我孫子市議会議員 坂巻宗男のblog

日々の活動や議会での出来事などをお伝えします。

6月議会~千葉県知事発表へ抗議

2012年06月19日 | 放射能問題
 6月議会が11日より開催されています。今回も大きなテーマは放射能問題です。
 すでに報じられている通り、昨日千葉県知事が手賀沼終末処理場への高濃度放射性物質を含んだ焼却灰の一時保管施設を建設する旨の発表を行いました。
 早速、我孫子市議会では議長による抗議文を千葉県知事へ送付しました。さらに、明日の本会議で3度目の反対決議を採決します。さらにこの問題のもうひとつの地元市である印西市議会も本日千葉県への決議文を採択しました。千葉県知事は建設の表明をしましたが、地元ではこの問題は何ら解決の方向へと進んでいません。
 何度も繰り返していますが、この終末処理場にはすでに流域7市(松戸市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ヶ谷市、印西市、白井市)の下水道汚泥からの焼却灰が1400トン以上積まれており、毎月100トンの量で増加し続けています。それにもかかわらず、ここへ松戸市、柏市、流山市の高濃度焼却灰を持ち込むことなど、許されるわけがありません。誰がどう冷静に判断しても、そのことは明らかです。
 しかし、千葉県はここに下水道汚泥からの焼却灰が1400トンも積み置かれている事実や、今も増加し続けている事実を市民の前に明らかにせず、強引にさらなる高濃度焼却灰をここへ置こうとしています。
 仮に、私が近隣市の自治体の関係者であれば、この事情を踏まえ、「手賀沼終末処理場にこれ以上負担を掛けることはできない」と声をあげます。それこそが知事の言う、「お互いに助け合う」ことであるはずです。
 繰り返します。私が他市の関係者であれば、「我孫子市、印西市はすでに下水道汚泥による放射能を引き受けている、従って一般ごみの焼却灰は分散保管しよう」と声をあげます。これこそが知事の言う「一致団結して困難を乗り越える」姿勢であるはずです。
 このような事実に目をつぶり、物事を進めるのでしょうか。
 今後、どのような方策があるのか、議会・市民の皆さんとも十分に連携しながら、対応していきます。
 

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