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パイロット養成講座

多くの機長、副操縦士を育てた坂井優基が、パイロットになろうとする人や訓練生に送るアドバイス

英語の勉強法

2011-06-07 | 英語
kooriさんの質問に答えて

質問
英語を勉強していて思ったのですが、いわゆる大学受験における英語と実際に使用する英語にはかなり違いがあるような気がします。参考書に載っているような用法が実はかなり失礼な用法だということも多々あると聞きます。
こればかりは慣れるしかないのかもしれませんが、国際線で飛ばれるキャプテンはどのように克服されたのでしょうか?よろしくお願いします。

受験や学問の英語は、失礼でなくても、時代がかっていたり、普段は使わないような表現もあるようです。元々が文学それも古典をメインにしている先生が出題することが多いのでそうなるのかも知れません。

英語超音速トレーニングブックや超音速勉強法に詳しく書いたのですが、一番良いのは英語のドラマ、それも日常生活を描いたドラマのDVDを、まずは日本語で聞いて、次に英語音声日本語字幕、最後には英語だけと何回も聞いていくことかと思います。少しずつこんな言い方もあるんだというのが身についてきます。耳が慣れてきたら、ポッドキャストなどでBBCのニュースなどを聞くのも良いかも知れません。
もう一つ、受験勉強と違って、日常の英語は英語で考えて英語で話す訓練も大事かと思います。間に日本語を挟むとうまくいきません。何でもいいから目についたものや思ったことを英語だけでぶつぶつ言う訓練も、英語で考えるのには良いかも知れません。

英語の勉強法

2011-03-03 | 英語
wingaceさん質問答えて

質問

ここで質問なのですが、
エアラインパイロットの方々はどのように日常会話で使うカジュアルな表現やフレーズを身につけられていらっしゃるのでしょうか?

最近は、字幕付映画のセリフや旅行用英会話ハンドブックの文章をマウストレーニングで覚えてみたりと、試行錯誤しています。

回答

拙著 超音速勉強法と英語超音速トレーニングブックをお読みください。というのが本音の回答なのですが、それを言ってしまってはみもふたもありません。

まず言えるのが、意味内容がわからないことを100回聞いてもわからないということです。
1本でいいので、自分の気に入った映画の、しかも気に入ったチャプターを最初は日本語で、次に日本語の字幕を出しながら英語で、次に英語の字幕を出しながら英語で、最後に英語の音声だけでと聞いてみてください。

後、英語で考えるくせをつけるのも有用です。何でもいいからとにかく英語で話してみたり、書いてみるそのときに日本語を介在させないという訓練が有効です。