森川博之 「私的な遊戯」

私的に色々綴って行きます。
曲↓http://www.myspace.com/morikawahiroyuki

映画が観れない男の新年ご挨拶 marutamaも年を越せました

2017-01-05 09:36:13 | 映画
お早う御座います、「ルーム」から一切ガッツリ映画を観ていない男、
非常に忙しい毎日が続いており、楽しくもあり、体力的に苦しくもあります。

というか、新年明けましておめでとう御座います。

いやはや、2016年は8月にmarutamaというお店の雇われ店長になり、
11月末にはオーナーになっちゃったという、摩訶不思議な1年でした。

12月、ホットペッパー等の媒体に、大人の事情で打ち出せなかったのも
あり、非常に不安な船出でしたが、何とか年を越えることが出来ました。

お店に足を運んでくださる全てのお客様と、支えてくださるスタッフや
友人、そして家族に感謝の一言です。

分かりきってはいた事ですが、いざ自分が一番上に立つと、やはり
一人では何も成せない現実を痛感致します。

11月25日から私のお店になりましたので、まずは2017年の
その日までは、お店をより良いものに変えて行きたいなと。


とまあ、結局最近は一切映画は、というか新作は観れていないのですが、
お店では私的な良作を毎日ダラダラ流しております。

お客さんが居ない時や、常連さんだけの時間帯にはホラーをガッツリ、
とかですね。

いつか「マーターズ」を大音量で流してやろうかと考えております、ふはは。

うーん、避けたかった事態なのですが、どうしても日常がお店なので、
その話題に終始してしまいますね。

まあ、年末年始は特に年中無休体制でしたので、御容赦頂ければと。

ともあれ、2017年、落ち着いたら週一、いや月3本でもいいか。
その位のペースで映画が観れれば良いなと。

あ、2016年私的な映画ランキングは、気が向いたら勝手に
行います。あんまり本数観てませんしね。

ではでは、今年もここではだらりと宜しくお願い致します。

お早う御座います、乾燥機かけに行こう。


Cafe&Bar Marutama HP

http://marutama.on.omisenomikata.jp/

ホットペッパー版

https://www.hotpepper.jp/strJ001161991/





映画「ROOM」を観た男が、最近起こった怒った出来事等をオブラートに包んだり包まなかったり

2016-10-18 08:18:59 | 映画
お早う御座います、最近は既に縁が無いと思われていた喜怒哀楽の
怒、それが一気に、そしてムクムクと育っている男、嫌ですね、お金って。

と、前フリしつつも、差し当たり生きています。

で、そんな前振りしつつも先ずは映画のお話でも。

「ROOM」、言わずと知れたアカデミー賞獲得作ですね


この子役が異様に可愛い、これはロリな紳士は避けるべきレベルの可愛さ。危ういから。
そしてこの彼の演技、何と言う自然体、勿論若妻役の方も心情の機微、お見事な表現。

もう既に今更感が強いので、軽くネタバレを交えて書きますと、このお話は
脱出前、脱出後、その2場面で構成されていて、確かに脱出シーンはハラハラしますが、
それよりも感心したのは脱出後。

真実、一切何も起こらない、いや正確に書けば「そういう事態になったら、その後
そういう問題が起こるよね」というリアリティラインを全く超えない。

それでいて、要は範疇なのに観れる、面白い。

少年の成長、それを軸に丁寧な描きが成せた業でしょうね。

そして私的には全く「甘くない」ラストの着地まで、子供と大人を用いた有り得る
現実、感情の描きが好きでした。

勿論オススメです、これは良く出来た一本。
まあアカデミー獲ってますから当たり前ですな、ふはは。



と、実は最近観た映画はこれだけだったという事実も書きつつ、次は私生活のお話。

約2週間前、生涯でもトップクラスの怒りを覚えた出来事が起こりました。
そして普段全く怒らない人種の私が沸点まで達すると、それは意外と他の
物事にも波及していくのだな、とも。

少し短気に成った己が確認出来、ああ嫌だ何なんだと。

勿論仕事には絶対出しませんし、八つ当たりもしてはいない。
ただ、心から信頼できる人達に「怒りを吐き出す私を受け止める」行為を、ここ最近は
担ってもらっています。

そして現在、そこから2週間の間にも色々と怒りを覚える出来事や
呆れるしかない事案が頻発し、現在を生きてます。

お金は必要、しかしそれに心を侵食される人間には、絶対に成るまい、
そう改めて誓えた、学べた期間でもありました。

怒り、厄介ですね、判断力が鈍る。

そして怒りという感情は、怒る引き金を呼び込むのですかね。
先日、近所の踏み切りで引っかかり、車で電車通過を待っていたら
向こう側にも車が。

近所の踏み切り、ここは道幅が狭い。車1台分しか通れないレベル。

ので、私は電車待ちの対向車、踏み切りの向こう側の車を発見した直後、
少しバックして離合出来る位置まで下がりました、譲り合い、大切です。

電車通過、対向車接近。さあ離合をして下さい。
と、ここで驚くべき光景が。

私の車の真横にまで来た対向車、その運転手が窓を開けて「怒り顔で」
手をブンブン振っている。

要は「お前もっと端に付けろや!離合しにくいだろうがっ!」という主張。

いやいやいやいや、帽子を被ったジジイ、もといお爺さん、その態度は
無いだろうと、折角バックして離合スタンバイしている人間に、その剣幕は
有り得ないだろうと。
というか、真横で車外に手を出しブンブン手を触れる距離感、充分
離合出来る間隔なのである。

余りの斜め上の態度に、驚いてジジイ、もとい爺さんを凝視するしか無い私。

結局、離合は無事終り、去っていくジジイ、もとい、いや面倒だもうジジイで良い。

怒りが、噴出する。

元来、前々からここでも田舎の車事情は、そのマナーの最低さは書いてきたが、
このタイミングでそれをやられると、いよいよイライラしてしまう。

で、私はお店で暇な時間に来た親友に、その出来事を身振り手振りを交えて
吐き出すわけです、すまんな、有難う。

吐き出す事で何とか己を制御できている感覚、それを自認しつつ、日々を
送っております。

ただ、2週間前の出来事は、私の今後を大きく左右する事件でもありましたので、
やはり冷静に、先ずは冷静に事を運んで生きたいと考えてます。


ああヤダヤダ、怒るのはヤダ、疲れるし。

シャワーでも浴びてこようかね、モヤモヤしてるし。

行ってらっしゃいませ。










近況をお伝えしつつ、映画「ヘイトフルエイト」を観たのでその感想を

2016-09-12 08:11:35 | 映画
お早う御座います、生涯で初めて1ヶ月以上無休で働いてみた男、
人間には休息は不可欠と再確認しました、もう無休は一切しません。

まあ、カフェバーオープン1ヶ月、色々な事が起こり、学び、
気付き、肉体的には疲弊しましたが、非常に充実した日々を
送っております。

あ、一応熊本は玉名高校通りにある「Marutama」というお店です、
月曜定休、私は基本夕方以降、死なない限り居ると思いますので、
暇つぶしでも賑やかしでも来店して頂ければ有難いです。

現状、「こんな場所があるんだよ」という「認知して頂く」段階
ですので、それが一通り終わった後が勝負かなあ、と。

まあ、色々と日々内装やらメニューやら、物理的な部分はより良いものへと
変化をさせている状況、やれる事はやれる所までやって、後は人と人の
関係を常に大切にすれば、何とか勝負に成るのかな、という感触です。

まあ、ここでこういう話はそろそろ切ります、テンション的にも明らかに
逆効果ですしね、ふはは。

ただ、これまでに来店して下さった方々には、真実心からの感謝を。
リピーターさんも出来てます、有難い限りです。



さて、そんな珍しい超多忙な状況下、8月観た映画は1本。
タランティーノ監督作「ヘイトフルエイト」


サミュエルさんは相変わらず最高でしたね、喋る喋る、軽快に喋る。

シンプルに、先ずは面白かったです。

オープニングからタランティーノの映画と分かる辺りはニヤニヤできますし、
お得意の会話、これが今作は凄まじいボリューム。

近年の作品群は、一見無駄な会話に見えて、実はきちんと伏線になって
いるという傾向があり、今作はそれが一旦完成系に至った印象も受けました。

雪山の山小屋に閉じ込められた人々が織り成す会話劇、実に気持ちよい、
気持ち悪いが、気持ちよい。

笑いというか、「ドアを蹴破れ!」演出を筆頭に観られるクスッとくる
シーンをバランス良く配置している部分も流石。

後はサミュエルVS御老人。
「想像してるだろ?」、あれはエグイ、シチュエーションも含めて、エグイ。
そこら辺の容赦無い描きもまた、やはり好きでした。

ただ、これはもう完全に勝手な感想ですが、タランティーノ作品という部分で、
私的に勝手にハードルが最高峰まで上がってましたので、正直「面白かったけど、
少し物足りない」感は残りました。

ミステリではあるのですが、オープニングで盛大なネタバレをしてますし、
というか彼の作品郡で当てはめると「レザボアドッグス」的構成なので、
ガッツリミステリというよりは、やはり上記した会話劇を楽しむ一本かなあ、と。

物足りない、そう感じたのは所謂「切れ味」かなと。
ダラダラ喋りつつも、ラストはスパッと潔く、そんな作品が多いタランティーノさん、
今作は結構終盤引っ張ります、まあ引っ張る意味もありますし、理解は出来るのですが、
私的には少しだれてしましました。


南北戦争もの、前作「ジャンゴ」と同じ時代設定ですが、私的にはジャンゴの方が
好きでした。

ただ、勿論一定のクオリティは完全に超えており、楽しめるのは間違いない作品
ですので、オススメです。

次回作、どういう風に成るのか、そんな興味が沸いた一本でした。


ああ、久々に書くと纏まらない、それも由。

疲れた、二度寝します。

雨だ、久々の休みで、雨。

まあいいか、暑いよりは断然マシだし、寝るから。

行ってらっしゃいませ。

カフェバー「marutama」が8月1日にオープンしました、店長なのでその報告を

2016-08-03 08:28:47 | Weblog
お早う御座います、まさか自身が「時間が無い」という状況に
陥るとは、と驚いている男です。

ええと、8月1日、無事熊本県の玉名市、玉名駅から徒歩5分の
場所にカフェバー「marutama」がオープンしました。

で、前回書いたのですが、色々な方々との縁が繋がりに繋がって、
お店を任せて頂く事になったのですね。

そこで、先ずは今回基本的な宣伝でもしようかなと、写真つきで。



はい、ここが2階スペース、非常に落ち着いた空間で、結婚式の2次会をはじめ、
20人以上の収容が楽に出来ます。
パーティー等の催しに使って頂ければ幸いです。


うん、これがチョコフォンデュタワーです。

パーティー等でポンと置いてたら、まあ瞬間的に盛り上がる事は約束されているでしょう。

この他にも、チーズフォンデュと小さいサイズのチョコフォンデュ、御座います。



で、これ。
これは私をこの店に導いてくれた親友が「2軒となりでやっている」お茶屋さん、
そこから卸した抹茶を使った生ビール、まろやかです、非常にまろやかです。

お酒に関しては、抹茶系はまだまだ種類は豊富ですね。


営業時間は10時から24時、カフェからバーの切り替えは6時7時に
流動的に行う、といった流れです。

呑み放題は1200円から、今月6日まではアルコール全品(抹茶系は+100円)
300円となっております。


・・うーん、何でしょう、この場所でこういった告知をすると、どうしても
フラットなテンションで書いてしまうのは、長年の積み重ねですね。

本来は「オープンしました!」「こんなものがあります!」という、陽性の
印象を与えるべきなんですが、ここだけは仕方ない、この温度で。

ともあれ、玉名においでの際は是非お立ち寄り下さいな。
冷やかし大歓迎、兎に角お店に来て頂くことが大事ですからね。

あ、フードは昼がパン中心、夜はイタリアン中心ですね。
食べ物は真実美味しいです、パスタはまだ改良の余地がありますので、
未だメニューに載せてませんが。


そして冒頭に書いた様に、私は現状時間が無い、それ即ち映画を観る時間も無い。
ので、暫くは映画の駄話は出来ない状況かもですね。


と、相変わらずのテンションで淡々と書いて参りましたが、実際は
非常に充実した日々を送っており、刺激もあり、求めていた全てが
整っている状況です、幸せです。

まあ、8月は正しく多忙な毎日が続くと思います、それで良いんです。

8月、オープンから閉店まで、9割以上の確率で私が店に居ますので、
足を運んで頂けると幸いです。8月は店休日なしですし。

残りの1割は家庭教師と塾で抜ける時間ですな、ふはは。

うーん、改めて不思議ですね、非常に嬉しいのに、我武者羅なのに、ここで書くと
低体温、まあ良いか。

さて、開店準備にでも行ってきます。

お早う御座います。

ザ・イエローモンキーの福岡ライブにおじさん3人で行って参りました、ので観戦記でも

2016-07-19 00:17:52 | 音楽
こんばんは、最近は生きねばと感じている男、カフェバーの
オープン準備をこなしつつ、生きてます。

さて、7月17日、遂に私の人生の一部であるイエモンの
復活ライブに赴きましたので、その観戦記でも今回は書いて
いこうかなと。

起床、午前11時。

前日熊本市内で呑み、私は呑まないが、呑み。

「明日はイエモン行くから、今日俺0時には帰るぞ」

そんな宣誓をした16日午後9時、我が家に帰ったのは見事に
朝の5時。

やばいやばい、やはり居てしまう、楽しいから居てしまう。
というかやばいやばい、これは起きれない→遅刻→頭を抱える→でも
開き直ってタバコを一先ず一服、そんなパターンが待っていそうだ。

そんな心中で床に付き、まあきっかり上記した時刻に起床、思えば私は
基本6時間以上は連続で睡眠をほぼ取れない体質なので、結果オーライ。


当日12時半、中学からの親友を車に乗せて新幹線の駅へ。

「駅は駐車場が一杯で、車が止められない可能性が高い」、そんな両親の
アドバイスを素直に聞き、かなり早目の出発です。

駅到着。
おお、本当だ、駐車場が最早無法地帯、停めて良い場所は勿論、そこは
駄目だろうという場所にも車がビッシリ。

誇張ではなく、本当に大型車が通れないレベルのイケナイ駐車も多々あり、田舎の
緩い寛容さと、それによる危うさを痛感、ありゃイカン、偉い人どうにかしてくれ。

結局駅から少し離れた場所に駐車、大丈夫です、迷惑にならない場所です。

しかし新幹線、早い。実は生涯初新幹線。
新玉名という駅から博多、車だったら高速でも1時間は優に越える距離を、約40分で
済ます。景観を楽しむ暇も無く、座席に付いていたテーブルを入れたり出したりしてました。

博多到着後は大分で一仕事終わらせてきた、これまた中学からの親友とホテルで合流。
というか、これホテル?完全に寮的な雰囲気が・・

「おい、ここ大丈夫かね?」
「ま、寝れれば良いしね」
「だあね」

そんな会話をしつつ、やる気があるのか無いのか分からないテンションのフロントに
お願いして、少し早めのチェックイン、午後3時半。

おお・・本当に寝るだけだ、しかもテレビが14インチ、縦長のブラウン管。
殺風景もここまでくれば潔い。

かくしておじさん3人の準備は整い、いざマリンメッセ福岡へ。

移動のタクシー内ではあれをやって欲しい、これをやるかなと、まあイエモン談義。
というか、この3人、高校時代からのバンドメンバーなんですね、イエモンのコピーバンド。

マリンメッセ到着。
おお、居る居る、予想はしてたがやはり居る。
30代と40代と思しき方々がわんさか。ふはは。

ので、たまに20代位の若い子を見かけると妙に嬉しくなる。

「物販あるよ?買う?」

ごった返す人ごみの中、大分から来た友が言う。
私はこれまでライブでそういった類のものに全く興味が無く、
今回も出発前は「いやいや、買わない買わない」とノタマッテました。

タオルとTシャツ購入。

いやあ、買うんですねえ、やっぱり。何か買ってしまいました。
まあ、オープンするお店に飾ろうかなとも考えての購入でしたが、
嬉しかった。計6000円也。

初新幹線に初物販購入、やはり彼等は私に新しい刺激を与えてくれる。
そんな屁理屈を頭の中で並べつつ、そそくさとお金を差し出す。

座席へ。
アリーナの後方、だがしっかり見える。

カウントダウンがステージに表示される、押さないんですね、好印象。
で、以下がセットリスト。



01 プライマル
02 楽園
03 ROCK STAR   
04 Chelsea Girl
05 A HENな飴玉
06 Tactics
07 LOVERS ON BACKSTREET
08 FINE FINE FINE     
09 球根
10 カナリア
11 HOTEL宇宙船
12 花吹雪
13 空の青と本当の気持ち
14 ALRIGHT
15 SPARK
16 見てないようで見てる
17 SUCK OF LIFE
18 バラ色の日々
19 悲しきASIAN BOY

アンコール
20 Romantist Taste
21 LOVE LOVE SHOW    
22 BRILLIANT WORLD
23 WELCOME TO MY DOGHOUSE
24 JAM

当日まで私は敢えて他の会場のセットリストを見ないでライブに
臨んで、そしてこのセットリスト、いやはや驚いた。
3から8曲目なんか、完全に想定外、しかし相当に嬉しいチョイス。

というか、1曲目のプライマルのイントロと、彼等のシルエットが
現れた瞬間、正直私は少し泣いた。自然に、何年振りかも分からない
涙を流した。

個人的な事情だが、私はイエモンが居たから音楽を始めて、ボーカルをやって、
東京に行って、そしたらイエモンが解散して、それでも私は音楽を続けて・・
そして現在、私が音楽から距離を置いた今、唄わなくなった今、彼等が戻ってきた。

ああ、大げさではなく、彼等は私の人生の一部なんだと、強烈に感じた。

大量の鳥肌と少しの涙、20年経っても彼等はそれを私に与えてくれる。

おかえりなさい、そう素直に思い、心底嬉しかった。

私の青春時代を身近で彩ってくれた親友が、バンドメンバーが時を経ても
横に居る事も、感慨深く、有難い。ありがとう。


と、感傷タイムはここまで。
以下は素直で簡素なレビューでも。

パフォーマンスはやはり50前後の御仁達、余り動かない。
ただ、体のスタイル等、相変わらず画になるバンドだなと。

前半戦はハイテンポな曲調でもアダルトなライブ、落ち着いてる。

そして中盤に珍しいインターバル、メンバーが一旦はけ、ステージでは
映像が5分ほど流れる。
これは何だ?おじさん達の休憩タイムなのか?確かに私も立っているのが
きつくなった、同様に歳をとった。

だがこの映像が良く出来ており、その流れで唯一の新曲「ALLRIGHT」から
後半戦スタート。

うーん、やはりこの曲は良い、だからこそ早くこれを軸にアルバムを作って
頂きたい。

そこからはギアが上がった、というか意図的に上げたのでしょう、かなり
ステージ上で4人が活性化し始める。

吉井和哉はソロで飛躍的に上がった歌唱力を存分に披露し、且つ若かりし日を
彷彿とさせるパフォーマンスも魅せる。
エマは、菊池兄は上手い、そしてギターがエロい。妖艶ですな。
ヒーセは勿論充分に上手いのだが、解散前より前に出てこないベースだと
感じた。ただ、滅茶苦茶良い笑顔が何回もこぼれてたので、満足。
アニー、ドラム菊池弟は相変わらず彼しか出せない音を放出する。
何回か危うい場面があったのも相変わらずでしたが、ふはは。
それでも菊池弟も心底楽しそうに、そして懸命に叩く。それだけで
今は何だか嬉しくなる。

総合すると、ライブバンドである彼等の出来自体は流石の一言、齢も重ね、
それによるギラギラは消失しましたが、変わりに危うさが皆無、アニー以外。
鍵盤の方が当時とは変わり、それがまたよりアダルトな雰囲気を醸して
居た様な気がします。

まあ、鍵盤問題は結構議論されてる様ですが、私的にはこれはこれで
良いのかなと、今のイエモンにはフィットしているのかなと。

ともあれ3時間、ステージ上のおじさん達は唄いまくり、客席の
おじさん3人は大満足の1日でした。


その後は居酒屋一軒、即ホテル、そして就寝、うーん年とった。

ともあれ、イエモンが、イエローモンキーが帰ってきました。

生きる上での大きな楽しみが、また一つ生まれました。


熊本に来たら、また行こうかと思います。







映画「イットフォーローズ」に唸った男が、新しい仕事に就くことを書いていきます

2016-07-09 08:58:35 | 映画
お早う御座います、暑い若しくは「もう良いです」と呟く
レベルの大雨、両極端な天候の日々が続いている熊本、そこで
私は未だに生きてます。


これにスーパーな台風なんか直撃したら、今年は地震大雨台風と、
異様な規模の天災が3連発、間断無くやってくる事になります。

うーん、自然に生かされている以上、避けられない事態では
あるのですが、思わず「何なんだ」とボソボソ言いたくなりますね。

まあ、どうしようもない、備える事を忘れずに生きていこうかと。


というわけで、考えても仕方の無い話はサクッと切り上げて、映画。
最近ホラー好きには話題の「イットフォローズ」観ました。


結論から。これは私は購入します、アマゾンで。
それ位面白い、そう、怖い以上に恐ろしく上手くて面白い一本でした。

先ずはBGM、これが中々のレトロっぷりで、しかも音量や
楽曲のチョイス、そして使いどころ、全てが上手い。

音で演出する、正しくお手本、いやそれ以上のバランス感覚。

で、この音楽の取り扱いの上手さが全てを物語るかのごとく、
お話自体の運び方や怖がらせ方、そして撮り方まで、殆どの
シーンが成功しているというお見事さ。

設定、この映画のルール、それを序盤に観客へ提示する事、
それによる観客の「画面への集中」、その必然性を生み出す手際、
更にはその設定だからこそ活きる遠目のショット挿入。

画面に釘付け、正しく今作はそれを自然してしまう映画に仕上がってます。

とどめは青春ものとしての着地も同時に果たすこのイットフォローズ、
現状今年観たホラーではダントツの面白さでした。

唯一、ラストの戦いが安直かなと感じた部分はありましたが、
まあそれも「若さゆえに」と解釈すれば、アリです、許せます。

ともあれ、私は大好きな作品です、ヒロインが不思議な可愛さを醸し出すし。

私的にはかなりオススメです。あっという間の100分でした。



と、ここまでがいつもの映画のお話。

ここからは、私的なお仕事話。

実は、というか私は2年ほど前、帰熊してから3年経った頃、もう一度
東京へ行こうかと画策していた時期が御座いました。

理由は色々ありましたが、まあ端的に「生きて無い」感覚が強かったのですね。

そんなタイミングで、現在働いている塾、そこのお誘いがあって、快諾したという
流れがあったんです。
タイミング、大切ですね。

で、更に時は経ち、現在2016年、帰熊してから5年程。
前述した我侭病が再発、37にしてもう一度東京へという、何とも世間的に厳しい
選択肢を最上位に考えつつ生活している期間、最近まで御座いました。

正直、飛行機の手配をする為のアプリを落とし、更には簡単に手軽な部屋を
探せるアプリ、これもセットで活用している段階でした。
いやあ、5年経つと携帯で何でも出来る様になってましたね、恐るべし技術進歩。

まあそんな斜め上の絶賛は置いといて、兎も角行こうかと、東京に。

しかし、留まる。
またもこの「タイミング」で、有難くも仕事のお話が
入ってきたのです。

親友に東京行きを吐露し、それを聞いた彼は動き、何故私が首都へ行くのか、
その最たる理由を理解した上で、「良い話」を運んできてくれたのです。


新規オープンカフェ、バーの店長。熊本の玉名で。


実はこれにはもう一つの縁があり、私がまだイベント等で唄っていた頃、
その玉名で野外のライブを行う企画があり、参加させて頂いたのです。

で、その時に知り合った、企画に携わっていた方が、今回のお店のオーナー。

ので、親友がその方にお話を持っていった時点で、「ああ彼か」と成り、
年齢的にも経験的にもお店を任せたい、という結論に辿り着いて下さった様です。

ストップ、東京行きは中断、無しです。

将来的にはのんびりとバーでも、小金持ちにでもなったらバーでも、
そんな最終着地点をぼんやり描いていた男にとって、これ以上のお話は
在りませんでした。


ので、また職種が変わります、カフェバーの店長です、ふはは。

あ、ただ塾は続けます。
塾に誘ってくれたパートナーに今回の件を話した時、彼は「絶対そっちに行った方が良い」、と。


塾は二人で運営しています、回しています。
そんな状況下でも、快く、現実的な判断を下す、それをサラッと言える人間、
だかこそ私は彼に2年付いていったわけで、その縁を切る事は私的な生き方に反する、
正しく「生きて無い」と同義。

バーのオーナーにもその旨を納得して頂き、そこも有難かったです。

常々書いてますが、私は人に恵まれているなあ、とシミジミ思うのです。
私に携わって下さっている方々、今一度多大なる感謝を。
おかげ様で、凄まじく変な歩みでも、ちゃんと生きていけてます。

ともあれ、8月からそこに注力します。

ここに書くことは基本変わりませんが。


締めよう、朝だ、というか既に暑いぞ、シャワーシャワー。

行ってらっしゃいませ。
















大雨の中「オデッセイ」や「女神は二度微笑む」についての感想などを書きつつ

2016-06-24 03:19:21 | 映画
こんばんは、生きてます、熊本は地震の後に記録的大雨と、
正しく踏んだり蹴ったり、無神論者なのでハナから神は居ないと
思ってはいますが、重なるものですね、自然災害は。

重なるといえば、というか「重ねる」という表現が正しいのですが、
ツタヤで最近「HIGH&LOW」という商品が爆発的にレンタルされてます。

ええ、今をときめくエグザイルさんや三代目さんや、その枝葉に居る
方々が集結したドラマみたいですね。

まあいいんです、好きなヒトが居るのですからね。
気になるというか、なんだかなあと感じるのは、その「一連の販売方法」。

サクッとテレビで放送して、サクッとDVD化して、サクッと「オリジナル
ベストアルバム」を販売して、更には劇場版も待機。

ねえ、オリジナルベストってなんですか?それ、単なるサントラ・・
お値段約7000円也、いやはや、お上手。

借りるんだねえ、買うんだねえ、劇場行くんだねえ。
最早潔過ぎるこのスピード生産、それに迅速に付いていくファン。

直前にAKBの総選挙だ200万枚売れただがあったので、いよいよ
日本のエンタメって、現状はこうするしかないのかなと痛感しました。

ジャニーズも限定A,B、通常盤、どれもカップリングとかPVが
違うんだよ!だから全部コンプリートしようね!という販売方法が増えた。

先着順でくじ引きもあるよ!あるんだよ!

なんという3本柱、なんというクールジャパン、いよいよ私は時代遅れで
構わない。


売り上げが全てとは絶対に思いませんが、日本の音楽を支えている柱が
上記の方法だと、どこか悲しくなりますね。

良い部分もあるんですよ?
AIKOの新譜は良かったし、最近聴いているAimerはワンオクの
人と組んだり、私の中で線引きしている「音楽」は、未だ生きていると
実感出来る出来事も、あるんですよ。

ああ、そういえばワンオク好きの後輩にライブDVDを借りたんです。
そこで「この腐った音楽業界を、俺らが変えてやる!ぶっ壊してやる!」という
旨の発言をボーカルがしてました。

カットしてないのは意気を感じるし、私的にワンオクはセールス、人気、
実力、知名度、そしてボーカルのクオリティ、更には楽曲のキャッチーさ、
それらが唯一3本柱に対抗出来るバンドだと感じてますので、頑張って欲しいものです。


ああ、結構ぼやいたな、今度観てみよう、ハイアンドロウ。


さて、切り替えて映画のお話を。
先ずは「オデッセイ」


私的に大好きな「悪の法則」を撮った監督作でしたので、ワクワクしながら観ました。
火星で取り残された男のサバイバル、良いじゃないですか、どんな哲学提示が
待っているんでしょう。

結果、超ポジティブな化学の実験映画でした。

正直「悪の法則」が大好物な人間にとっては少し肩透かしを喰らった内容でしたが、
それでも2時間以上の作品を、飽きずに楽しく魅せ切る辺りは流石です。

ポジティブシンキングが如何に大切か、それを教えられる一本。
万人にオススメ出来る映画ですね。

刺さるものは特に無かったですが、非常に楽しく観れました。


で、もう一本が「女神は二度微笑む」、インド映画ですね。


夫が消えた!夫の妻が探しに行く!というかその妻が美人!
それだけで先ず観れます。

で、インド映画で昨今傑作だと感じた「きっと、うまくいく」は、ドラマの
中に綿密な伏線を張り、異様なまでのテンポと精度で回収する、幸せ満載映画
でしたが、この「女神は~」も同様、伏線とその回収が実にお見事。

言ってしまえば教科書通りのミステリなのかも知れませんが、ラストに
得る事が出来る「気持ち良さ」は、やはり自然な伏線を散りばめた結果
でしょう。

あ、インド映画ですが、今作は全く踊りません。


これはミステリ好きにはオススメです。
画の多少のチープさや、カメラワークの少し無駄と感じる忙しさ、それさえ
無ければこれまた私的には傑作の部類だった一本。

まあ、それでも充分にクオリティは高いと感じました。


映画と言えば、邦画も最近は「アイアムアヒーロー」、「ヒメアノール」、
そして「クリーピー」、これらが軒並み高評価で、今から鑑賞が楽しみです。

邦画が元気になってきたのは、非常に嬉しいですね。

後は音楽業界ですが・・
まあ、私はイエモンで暫くはノスタルジーと新たな快感に浸ろうと
思います。


序盤の駄話が長すぎた、切ろう。

寝ます、アッサリ雨も止んだし。

おやすみなさいませ。

イエローモンキーとか不倫とか病とか、それらを伝える、伝えられる関係

2016-06-10 08:52:05 | 音楽
お早う御座います、10年以上振りにロッキンオンジャパンを
購入した男、勿論目当てはイエモンでした。

再始動後、初のインタビュー、これは色々知りたい身からすれば、
買うしかないと。

時期はツアー2日目でのタイミングだったみたいですね。

写真が相変わらず画になる。

インタビューでも笑い話として言ってましたが、「全員太ってない」
というのは、結構私的には大切な事です。

あの頃のままのイエモン、それを求めていないと言えば嘘かもですが、
それ以上に彼等のロックスターである事、その姿勢が相も変わらず
体型込みなのが純粋に嬉しかったんですね。

色褪せず、円熟味を増した出で立ちと顔つき、ギラギラは確かに
消失していますが、あの笑顔はズルイ、良過ぎる。

どうやら現状は「一生イエローモンキー」宣言を放っておりますので、
やっと勝手に一安心しました。

で、記事を読むと彼等自身もノープラン、兎角やってみような姿勢だった様で、
だからこそのツアーまでの「あやふやさ」だったんですね。
そして実際ステージで2日演ったら・・一生ものだなと。

なるほど、私のイエモン復活時のモヤモヤもこれでスッキリしました。許す、勝手に。

ともあれ、7月に生で観れる、聴ける事は幸せです。
後はアルバムだけですね、現状欲しいのは。


で、こうやって私は欲しい情報に対し、雑誌を購入してまで得たわけですが、
世の中には心底どうでも良い情報も否応に耳に入ってきます。

まあ、ゲスさんから始まる不倫報道ですね。

ただ、これに関しては彼等が「やってしまった」、正しくイタシテしまった
世間的には悪事とみなされる出来事ですので、それを嗅ぎ付けて世間に示す
マスコミ、そうやってご飯を食べている方々の「全うな仕事」でしょう。

やれゲスさんは潔くないが、ファンキーな加藤さんはまだ偉いとか、そんな
こんなを語り合うのも一興なんでしょう。

基本人の不幸は蜜の味、お金に成ります。
私も他人事の様に書いてますが、いかんせん灰色人間ですので、そこの資質は
勿論持ち合わせています。

極端にアンテナは短いですが。



からの癌報道、これはちょっと物申したい。

単純に、不倫なんかは上記した様にヒトが勝手に、能動的に「やっちまった」事、
それは別にスッパ抜かれようが断罪されようが、御勝手に。

ただ、今回報じた、というか旦那を記者会見まで「持ち込んだ」この件、これは
良くネットで使われるマスコミならぬ「マスゴミ」という表現に値する行為かと。

明らかにそっとして欲しい、言わば「受動的」、降りかかってきたどうにもならない不幸、
そいつを無駄に卓越した情報網で引っ掛け、嗅ぎ付け、世間に報道する。

そして記者会見で「見守って欲しい」「そっとしておいて欲しい」と宣言させる。


屑だなと、心底思う。

不祥事ならば仕方ない、彼等は高給を取る代わりにそのリスクを背負うのだから。
ただし、身内に降りかかった不幸、しかも命に関わるであろう状態、これを勝手に
見つけて勝手に報じる、これは駄目だと思う、強く。


線を引けよと。

その線を超えれば人としての何か大切なものを失う、良く使う言葉ですが、
正直そんな人間達がどう壊れようと知った事では無い、自業自得、勝手に壊れろと
そら壊れますよと成る。

問題はそれによって壊される側、正しく罪も無い人々。

元来、私はヒトを基本醜いと考えている人間です。
ただし、反面異様に美しい部分も持ち合わせているとも確信していて、
だからこそ人間は興味深い、複雑怪奇な生き物なのだと。

そしてその醜さ、醜悪さが今回の報道の種である事も、分かってはいる。

病、これは真実どうしようもない。
そこを刺しに行く、この行為、私的には「人でなし」、人ですらない行為に
思えてしまう。

警察のネズミ捕り同様、君たち他にやる事沢山あるだろうと。
不祥事はどうぞどうぞ、バンバン報じて結構、もっと偉い方々の黒い部分を
露呈させて下さいな。逮捕して下さいな。

まあ、出来ないよね、それが社会だし、日本だし、そこも人間だし。
好きなんですけどね、そういうドロドロ、闇が深いし、覗いてみたい。

どんな悪事を「能動的に」やっているのか、是非報じて下さいな。
命を報じるなら、命を懸けるリスクを背負うべきですから。

ああ、青臭い、思春期かと。

まあたまには良いか、切ろう。

暑い、晴れだ、最悪だ。

行ってらっしゃいませ。







劇場版「MOZU」から思うことや「イミテーション・ゲーム」「スコーピオン」まで、色々書いていきます

2016-05-31 08:09:35 | 映画
お早う御座います、やはり生きています。

熊本地震ですが、流石に終息したと書いても大丈夫な
現状ですね、先ずは安心。

ただ、やはり被害が大きかった地域の方々の苦労は、真実
ここからだと思いますので、国の対応等、最善を期待しつつ
日々を過ごしたいと思います。

私といえば、有難くも素晴らしい「日常」に戻った5月、
結構慌しい日々を送って居た様な気がします。気がするだけかも。

と、振り返っていると5月は未だここに1回しか書いてない、
やはり忙しかったんでしょう、そうでしょう。

まあ良いです、さっさといつもの趣味へと脳を切り替えます。

先ずは今月、海外ドラマ「スコーピオン」


そうですね、基本は右に居るペイジ役の方目当てに観てますね、ええ。
いやあ、好きです、ドストライク。ああ気持ち悪い。

調べると元は歌手の方なんですね、曲は一切聴いてません、ああ気持ち悪い。

ただ、32歳という彼女の年齢を知ったとき、改めて私は年を喰ったのだなと、
シミジミと再確認する今日この頃です。

内容ですか?非常に気軽に観れる、基本1話完結の天才集団ドタバタ劇です。

たまに「お前は本当にIQ190超えなのか?」と疑う場面も正直ありますが、
まあ御愛嬌、土台となるプロットや軸は充分なクオリティですので、真実
気軽に、楽しく観れます。

改めて海外ドラマのレベルの高さを思い知る一作、来月後編がレンタル開始、
ペイジさんが観たいので観ます。ああ、我ながら気持ちが悪い。
まあ、おっさんなんでこんなもんですね、観る理由は。

次が今更鑑賞「イミテーション・ゲーム」


何だかジャンル的に「スリラー」と書いてありますが、私的には純粋な「ドラマ」として
観ておりました。ミステリ要素も少しはありますが、特に難解でもなく、それも狙いでしょうと。

良かったです、面白いというよりは、良かった、良い映画。

実話ベースのこの物語、主人公の「普通じゃない」感性、天才なんですが、彼の
普通とのふれあい、そこから芽生える仄かな人間性、そこらへんの人物描写が、良い。
時代を象徴する「とある理不尽さ」も含めてですね。

そして第二次大戦中、究極の作戦を託され、究極の選択を迫られる場面、何度か
訪れますが、ここも実話という背景がその決断に戦慄しつつも、数学的決着に
納得せざるを得ないやるせなさ、良い。

切ない、劇中まとわりつくこの感情は、中々のものでした。

「あなたが普通じゃないから、世界はこんなにも美しい」

一歩間違うと非常に臭い、痛い台詞も、ラストで凄まじいカタルシスを生みます。
これは真実グッときました。

良い映画です、オススメです。


そして最後に「劇場版MOZU」


先に書いておくと、私はドラマの1期は好きですし、前に書いてもいます。
そして日本ドラマに一筋の光を見た、という事も。

ただ、この劇場版で、またその認識と希望は打ち砕かれました。

映画自体の脚本が非常に緩く、残念としか言い様が無いクオリティ。
海外に舞台が移動した瞬間、鍵となる少女をさらわれる無能っぷり、
しかもそこの描写は無しなので、「え?何?どうした?」と一瞬成ります。

と、上記のシーンを筆頭に、異様にザックリした展開が終始続き、何か解決。

キャスティング、というか「イカレ役」の多さもノイズでした。
東という、最高にイカレタ人物がいる以上、彼に寄せたキャラを置いても
霞むだけだし、イカレ同士が絡んだ場面も狂気では無く滑稽さしか生まれない。


とまあ、振り返っても残念な出来でしたが、それ以上にもういい加減
「続きは劇場版で!」商法は止めた方がよいのでは?それを肩を落としつつ、
強烈に感じました。

理由は大きく2つ。

1つ目は「ファンに対するスタンス」。

結局劇場に足を運ぶのは、基本2期まで一生懸命、楽しみに
このドラマを観た方々。
彼らに対して、今度は劇場まで足を運ぶ時間と、お金を消費
させるのかと。

ドラマはドラマで完結すれば良い。


2つ目は「映画にする意味を全く感じない」

映画にする時点で、上記した様にほぼ無料で観れたドラマとは
違い、ゲンキンなお話ですが、まあ実際現金がお客から払われる
わけです。

ハードル、上がりますね、当然です。

しかし、日本のドラマ劇場版、何れも殆どが内容的に大爆死。

MOZUも失敗と書いて全く問題ない内容でした。

キャストだけ豪華になって、肝心要の内容は残念極まりない。
更にいえばドラマで「おお、日本もここまで出来るのか」と嬉しくなった
画作り、それも映画になると特に凄さを感じません。

劇場版でもう一儲け、その愚考はあきれるほどに繰り返され、その度に
駄作が誕生、良作ドラマの晩節を汚す有様。

もう一儲け、そのスタンスは残念ながら現状日本のスタンダードですね。
百歩譲って、そのやり方を変えられない旨みから離れられない、依存して
しまうのなら・・

せめてもう少し、劇場版のクオリティを上げて欲しいものです。
現状は詐欺に近いお粗末さ。

MOZUという作品が好きだっただけに、正直かなり残念でした。


ふう、結構書いたな、終わろう。


6月が来る、雨が降る、嫌です。

お早う御座います。






映画「屋敷女」「アンチクライスト」を鑑賞した男がそれについて書いたりします

2016-05-14 02:34:39 | 映画
こんばんは、最近は海外連ドラや久々アニメを追っていて、
映画は暫くご無沙汰だった男、まだ生きてます。

海外連ドラは最近「スコーピオン」という作品がレンタル開始。
2話まで観ましたが、ああもう兎角ウエイトレス役の方が御綺麗。

勿論内容もしっかり楽しめますが、目の保養ドラマとして完璧に
機能しております。これは最期まで、というか最低限そのお姉ちゃんが
退場するまでは追います。

後はアニメ、こちらは「FATE」という作品の最新版を一気に鑑賞。
画も綺麗、音楽も綺麗、そしてお話も整頓されていて、非常に観易くも、
見応えがある作品でした。

因みに今作で「Aimer」というバンドさんを気に入り、全アルバムを
レンタル。
うーん、作中で使われていた楽曲が収められたアルバム以外は正直
ピンと来ませんでした。

ただ、各アルバム毎に統一された世界観、そこはお見事で、アルバムが
寄せ集めではなくしっかりと作品に成っている部分は、非常に好感が
持てました。


そして映画、こちらはずっと前から観たい、しかし我がツタヤには無い、
そんな2本を他店からレンタルし、やっと鑑賞。

先ずは「アンチクライスト」


実に官能的な画ですな。
物語の軸になるのは「キリスト教」、しかも「女性=悪」という教えが載っている
書物が更なる核になってました。

章分けされた物語、美男美女ではないキャスティング、そして現実と妄想を
表現する画作り、非常に視覚的にウットリしてしまう一本でした。

ただ、内容的には結構辛らつで、女性が観れば不快感を覚える可能性が
あるかもな偏った一本。

私的にはキリスト教にそこまで明るくは無いので、鑑賞後調べて、もやがかった
部分が晴れた映画でした。

美しくも残酷、そして戦慄のラスト。

宗教に明るい方が観れば、更に楽しめるのでは?と感じた一本。


次が凄まじかった「屋敷女」


妊婦が出産直前の夜に、わけも分からず画像の逝ってる女に襲われ続ける、
そんな物語。

屋敷女・・・うーん、この邦題は非常に残念ですね、売る気があるのかと。

突き抜け具合は今年見た中でもトップクラスのシロモノ、兎角エグイ。
数分に一回訪れるショッキングな描写、オール容赦なし、救いも無し。

屋内戦序盤のノイズ音を絡めた金的攻撃、そこからのトリップ演出、
ここで魅入る。

不条理、理不尽、その塊なのかと思わせといて・・
そんな展開も用意されており、単なる悪趣味なスプラッターでは無い、
着地もしっかりした作品でした。

正直、映画におけるお約束、相変わらずの駄目警官が今作もお話を進める
駒として無能を晒しておりましたが、それさえも凌駕する凄まじい描きの数々。

後半にぶっ飛んだ展開で、警官も活躍しますし、もうそこは良いじゃないと。

許せますね、ここまでやってくれれば、多少の無能加減も。

ただ、この映画もアンチクライスト同様、女性が観ると不快感全開の可能性が
ありますので、そこは前もって記述しておきます。

兎角、「何か突き抜けた映画無いかなあ」と探しているスプラッター紳士には
オススメの一本、私はこれ買います。


とまあ、映画的満足は得ている昨今、プライベートでは改めて縁というか導きというか、
そういったものを感じております。

そろそろ死に場所、というと物騒ですが、着地点を決めるべきなのかと
奔走したここ数年、私の人生は一体どう転ぶのだろうと、再び思案し、
その答えを相変わらず自分勝手に結論付けようとする傾向が、顔を出しつつあります。


まあ、先ずは夏まで、このリズムで行けるとこまで行こうかなと。


結果、何かが欠けたら、その時考えるではなく、珍しく次への布石を
打っておくべきなのかと考えます。

時間が無いのでしょう、30代後半だもの、そら無いわ。

まあ、夏で欠けなければ、それがベストなのですが。

いいや、考えてもどうにもならん。

寝ます、まだ余震は若干面倒ですが。

おやすみなさいませ。