ウムキさんの質問に答えて
また新たな話題なのですが、2月7日のラック日で今までの富津ビジュアルが廃止され、ILS X 34Lが開始される
と伺いました。
この ILS X 34Lとはどのような進入ルートなのでしょうか?またお時間のあるとき教えてください。よろしくお願いします。
ウムキさん良く勉強されてますね。富津ビジュアル、ILSX 34Lともに房総半島南部の騒音を軽減するために作られたアプローチです。
ただし富津ビジュアルの場合、富津岬の先端(ケープ富津というポイント)を目視で確認する必要があるため、昼間、天気がかなり良い時しか実施できませんでした。
これに対してILS x 34LはRNAVルートを飛行してそのままILSを行うために夜間やそれほど天気が良くない時でも実行できます。
両方とも経路はほぼ同じですが、ILSX 34Lは、高度の制限、速度の制限がつくとともにファイナルで34Rへの進入機との間でTCASを作動させないために降下率まで制限されてしまいました。
パイロットの立場からすると、この3つを同時に満足するのは苦労します。どれか一つでも緩めてくれると良いのですが・・・