今日は千葉商科大学での市民参加論の最終講義でした。13回の講義の中で何回かゲストスピーカーをお招きし、まちづくりの現場で起きている話を直接学生に語ってもらうようにしていますが、今回は松戸市役所「すぐやる課」の大竹課長さんに来ていただきました。
ご存知のように
すぐやる課は、昭和44年松本清市長の時代に作られた組織です。現在も年間3000件程度の市民要望が寄せられ、対応をしています。最近特に有名なのはスズメバチの巣の処理です。また、一時期は2000件台だった要望が平成10年頃から3000~4000件に増えてきているのですが、この要因は高齢社会にあるとのことでした。つまり高齢世帯からの要望が増えてきているということです。
すぐやる課が将来的にはなくなることが望ましいのではないかとの方向性(市民と行政の関係)や、学生などをインターンシップですぐやる課に10日間ほど受け入れている話など、とてもユーモラスに分かりやすく講義をしていただきました。
また、阪神淡路大震災の際、3日後に救援に行った体験談のなかで、実はあの震災のとき19歳~24歳の若者が多く亡くなっているとの話もありました。そのようなことも踏まえながら、学生にも地域とのつながりを持ってもらいたいとのメッセージでした。
今日の講義は、学生にとっても刺激の多い一コマになったのではないでしょうか。