禅と薔薇

高島市 曹洞宗 保寿院 禅の話と寺族の薔薇のブログ

higan

2016年09月21日 | 小さな法話

秋分の日を中心にした週間が秋のお彼岸の時期となります。

お墓に参り、先祖供養のお勤めをします。

「彼岸」とは、その字の通り「かなたの岸」になります。此岸、こちらの岸を離れ、かなたの岸に行くことで、涅槃の境地に至ることで、仏教では亡くなってからではなく、いちはやくこの境地に至ることを目指します。

例えば、川に船を浮かべているとき、その船の中にいる人は、ふとまるで岸が動いているように勘違いしてしまいますが、そんな人でも、岸から船を見ていると、間違いなく船が動いていることに気づきます。

正しいものの見方が大切だということです。明日の中日では当山でも法要が勤めます。

先祖供養に努め、地に足の着いた心で、お彼岸を迎えたいものです。


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