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森川博之 「私的な遊戯」

私的に色々綴って行きます。
曲↓http://www.myspace.com/morikawahiroyuki

B’z好きのパクリ、盗作に対するスタンス

2013-04-06 04:26:57 | 音楽
こんばんは、朝ですね。


さてさて、最近またまたDVDを戸棚に戻すお仕事に復帰した訳ですが、
そうなると音楽との距離が自然と近くなります。

まあ、リスナーとしてですがね。

で、最近同じ職場の若い子が「B'z好きっす!」と目が点になる様な
発言をしたので、今回はビーズ(もうカタカナで)の話題でも。

因みに彼は未だ20そこそこ。エアロスミスも聴くみたいです。

先ず、基本的な私の意志を綴っておきますと、私はビーズが好きです。
好きだった、じゃなく今でも好きです。

最近の曲は余りピンと来ませんが、やはりハマった時代の楽曲は
今でもたまに車内で聴きます。

そんなビーズとの付き合い方をしている人間が、彼等のパクリについての
私的な見解をツラツラ書いていこうかと。

ビーズの楽曲の中には、音楽を多少聴いている人間ならば「やっちまったなあ!」
というレベルの「危うい」逸品が結構あります。


何個か挙げれば

BAD COMMUNICATIONはツェッペリン様の有名曲からインスパイア

ferewell song はラストがビートルズの「hey jude」まんま、いやオマージュ

ZERO にいたってはイーグルスの代表アルバム「ホテルカリフォルニア」、その
中の1曲にサビを足しただけ、いやスーパーリスペクト


で、これらを聴いて「おいおいふざけんな」「丸パクリじゃねーか」と激怒する
洋楽ファン、音楽ファンがいるのも当然かと思います。

ビーズ好きの私はと言うと、そう指摘されたら「ですよねー」、と答える
しかありません。

ムキになって反発しようが、残念ながらメロディラインはほぼ一致。


ここで、疑問に思ったのです。

作曲担当の松っちゃんは、これらの「超有名曲」を何故わざわざチョイス
しているのか、と。

インタビューではこれらの指摘に対して「そういう次元の話じゃない」
「それを突っ込むのは無粋だ」「誰だって影響は受ける」、との回答。

なるほど、図太い。しかし益々反発を煽るインタビューである。


「パクった?」と思われる楽曲を世に出す歌手は山ほどいます。
で、「何か似てるなあ」と思う楽曲を世に出す歌手も更に星の数ほど、居ます。


ただ、「やっちまったな」レベルの作品は早々ありません。
若しくはパクル場合、結構マイナーな楽曲から拝借、というのが
通例なのです。メジャーな楽曲は、バレやすいですから。

しかし上記の2つを軽々やってのけているのが、ビーズなんですね。


では、何故それでも好きなのか?それだけ調べて何故好意的か?

一つは、稲葉浩志というヴォーカリスト、その音楽に対する姿勢。
彼のドキュメンタリー番組を昔観た時、「ゴメン、俺には無理だわ」と
思わせるには十分なストイックさを披露してました。

その内容は、歌唄いからすれば平伏するしかない程の努力と管理、
それがあって、今も尚そのパフォーマンスか、と。

松本さんも同様。ライブでの演奏は、日々の練習量が相当なものなのを
示すには、十分すぎる位の上手さです。

楽曲に対してはともかく、音楽に対しての努力と真摯さは、とてもじゃないが
真似できない。屁理屈ですか?そうですか。

まあ、音楽に携わった人間として、その異常とも言えるストイックさは、
やはり素晴らしいの一言なのですね。


もう一つは己の音楽の幅を広げてくれた、という事実。

ビーズを皮切りに、エアロは勿論、モトリークルーやヴァンヘイレン、
要はアメリカンロックへの扉を開けてくれたのも、彼等のおかげなのです。

まあ、知れば知るほど「おいおい松っちゃん・・」となるのも事実ですが 笑


結局、こういう長きに渡る心情の土台があるので、無下には否定出来ないのです。

でも確かに最初エアロ聴いたときはショックだったなあ・・
「ああ、この人達が”元祖”なんだ」と。

否定派の心情は相当に理解出来ます。
ですので私は彼等に対して特に反論もしませんし(というか出来ない)、彼等の
前ではビーズの話題や曲は出さない様にしています。

ただね、彼等は稲葉さんのドキュメンタリーや、松ちゃんのライブパフォーマンスを
観た、知った上での辛らつな否定なのかなあ、と。

そうでなければ、少し寂しいなあと。


まあ、いいや。

音楽は聴く場合、最大限楽しむ。

そういうスタンスをビーズの「この問題」に対して当てはめると、
私の場合は「この曲はどれが元ネタなんだ?」と、一種ゲームの様な
感覚で向き合っているのです。

で、見つけたら「これかあ!・・おお・・」、と 笑

で、更にエアロとライブやった時なんかは、混乱しつつも爆笑してればいいんです。

うう、長いな。

ともかく、最近私的に良い曲が無いので、松ちゃんお願い致します。


まあ、ぶっちゃけると私は稲葉浩志のソロの方が好きなんですがね。
あの暗黒感は堪りません。


嗚呼、雨だ。
 













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450 コメント

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Unknown ()
2013-04-09 18:35:24
びーず、嫌いじゃないし昔は良く聴いてたけども…










影響を受けたのとマルパクリはそりゃ確かに次元が違うわねぇ(笑)


んなことより、早くB'z→原曲→B'z→原曲のCDちょだい( ̄ー ̄ )
返信する
Unknown (本人です)
2013-04-22 09:33:46
>n様

音源、そろそろ本格的に製作します 笑

オマージュ、インスパイア、色々
ありますが・・確かにパクリは
それを超えた地点に居ます、
否定しません 笑

でも、好きなんですよねえ。

ジレンマでもないですな、開き直りです 笑

コメント感謝です!
返信する
はじめまして (因幡子牛)
2014-06-25 05:08:08
名曲完成の裏で姑息な売買(?)がとり行われ
盛り上がりに欠ける詳しい人達の不毛な論争仰山
だのになのに無知なファンは実態に見向きもしないで
情熱の声援を俺にぶつけてくる困った昨今

アルバムの7ブル収録曲の替え歌です。92~94年頃の曲はどれもカッコいいけど、上っ面だけ見れば絶頂期で実態はスランプからヤケクソなパクリ依存性ですね。

そして、意味深な歌詞の核心に迫って(笑)、無理やりでもいい。パクリと結び付けると笑うほど当てはまります。つらかったでしょうね。

返信する
はじめまして! (本人です!)
2014-06-29 09:13:32
>因幡子午様

先ずは返信遅れまして、申し訳御座いません!
コメント、真に感謝しております!
有難う御座います。

しかし、その替え歌は絶妙過ぎます、作成者は
天才ですね 笑

で、作成者がアンチかファンかどちらかは
いざ知らず、ビーズに執着した事、それは
事実なんですよねえ。

つらかった。
そういう彼等の心情を汲む、若しくは達観した
視点を備える、因幡子午様の様な音楽への、
いや彼等へのスタンスを所持した方々がもっと
増えれば、私的には勝手に喜ばしい事態なの
ですが・・

彼等の功績やストイックさに敬意を抱きつつ、
私は今後も時に笑いながらこういう話を、
同じく笑って話せる人々と楽しんで話そうと
思っております。

因みに稲葉さんの新譜は余り刺さりませんでした。

ともあれ、音楽への深い造詣と愛情を感じる
コメントに、再度感謝を!
返信する
ご返答有難うございます (因幡子牛)
2014-06-30 20:46:58
主観的なコメントにも関わらず、ご理解とご返答有難うございます。
替え歌は実は私が作成したのですが私はアンチ歴はなく、天才でもありません。稲葉さんが当時の自分達の苦悩をジゴロ風に表現した間接的なメッセージだと解釈しています。

パクリでも聴き比べて類似性を楽しむとか、聞き覚えのあるフレーズが気になってゲームやクイズ感覚を楽しむのは私も同じです(笑)。
歌詞をパクリと結びつけることに加え、もうひとつ楽しみ方をお勧めします。

ジミヘンの名曲をパクるのを予告(?)→パクった曲でそれを歌詞に入れる。MOTELの最後の方で英語で“Tell me what it takes!!”等…。

トレジャーハンター感覚で楽しんでみてはいかがでしょうか?
返信する
こちらこそ! (本人です)
2014-07-02 03:48:51
>因幡子牛

因幡子牛さんが作成者だったのですね。
いやいや・・私は全く気付けませんでしたし、
その解釈、着地はやはりお見事かと。

後、楽しみ方が同じだという事、非常に
嬉しく思います!笑

最後の嗜み方も過去曲でも聴きつつ、
マッタリ探してみようかと!

コメント、本当に有難う御座います!
返信する
しばらくぶりです (因幡子牛)
2014-07-14 19:46:50
あれから如何お過ごしで?

私の方は…まずはモトリーの「RED HOT」なる曲名が気になって「KOMACHI ANGEL -RED HOT STYLE-」との関連性を探るべくミニアルバム「WICKED BEAT」を何度か再生しましたが…。歌詞に書かれていない英語は聞き取れず、手掛かりなし…

暗号解読は置いといて、私はパクリ疑惑激減後でも「これかな?」と思うのが何組もあります。まあバレ対策が上達してるからか、パクリというのは語弊がありますが。

よかったら教えましょうか?
元ネタ曲だけ
B'zの曲だけ
両方
結構です

どれになさいますか?


返信する
有難う御座います! (本人です)
2014-07-18 09:42:29
>因幡子牛様

返信遅れまして申し訳御座いません!

基本的にその後、空いた時間等に
聴いているのですが、やはり私自身
「元ネタ」、洋楽の知識が乏しいので、
あまり発見できません!

ので、お時間がある時でも構いませんので、
”元ネタ曲だけ”提供して頂ければ幸いです!

では、長文失礼致しました!

返信する
では紹介します。 (因幡子牛)
2014-07-19 10:11:12
曲名・歌手名・収録アルバムを書きます。

I'll Be There For You(BON JOVI/NEW JERSEY)

You Give Love A Bad Name(BON JOVI/Slippery When Wet)

KICKSTART MY HEART(MOTLEY CRUE/DR. FEELGOOD)

HIGHWAY STAR(DEEP PURPLE/MACHINE HEAD)

Out In The Fields(GARY MOORE/Run For Cover)

あくまで私個人の聞こえ方や好きな分野からの選出です。視点を広げればこの程度似てしまうのは有りがちかも知れません。逆にもっと決定的に似てる曲を知らないのかも知れません。

ちょっと後悔しています(苦笑)。拍子抜けさせてしまうかも知れませんが、予めご了承お願いします。
返信する
聴き入りました! (本人です)
2014-07-26 06:51:48
>因幡子牛様

遅れて申し訳御座いません!

しかし、並びが難度順的だと聴いて気付き、
改めて細かな配慮に感謝致します!

ボンジョビのYou Give Love A Bad Nameは、
「あれ、これWILD LIFEだ」と彼等のベスト盤を
聴いた時、当時一発で気付けました!

ただ、I'll Be There For You・・
これthinking of you じゃないですか!笑
私的には再びB’Zを聞き始めてから
気に入っていた曲なので、また好きな曲が
増えたと勝手に喜んでおります 笑

ただ・・後がどうにも・・

モトリーとディープパープルの2曲は、
あまりにロックのスタンダード、そんな
立ち位置に居るので、識別が難しい!

ハイロウズさんがハイウェイスターの
潔いオマージュ曲を出されたのは、
記憶にありますが、難しい!

そして最後のOut In The Fields。
これは正直、この曲に出会えて良かった、
先ずそう感じる程のストライク具合でした!

音色や進行、確かに松本さんが影響を受けた
のは確実、というのは容易に想像出来るのですが、
では、何の曲?と問われると・・

もう少し勉強して参ります!笑

ともあれ、私の様な者の為に、この様に
時間と労力を割いて頂き、真実感謝致して
おります!

本当に有難う御座います!

同時に改めて、因幡子牛様の音楽への
広い知識と、それを踏まえた現在のスタンスに、
やはり敬意を抱かずにはいられません。

音楽って楽しい、そう久々に実感出来ました。

重ね重ねですが、有難う御座います!
では、失礼致します。
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