を中心に話をしました。また、市町村合併の具体例なども示し、国と自治体の関係が実際にはどのようになっているのか、紹介しました。久しぶりの講義だったので、少し緊張しました。
 ちなみに、今年から千葉ロッテマリーンズのバレンタイン監督が千葉商科大学の客員教授となりました。そのため、学内では千葉ロッテマリーンズの応援企画などが催されています。ちょうど、25,26日と対オリックス戦の招待席が用意され、大勢の学生たちが観戦に訪れました。その甲斐あって(?)両日ともにマリーンズが勝利を収めました。今年も優勝目指して、がんばれ千葉ロッテマリーンズ!!

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教員会議

2006年04月01日 | 地域政策研究所・TSC
 今日から平成18年度がスタートしました。ここ数年、4月1日は千葉商科大学での教員会議に出席しています。今年度も行政政策論、市民参加論の学部授業と、大学院での授業を柏の古川市議、松戸の末松市議と担当します。今年はどんな学生が受講するでしょうか。授業は再来週から始まります。
 

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東葛若手議員の会

2006年01月12日 | 地域政策研究所・TSC
 今日は東葛若手議員の会(TSC)の会合があり、松戸、柏、流山、習志野、我孫子の議員が10名ほど集まりました。会議の内容は1月末に合同で行う視察の確認や、先月メンバーがパネラーとして出席したマニフェストのシンポジウム(IRS主催)についての報告などでした。また、最後には12月議会で課題になった事柄などを報告しあいましたが、指定管理者制度、アスベスト、議会改革などそれぞれの自治体で共通の課題が挙げられました。知っているようで知らない近隣自治体の政策課題を把握したり、同じ課題を違う手法で解決することを学ぶなど、有意義な時間となりました。改めて、横の連携は重要だなと認識しました。

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市民参加論

2006年01月11日 | 地域政策研究所・TSC
 今日は千葉商科大学で市民参加論の講義がありました。今回の講師は松戸の末松議員でしたが、その講義の中で前の松戸市長である宮間市長の議会での答弁が紹介されていました。議会と執行部との関係、市民参加の難しさなどが語られた答弁で、大変印象深いものだったので、ここに掲載をさせて頂きます。今後の我孫子市の自治基本条例を考えるヒントにもなるのではないでしょうか。文章は松戸市議会議事録(平成2年12月議会)からの抜粋です。

「市民の中にはいろんな考え方をお持ちであります。1つの問題に対して、賛成の意見、反対の意見もあります。しかし、やはりそれはそれとして聞いていかなければならない立場に私はあるというふうに思っております。できるだけ市民の意見を集約をしていくというのが、執行機関の長である私の責任だというふうに思っておりまして、今までも市民参加については十分に配慮してまいりました。
 しかし、難しい面がございます。と申しますのは、議会制民主主義というのが日本ではとられているわけでありまして、いわゆる間接民主主義と言ってもいいと思いますが、松戸市の公共団体としての意思決定は議会にあります。意思決定機関が議会であります。意思執行機関が市長であります。その議会の意思決定というのは、条例によって、あるいは予算の議決において、あるいは請願の採択、不採択の問題において意思決定がなされてまいります。市長といたしましては、やはり法律に基づいてその意思決定を尊重していかなければならない、それに従って意思執行をしていかなければならない、それが今の日本の制度であります。そういう過程の中において住民参加というものをどういうふうに取り上げていくか、これは大変に難しい要因があります。そのことをひとつ御理解をいただかなければならないわけでございますけれども、冒頭に申しましたように、それらの議会の意思決定、我々の意思決定というものの調整を考えながら、市民の皆さん方の御意向というものをいろいろな形で吸収していくということは、意思決定に至るまでの段階においてそれは必要なことであるというふうに私は理解をしております。(省略)
 一例を申し上げて大変失礼なんでありますが、例えば最近住宅地の中に高層マンションが建つ、それに対する反対が起きる。法的にはそのマンションは認めなければならない。しかし私といたしましては住民の意向も尊重する中で解決を図っていかなければならない。そういう場合にどういう対応をとるか。私はよく言うんです、市民の皆さん方に。例えばの話でございますが、皆さん方で建築協定をしていただけませんか、周辺の方々で。そうすれば、そういう問題が起きないで済みます。あるいは都市計画の用途地域の変更をしようではありませんか。1種住居地域にしようではありませんか。そうなれば高層マンションは建ちませんよ。ところがです。これは、やっぱり市民の中にはいろんな考えの方がございまして、いや、自分はまだその地域に土地を持っている、その土地を有効利用したいんだ、それが1種住居地域になってしまったのでは有効利用ができないんだ、だから、そういうふうな用途地域の変更は反対であるという意見と、それから、実際に日照や風害や騒音でお困りになっている--お困りになるであろうと言った方がいい、お困りになるであろう方々については、それは用途地域を変えた方がいいという意見、なかなか意見を集約すること自体が無理なんですね。専制政治ではありませんから、私がこうすべきだというふうに言えない。やはり市民の意見の集約をまたなければ、そういったような対応ができないところに今の行政の難しさがありますし、これはまた民主主義のよさではありますけれども、民主主義の難しさでもあると私は思うわけであります。ちょっと余談になりまして恐縮でございますが、例えばそういうふうな状況があるわけであります。ということは、市民の皆さん方は、少し言い過ぎかもわかりませんけれども、自分の身に振りかかってこないと本当の意味の関心が向かない、本当の意見を出してこない。そこにまた、議員さんもその意味では大変難しい面がありますし、我々もその点について大変対応が難しくなっているわけであります。」
 

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ローカル・マニフェスト シンポジウム

2005年12月10日 | 地域政策研究所・TSC
 この日は、NPO法人地域政策研究所(IRS)主催のローカルマニフェストシンポジウムが、麗澤大学で開催されました。土曜日の夜にもかかわらず100名以上の人たちが参加していました。
 内容は、北川前三重県知事の基調講演と流山市議会 新世会の事例発表、その後IRS代表の竹下譲 四日市大学教授と東葛若手議員の会(TSC)の宮本副代表(習志野市議)を交えたパネルディスカッションでした。
 議会でマニフェストを作ることは、難しいと今でも感じますが、首長の選挙では必須の事項となりそうです。北川氏の講演では北海道恵庭市の市長選挙の事例が取り上げられていました。期限、財源、目標値の3点セットにこだわらない事例という評価だったと思います。まだまだ進化の途上にあるマニフェストと言えそうです。

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市民参加論

2005年11月30日 | 地域政策研究所・TSC
 今日は千葉商科大学での市民参加論の授業がありました。テーマは「住民投票」についてで、私が講義を担当しました。現行の議会などで物事を決定していくプロセスと住民投票がどのように異なるのか、またその課題などについて、我孫子の市民投票条例も教材に使いながら説明しました。
 授業の後半は、初めての試みとして中間レポートを行いました。今までの授業の内容をもとに出題をし、時間内にレポートを提出するというものです。学生がどのように市民参加を捉えているか、楽しみです。

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市民参加論

2005年10月26日 | 地域政策研究所・TSC
 10月から千葉商科大学の後期の授業が始まりました。昨年に引き続き、大学院と大学両方の講師を務めています。今日は市民参加論の3回目で、私が講義の担当でした。テーマは「市民参加のルール作り」。広い意味での市民参加ではなく、狭義の行政への市民参加に絞って、「市民参加条例」を元に話を進めました。特に西東京市のものを説明したのですが、この条例はわかりやすく、とてもよく整理がされており、今後我孫子市の制度設計にも参考になる点が多いのではないかと思います。

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最終講義

2005年07月22日 | 地域政策研究所・TSC
 今週は千葉商科大学の行政政策論の最終講義でした。10数回行ってきた授業の総括をし、学生にはレポートを提出してもらいました。今までの授業が質疑時間を十分に取れなかったことから、最後は学生のレポート発表も含め、相互のやり取りができるように進めました。レポートは複数の課題から一つ選び、自分の考えを述べるものでしたが、合併についての記述が多いのが印象的でした。やはり、この問題は若い学生にとっても行政政策や市民自治の身近なテーマなのでしょう。興味深かったのは、同じまちに住んでいながら、合併について賛否が分かれたケースで、それぞれの学生になぜそう思うのか、意見を求めました。自分たちのまちの特徴を捉えながらも、将来の財政を考え、より大きなところと一緒になった方が良いという見解や、折角築き上げてきたまちの個性、独自色を失うべきではないという見解が示され、感心させられました。また、授業の最後には我々に拍手が送られ、嬉しいような恥ずかしいような気持ちになりました。
 これから、講師3人でレポートの読み合わせを行います。今まで以上に、楽しみな作業となりそうです。

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市町村合併の授業

2005年07月05日 | 地域政策研究所・TSC
 明日は千葉商科大学の授業で「市町村合併」を担当します。国の考え方や全国的な動き、合併特例法の中身といった大枠の説明と共に、そのような問題を一地方議員としてどのように受け止めたのか話をします。TSCという若手議員の会のメンバーが所属する茨城県のある町議会では、合併問題に端を発し、議会のリコール請求と解散・選挙にまで発展しました。合併した町でもしない町でも、この問題は自治の根幹を大きく揺さぶっています。学生にも馴染みのあるテーマなので、しっかりと講義をしたいと思います。

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