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パイロット養成講座

多くの機長、副操縦士を育てた坂井優基が、パイロットになろうとする人や訓練生に送るアドバイス

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2015-06-05 | PMDG NGX
質問

モードコントロールパネルのCOURSEとHEADINGの違いが いまいち わかりません。離陸時のヘディングは例えば羽田の05から離陸する場合は005とセットするという事ですか? 離陸時はCOURSEとHEADINGは同じ数値をセットするという事なんでしょうか?

回答
コースとは自分の飛行機が飛ぶ地球に対する経路をいいます。
ヘディングは単に機首が向いている方向です。
全くの無風で釣り合いが完全にとれている状態ではコースとヘディングは一致します。
風があるとまったく一致しません。

モードコントロールパネルだけをいうと
離陸経路にVORを使わないRNAV経路の場合、コースはそのい時使っているアプローチの最終進入のコースに合わせているパイロットが多いようです。
理由は故障を起こして引き返すのにそなえています。
ヘディングは滑走路の時方位に合わす人が多いです。
ただし、羽田の滑走路05からの離陸は、After airborne turn right 120といわれるケースが99.99%以上ですので
ヘディングバグは120度に合わせます。
コースはILS34Lまたは34Rの進入用に337度にセットしているパイロットが多いようです。


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2015-06-05 | PMDG NGX
質問
ごぶさたしております!
お変わりなくお過ごしでしょうか。

先日、エアアジア機の墜落事故に関して疑問がありましたのでお聞きしたいです。
マレーシア周辺は特に背の高い積乱雲が壁のように並ぶことがあると聞いたのですが、今回の事故のようにどうしても飛び越えられそうもなく、囲まれてしまった場合はどのように回避するのでしょうか。
以前坂井キャプテンの本には下をくぐるという手段も書いてありましたが、なかなか巡航中にはできない手法なようで…。よろしくお願いします!

最悪の場合は180度向きを変えて逆方向に飛ぶことです。
逆方向に飛んで距離を置いてから横方向に逃げます。
(燃料があればの話です)
大昔、DC8の時代に出発地に引き返し、時間がたって雲が弱くなってから飛んだというような事例もあるようです。

心の健康

2015-06-05 | PMDG NGX
質問

いつも楽しく拝見させて頂いております。
心の健康について質問させていただきます。
パイロットの方が心の健康、安定のためにしていることを教えて頂きたいです。

回答
人によって方法は違うのでしょうが
私の場合、自分がどうにかできないことには、怒ったり、こうすべきだというような感情を持たないようにしています。
新聞やテレビのニュースは暗いニュースや事件が多いのでほとんど見ません。
ネットでタイトルだけ見て自分が読みたい記事だけ読んでいます。

他人がすることに対しては
世の中全てブーメランで、自分がしたことが最後には自分に帰ってくると思っています。
ほとんどいないのですが、極々まれに意地悪をする人や悪口を言う人ががいると、かわいそうに全部自分に帰るのにと思ってみています。



到着予定時刻

2015-06-05 | PMDG NGX
質問

よく飛行機に乗っていたらキャプテンが到着予定時刻をアナウンスしていますが、到着予定時間はPFDまたはNDに表示されるのでしょうか?

回答
PFD、NDには表示されませんが、FMSのCDU上に表示されます。
経路を変えたり、速度を変えると到着予定時刻も変化します。


航空会社の受験

2014-12-15 | PMDG NGX
今では航空会社の受験が大きく様変わりしてきました。
昔はほとんどの人が自社養成か航空大学校卒でした。
それが一時は、自分で日本やアメリカでライセンスをとってきて、事業用、計器、多発まで持って航空会社を受ける人が多くなりました。
ところが現在、この道は非常に狭くなってしまいました。
変わって出てきたのが、様々な大学のパイロット課程です。
中には航空会社の推薦枠を持っているような大学もあります。
現在は、大学のパイロット課程、航空大学校、自社養成の3つの経路が考えられます。
この変化の間には、せっかく自分でライセンスをとったけれど航空会社に採用されない人もかなりいます。
自社養成は、最初から給料がもらえること、訓練費がほとんどいらないことから最も理想的ですがその分、倍率が非常に高くなります。
航空大学校は、費用はさほどかかりません。ただし就職状況は将来どうなるかはわかりません。
大学の航空課程は、入るのはさほど難しくありません。そのかわり多額の費用がかかりさらに、将来航空会社に採用されるかどうかわかりません。
どの道を選んでも、一長一短あります。
昔に比べると選択が非常に難しくなってきています。
さらに、全てのことがらは時間とともに大きく変化します。
現在、最適だと思った道も明日は最適ではないかも知れません。

フライトシミュレーションソフト

2014-10-29 | PMDG NGX
マイクロソフト社がフライトシミュレーションソフト FSXの新たな開発と販売を中止してからかなりたちます。
ここで問題はWindows8.1ではFSXがうまく作動しない可能性があることと、さらに悪いことには、FSX用のアドオンで実機に近いフライトシミュレーションソフトで
Windows8.1で作動しないものがかなり多くあることです。
Windows7を持っている人、あるいはWindows7で動くパソコンを持っている人は、大事にしなければなりません。

マイクロソフトFSXはロッキードマーチンに売られ、P3D ver2.0として販売されています。
ただしこれは一般コンシューマ用ではなく、あくまで実際にパイロットを目指す人のためという位置づけです。
価格も199ドルとかなり高めです。
さらにPSD用の実機機体のアドオンは、FSX用とは別に売られているソフトが多くあります。
下手にwindows8.1にアップグレードすると、P3DさらにP3D用のアドオンとかなりの出費を強いられます。
またソフトによってはP3D用が作られず、使えないものが出てきます。

XPLANEというソフトもありますが、A380以外は実機の再現性がいまいちです。
Windows7のままあるいは今Wiondows7を使えるパソコンを入手しておけば従来のFSXとFSX用の機体シーナリーがそのまま使えます。


磨くべき能力

2014-10-25 | PMDG NGX
質問
僕は今年、自社養成パイロットを受けましたが残念ながら落選しました。しかし、諦めきれないので来年以降も働きながらでも受験したいと考えています。そこで受験までの期間に自分を磨きより成長させたいと思っています。そこでお尋ねしたいのですが、パイロットになるために磨くべき(付けるべき)能力は何があげられますか?よろしくお願いします。

回答
自社養成残念でしたね。
現在、自社養成の倍率はかなり高く狭き門となっています。大変かと思いますが頑張ってください。

実はパイロットにとって一番大事なのは、物事に対する姿勢と考え方だと思っています。
嘘をつかない。誤魔化さない。人をうらまない。何か悪いことがあったときそれを誰か人のせいや周りのせいにするのではなく自分をより高めるために使う。
独善にならない。人を思いやる。人が見ていようがみていまいが努力を続ける。

これらがパイロットとしてというより、人間として一番重要な資質だと思っています。
1日に一つでいいからこれらが実行できるようにしてください。

運気が落ちているときにお勧めの方法は、部屋の中のいらない物を捨てることです。判断基準は使えるか使えないかではなく、使っているか使っていないかです。
失敗して後でいるなら買い直せばすみます。数パーセントは買い直す覚悟でいらないものをどんどん捨ててください。ただしその時に人のものを捨てようとしてはいけません。あくまで自分のものを捨てて、自分の部屋をきれいにすることが大事です。後、気の流れで大事なのが「とどこおらない」ということです。なるべく部屋も天気のいい日の朝は風通しを良くしてください。

人を恨んだり、嫌なことを思うと確実に運気はさがります。テレビや新聞の犯罪のニュース、ミステリー、推理小説、戦争ものなども確実に運気を下げます。これらは避けた方が良い物の典型です。人の悪口は絶対にいってはいけません。また誰かをいじめると10倍返しとなって戻ってきます。

もう一つ1日一つ、良いことをするを心がけてみてください。私の場合、目の見えない人には声をかけて手伝ってあげる。外人さんが道がわからなそうにしていれば声をかける等心がけています。後、世の中の役に立つところにできる範囲で寄付をしています。1回でどんと寄付する必要はありません。少しでいいから継続することが大事だと思っています。








協調性

2014-09-19 | PMDG NGX
質問

坂井さんにお聞きしたいのですが、パイロットには協調性が必要であるとよく言われますよね。
坂井さんは具体的に協調性があるパイロット、協調性のないパイロットとはどういうものだと考えますか?
これまでの経験で良い例、悪い例等ありますか?

協調性にあたるのかどうかわかりませんが、機長になる訓練で、機長になれない人がいます。
その一つのパターンが、教官が何を教えても、理由を述べて自分はこう思うからこうやります。
と一切教官のアドバイスを聞かない副操縦士です。

教官はそのうち、何を言っても無駄だから勝手に飛びなさいとアドバイスをしなくなります。

本人は、「俺の操縦はすごい、教官からは何の指摘もされない。教官は感心して見ているだけだ」
と壮大な勘違いをします。

教官は内心「それじゃ全然駄目だけど。いいよアドバイスを全く聞かなくても。俺はまったく困らないから。機長になれなくて困るのは自分だよ」
と思っています。

教官に教えてもらったら、一度は教官のやり方でやってみる。その上でどのやり方が最善なのかを考える。のが正しいやり方です。

生活リズム

2014-09-19 | PMDG NGX
質問

パイロットの方は仕事上、生活リズムがバラバラになると思いますが、そんな中、例えば国際線なとで日をまたいで仕事を行う際には、次の日からどのように生活リズムをいつも通りのものに戻していらっしゃるのでしょうか?

回答
人によってリズムの戻し方は様々かと思います。
私の場合は、なるべくその土地の時間に合わせます。
たとえば日本に戻ってきて、外国では夜中でも、日本の朝には起きて活動を始めます。
そうしないといつまでも、時差が残った生活になってしまいます。
その代わり、どうしても眠いときは昼寝をします。

眼の傷

2014-07-26 | PMDG NGX
質問
眼科に人の眼には多かれ少なかれ必ず傷があると聞きました。パイロットになる上で眼の傷に関してはどこまで許されているのでしょうか?

回答
私は身体検査医ではありませんので、正確には答えかねます。
位置と程度によって様々です。その眼科の先生の言われているのはほんの微細な傷のことかと思います。
基本的には視力に影響がないことと、気圧が変化して眼球破裂などの恐れがないことが重要です。
普通の人ならまず心配しなくて良いかと思います。
ただし、前にも書きましたが基準が変わっていなければレーシックは絶対に駄目です。
また、眼に穴をあけたような場合も難しいかと思います。
詳しくは、航空身体検査を行っている病院の、航空身体検査医にお聞きください。

予防接種

2014-07-26 | PMDG NGX
質問
質問なのですが
海外へいくときに予防接種したほうがいい
あるいはしないといけないくにとかあるのですか?
そういうのは、チケット購入時に航空会社が
教えてくれるものなのですか?
自分で旅行ガイドで
調べないといけないものなのですか?
お忙しいとはおもいますが
よろしくおねがいします

回答

航空会社や旅行代理店が予防接種を言うのはよほどのときだけです。
同じ国でも行く地域によって違います。
http://www.forth.go.jp/useful/vaccination.html
も参考にしてください。

マレーシア機

2014-07-26 | PMDG NGX
マレーシア航空機がウクライナなおロシア派勢力地の上空で撃墜されました。
亡くなられた方たちのご冥福をお祈りしたいと思います。
民間機を撃墜するなどとんでもない行為です。
まだ、誰が犯人かも確定していませんし、謀略説から誤射説までいろいろなことが言われています。
その中でとりあえず、今までの報道が概ね正しいとするならば、様々な人間に錯誤があったようです。
ロシアの司令官とされる会話の中に
「何故、民間機がこんなところを飛んでいるんだ。ここは紛争地域だぞ」という言葉がありました。
この司令官の頭の中は、民間機はこの紛争地域をさけているはずだ。だから飛んでいる飛行機で、味方機でない飛行機は敵の飛行機だという錯誤があります。
ウクライナ政府は、高度10000m以下を飛行禁止にはしていましたが、それ以上は飛行禁止にしていませんでした。
これには、敵は、そんなに高々度の飛行機を撃墜できるミサイルを持っているはずはないという錯誤があります。
一方、航空会社には、ウクライナ政府が出している、飛行制限さえ守っていれば安全なはずであるという錯誤があります。
そこで燃料を使わない最短ルートを飛ぶとしました。
パイロットは各種の航空情報から高々度は安全だと思い。ウクライナ政府と、会社が許可を出している飛行経路なら安全に違いないという錯誤があります。
もし嫌だと思っても、国や会社が認めている飛行経路を飛びたくないといって経路を変えようとしても、会社は新しい飛行計画を作るのを渋り、燃料の追加搭載を渋るはずです。もしパイロットが意見を通して、大幅に燃料を余計に消費すれば、そのフライトではエリアを迂回できても、次からはその会社でのパイロットとして働けなくなるかもしれません。

前にも積んでいる燃料を減らしすぎて、イギリスの航空当局から今後このようなことをしたらイギリスへの飛行許可を認めないと言われた会社です。
当然、どのルートを飛ぶかはわかりきっています。
乗客は飛行経路を選ぶことはできません。

大勢の人の錯誤の結果として命をなくしてしまってはたまりません。

ロングベクター

2014-06-04 | PMDG NGX
質問
以前、強風でゴーアラウンドが多発してる時にパイロットからローカライザーコースへの会合地点をなるべく遠くにしてロングベクターを要求されたことがあったのですが、理由としてはどういったことが考えられるのでしょうか?強風時は外と計器を一層注意深く見る必要があると思いますがその時間をなるべく長くとるためでしょうか?


回答
質問ありがとうございます。
強風、特に横風成分が強かったり、大きく変動するときは、まず最初にILSコースに正しく乗ることが難しくなります。
最初に正しく乗れないで、低空までコースに乗り切れないと、どれだけの風の修正をするのが適切なのか分かりづらくなります。
遠くにベクターしてもらうと、場所のずれによるILSコースからの角度のずれが小さく、ゆっくりとローカライザーが変化するために、最初に正しくコースに乗ることができます。
正しいコース上を飛びながらそこからずれようとするのを修正する方が、はるかに簡単です。
このような理由から、ロングベクターを要求したのだと思います。
正しい判断だと思います。



内蔵の健康

2014-05-17 | PMDG NGX
質問
よく目や耳に関する健康管理は耳にしますが、内蔵の健康に関してはあまり耳にしません。
パイロットの方は健康に関しては厳しくされていると思いますが、内蔵の健康を保つ、または健康にする方法に関して、お知りになっていることがあれば教えていただきたいです。よろしくお願いします。

質問ありがとうございます。
内臓の健康に関してはほとんど普通の成人病予防と同じ対策かと思います。
人によってやっていることは違うのですが、
暴飲暴食はしない
外国では生モノ、サラダ、氷は食べない
運動する
歩く
といったところでしょうか。
特に歩くは非常に大事かと思います。
あと、極端な食べ方は良くないと思います。
たとえば野菜だけを食べる、逆に全く野菜を食べない。
一切の炭水化物を食べない
バナナダイエット
りんごダイエット
・・・ダイエット
など何かを全く食べない、逆に何かだけ食べるは内臓にダメージを与えます。


ILSからの着陸

2014-05-17 | PMDG NGX
ILSから着陸する場合、低高度まではうまく操縦できても、着陸直前の低高度で大きく乱れる人がいます。
原因のほとんどが、計器による操縦から、外と計器を見比べながら操縦するコンポジットフライトへの移行がうまくできないことにあります。
外界だけを見て操縦すると、ピッチ操作が大きくなってしまうことがあります。
少しだけ高いと、急に頭を下げすぎて突っ込む、今度は低くなりそうになって大きく頭をあげすぎるを繰り返します。
縦の操縦に気を取られると左右がうまくいかず、左右だけに気を取られるとパスのコントロールがうまくできません。
一つのコツは計器だけに依存する、外だけに依存するフライトから、計器と外を交互に見ながら操縦する方法を身につけることです。