パイロット養成講座

多くの機長、副操縦士を育てた坂井優基が、パイロットになろうとする人や訓練生に送るアドバイス

バンコックの洪水

2011-10-27 | その他
最近はいかなくなりましたが、以前はバンコックにもよく飛んでいました。街のいたるところに運河がありますが、洪水であふれるなど見たことも聞いたこともがありません。国内線の空港も新空港ができるまでは、国内、国際兼用の空港でしたので離着陸したことがあります。ここが冠水するという話も聞いたことがありません。
やはり世界的に天気がおかしくなっているのでしょうか。被害ができるだけ少なければと願うばかりです。

羽田千歳

2011-10-17 | その他
昨日は、久しぶりに羽田値千歳を飛びました。
千歳空港の周りは木々が色づき始め秋を感じさせてくれました。
驚いたのは、夜の羽田へのアプローチです。
地上の灯りが以前に比べて大幅に減っています。
感覚的なものですが、おおよそ一番はなやかだった時の6割程度でしょうか?
日曜日ということを差し引いても、節電対策はどこもしっかりやっているんだと感じました。
空からの夜景は寂しくなりましたが、エネルギー問題、地球環境、節電を考えればすごくまっとうなことだと思います。
皆がきちんと気を遣う、日本はすばらしい国だと思いました。

成田

2011-10-15 | ATC
19日から成田の出発進入方式が大幅に変わります。
簡単に言うと離発着回数を増やすために、羽田と同じように方面別の運用がはじまります。
東京コントロールが着陸機の順番を並べ替えたり、高度差をつけて経路をクロスさせるなどの基本的なやり方はおなじです。
パイロットとしてはいくらAIPやjeppesnで事前に勉強しても、実際にどのようにレーダーベクターされるのかどんな高度を指示されるのかは飛んでみなければわかりません。
またまた,勉強することが増えてしまいました。
パイロットの世界は一生勉強の世界です。

副操縦士の最大の役割

2011-10-08 | その他
副操縦士の最大の役割はフライトのモニターです。機長がとろうとしている行動が間違っている、あるいは少しでもおかしいと思ったらすぐにアドバイスすることが求められます。
それも焦点をぼかした間接的な言い方ではなく、直接的な言い方が求められます。
機長も神様ではないいじょう、絶対に間違えます。その時に、乗員乗客を救うのは副操縦士の的確なアドバイスです。