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再開発は困ります。

再開発問題の悩みをみんなで共有するブログ
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ようこそ「再開発は困ります。」へ

駅前再開発を経験し、 住民運動を通じて、その場所に住まうと言う 当たり前の生活の権利を主張してました。 電車に乗り、車窓の向こうの駅前にやたら背の高い 人が住まうには、不自由な建物ばかり建っていますが、 その件数分、住まう場所を追い出された生活者が居たという事に 悲しさが込み上げます。 と同時に、怒りも込み上げてきます。 こんな悲しい思いは私達だけで十分だ。。。 今現在、この先、再開発計画に立ち向かう人たちへ 少しばかりですが、応援させて頂きます。 直接連絡を取る事も可能、相談用メールアドレス はsaikaihatsuhakomarimasu@gmail.com コメント欄でも記入結構です。 事前承認せいなので、コメント、TBについては、 こちらで操作するまで公表されません 公表を遠慮したい方は一言その旨記入ください。

再開発のリスク その2 狙われる地域

2011年01月08日 16時13分09秒 | 再開発
自身の対再開発住民運動や、他の地域の取材を通してみると
どのような地域に再開発を仕掛けてくるか、狙ってくるか
いくつかの要点が見えてきます。

狙ってくるのは
●役所
●再開発コンサルティング会社(設計)
●デェベロッパー(民間企業)(資金調達係)
●ゼネコン(建築工事)
の4つ

それぞれに思惑や、利益がからみ手を組んできます
そこに、駅前商店街組合、町会役員に良い話としてそそのかしに来ます。

●役所側からの見た利益
・駅前などの密集した木造住宅をはじめとして、火災の際、延焼被害が大きくなりそうな地区
・駅前ロータリーや周辺交通道路が狭い地区
・駅前の商業地域、防火地域にふさわしい耐火建築物化した建物を希望
・高度利用における(マンション)新たな住民を呼び寄せる(税収)

●再開発コンサルティング会社側からの見た利益
・設計業務を生業としているので、業務獲得(設計・コンサル料金)
・権利者説得、コンサルティング業務と言う高い業務利益

●デェベロッパー側からの見た利益
・高度利用化したマンションの販売、商業利用床の賃貸収入、または販売
・高層ビルに合う大きな面積の土地取得の為、効率良い土地買収

●ゼネコン側からの見た利益
・大きな面積、高さの大型建築物の工事受注と利益

それぞれの利益が重なり、この4つは手を組む事になる。。。


まず、駅前または、目的エリアに関わる町会役員、商店組合役員、土地権利者に
打診してくる内容は、

「駅前の防災化」「地域活性」「商業活動の再生」などと上手い話ばかり。
今まで、飲食店や物販店をやってきた経営者に、「街づくり」などと言う理想を語り
地域役員でこのプロジェクト関係者になれるという、人の欲を上手く利用する。


そこで、反対意見なのですが
今まで長々と文章を書いてきた中に重要な方々が抜けています。

○そこに住み生活をしている居住者権利者
○そこで商売を営業し生活の糧としている借地、借家権利者
○その地域を普段の生活の中で利用している周辺住民(買い物、飲食)

100人の権利者、生活者が居れば、100通りの生活形態や意見があります
その意見ひとつひとつに意味がある、重きを置かれるはずなのですが

この再開発問題は、計画を進めていく上で、ある程度意見を束ねる為
少数の意見や反対を無視していく傾向があるということだ


選挙や行政・立法で多数決は良いかも知れないが、
個々の生活形態をひと通りにくくるのは、乱暴極まりない


いま持っている、土地や建物の権利、借家営業などで糧を得る自由経済の権利など
個人の大切な主権を、
再開発エリアに狙われたり、指定されるだけで、
主権を大きくゆがめてしまう大きな問題、
その相手が先に書いた、行政や再開発法、大手の民間企業だからタチが悪い



再開発のリスク その1 生活環境編(高齢者)

2011年01月05日 22時45分51秒 | 再開発
自身が再開発を心配する幾つかのリスクを項目ごとに記事を進めていきます。
・生活環境
・どのような地域に再開発を仕掛けるか。
・財産権利
・再開発エリアに指定されると、どう変わるか
・避難経路
・生活費用
その他思い付けば追加していきます。


まずは、生活環境編(高齢者)から
今までの住まいから、再開発ビル(高層)に入るとどのようなリスクがあるか

私たちは生活していく上で、衣食住を建物の中で行います。
現在の住まいが、生きる場、出来れば死に行く場として考えられます。
外や、病院で最後を迎えるのは、寂しいものです。
今は若くて、身体も動くから、生活する上でも多少の不都合も我慢や工夫が出来ますが
いずれ、親が、自身が年を取ったとき、その不都合が解消出来なくなる時が来ます。

その対策として、街や駅では、バリアフリー化が進み、
現在建つ住宅などは、先読みをして来たるべき老化に備えます。そのように私は設計します。


今住んでる建物と高齢者に取って優しい状態とは、どんな事を言うのでしょうか?


再開発ビルと現在の建物の生活条件を比べてみれば想像つきます。
私が住んでいた下町の風景を想像します。

自宅で玄関を出れば道路で、自転車なんて止めてあって
少しの用でしたらすぐに済んでしまう
新聞や郵便物は、そばのポストからすぐ取り出せる
玄関先に好きな植木鉢で植物を育てたり、散歩に出たり。
お隣さんと玄関先でお話したり

良くある風景ですが
あったとしても、2階3階程度の住まいです。


コレを再開発ビルに入った場合の生活に変換してみましょう

玄関を出てもそこはコンクリートの廊下、玄関先に植物を置きたいが、
その廊下は避難路としても使用するため、物を置いてはならない決まりがあります。
少し奥まった、アルコーブタイプの玄関で物が置けても、日が当らないので
まず、植物は枯れる好き勝手が出来ない。

新聞や郵便ポストはセキュリティ上1階に配置されます。
毎日取りに行かなければなりません
楽な部屋着などでは、恥ずかしくて出られませんね。


さあ、少しの用の買い物に出ようとしても
玄関ドア前には自転車は置けません
そうです、下の階の自転車置き場まで取りに行かねばなりません
今まで掛けたことも無かった自転車の鍵を持って下に降ります。

エレベーターで下に降りなくてはなりません。
だいたい再開発ビルは、1~2階などは商業施設、3~4階などは事務所や公共施設が入りますので
あなたは少なくとも5階以上の住まいとなります。
エレベーターは高層ビルですと35階くらいありますので
すぐにエレベータは来ず、待たなくてはなりません

自転車置き場は1階にあるとも限りません
小規模の再開発ですと地下1階に自転車置き場を設置したりします。
高齢者は自転車を引いて地下から1階まで上がれないのです。

もうココで、少しのお出かけのはずが、
時間のかかる上り下りの激しいお出かけになってしまうのです。

実は、毎日のこの作業に高齢者が参ってしまうのです。


このような事から
再開発ビルを終の住まいとして選んでしまう事は、大変リスクの伴うもの

普段の生活を続けたいのでしたら、今までとおりの町並みが
あなたには合っているはずなのです。
建物は古くなりますが、現在はリフォームや補強の技術も向上しており
今ある住まいを改修しながら歳をとる事が出来ます。
改修の方が、新築より金銭的にも優しいです。


私が同居しているお婆ちゃん80代はエレベーターは乗りません
デパートではエスカレーター専門です。
マンションに居住者専用のエスカレーターはありません。
お婆ちゃんが怖がりだったり、変わり者ではなく、
高齢者にエレベーターは恐怖でしかないのです
そんなものなんです。








ブログを立ち上げるにあたり

2010年12月25日 18時48分24秒 | 再開発
さて、このブログを立ち上げるにあたり
意思表明をしていきます。(はじめから文がイマイチ)

自身が駅前再開発計画に生活を変えられ
家族を守るため、近所の方々と協力して住民運動を展開し
生活を再建するために奮闘しています。

1人で、家族だけでココまでやってきているわけではありません。
私たちには、仲間が居ます。

東京都内では、現在たくさんの再開発計画と戦う為に住民運動を起こしている
地域があります。
そこに居るグループとの交流を通して、お互いに悩みを共有したり、情報を交換したり、
もっと大きく言うと、地域の街づくりまでも考えたり
私たちは、ひと時でも心が和む時を得る事もできる。


戦う相手は、デェベロッパー、ゼネコン、役所、行政、再開発法など
大きなものばかり。。


計画エリアに含まれて初めて知る、生活の危機、どれほどの方が理解できるのか

「再開発は困ります。」のひと言。。。



現在、この東京都内または全国に多くある、進行中、計画中の再開発計画にさらされ

毎日を不安に送っている方、

少しでも、このブログで興味を持ってくだされば幸いです。

どうか、長いお付き合いをよろしくお願いしますね。


なお、当ブログは政治活動や反社会的な活動をしているものではありません。

あくまで、自己の生活を、地域の街づくりを考える為のブログです。

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