森川博之 「私的な遊戯」

私的に色々綴って行きます。
曲↓http://www.myspace.com/morikawahiroyuki

決定事項に嬉しい誤算

2010-03-16 23:22:29 | Weblog
8年。

現在私は三十路だが、人生の約4分の1、東京に居る事になる。
20代、その大半を東京での音楽活動に費やしてきた。

非常に有意義で、家族を中心に本当に様々な方々に支えられて過ごしてきた。
作り、唄う事。それらを継続する事によって、私の根底にある願望や美意識や
エゴや驕り、そういった物を発見し、作品として吐き出した。

「人間とは?」、一見若造が何をノタマウ、と思わるだろう(まあ思われても納得)が、
私の音楽の礎は間違いなくそれであり、それを発見したのが東京で、
その世界観や知識を広げてくれた人生と音楽の諸先輩方には、
ただただ感謝するのみ、です。

私なりに。こういう言葉は自己弁護の感が強いので余り使いたくはないが、
それでも齢を重ねれば重ねる程に、妥協をせず、クオリティの向上に努めてきた。

まあそれでも頭でっかちにはなりたくないので、”今の所は”そういう
地盤が私の中で構築されている、そういう結論にしておく。

東京に来た事は本当に有意義だった。
音楽以外の部分でもそれは言える。
様々な価値観の人間と出逢い、会話をし、私は柔軟になった、はず。
様々な場所に赴き、観察をし、年相応の視野を手に入れたとも思っては、いる。

熊本から離れ、8年。
兄や弟の結婚、甥や姪の誕生、叔父と祖父祖母の死。
これは私が上京した後に全て起こった現実だ。
時間は、やはり流れている。
圧倒的な感動や絶望でそれを突きつけられる。

人生は自己責任だ。
誰かに擦り付けたり、捧げたりする事は、余りに残酷で、余りに勿体無い。

私の実家、その隣に住んでいる母方の祖父が、犬を飼いたいと言っているらしい。
1匹では可愛そうだから、2匹欲しいと。
それを受け、母と弟はここ数日愛犬探しに奔走し、ミニチュアダックスとポメラニアンを
迎え入れる算段を整えたみたいだ。
そういった電話の内容で、私は大喜びで話を聞いていたが、
数年前、我が家で飼っていた2匹の犬が亡くなった影響で、
皆には少し複雑な心境が残っている。
私も当然、その2匹をとてもとても愛していたが、死の瞬間には立ち会えていない。
こういう温度差は、身勝手にも悲しい。

熊本に、帰ろうと決めた。
第一の理由は犬。もとい音楽。
年齢や実績。そういった現状を鑑みて、自身を最も活かせる場所は熊本で、
更に上京当時よりも、業界全体が東京一極集中型の状勢では無い事も決め手になった。
ぶれなければ、歌は、どこでも唄えます。

他にも色々あるが、まあ本当に色々で、それを一つ一つ拾い晒すのは無粋だ。
一先ず、文面上での御報告とさせて頂きます。

ダックスとポメラニアン、飼った暁に祖父が一体どんな名を与えるのか、
目下興味の最上位に来ております。

ではでは、おやすみなさい。










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