PSVR体験記

前回の記事でPSVRを買うまでの経緯を綴った。

今回の記事は購入し、実際に体験した感想を。
ではさっそく。

前回の記事で、PSVRはテレビ代わりになるのか？ホームシアター代わりになるのか？等、様々な課題を挙げたが、もう率直に結論からいってしまおう。
（ちなみにPSVRを実際に使用してみてまだ2週間くらい）

気軽に買える金額ではないけれど…5万円出した価値あり。

家庭でVR体験ができる時代の到来。
遊園地のアトラクション並みのゲームが家で遊べる衝撃。
ゲーム（ゲーム以外も）の歴史が変わっていきそうな…個人的にはかなり衝撃的な体験をしました。



では前回の課題について…



課題その１　テレビ・モニター代わりになるのか

結　論→映像は映る。しかしテレビやモニターはあった方が良いと思うので代わりにはならない。

良い点→テレビよりも大画面。迫力あるし、没入感がすごい。

悪い点→テレビみたいに気軽に見たりはできない。
　　　 　　目の前に大画面が広がるので目が疲れる。
　　　 　　長時間やると首やら身体にダメージが蓄積されていく。
　　　　 　寝ながらゴロゴロとはできない…と思う。

これだけ見るとデメリットが多い（笑）
そもそもVRとテレビは運用自体が違うのだから当然の結果か。

現在はテレビのない自室で実際にPSVRを遊べているので、テレビの代わりになっていると言えばなっているのですが、初期設定をリビングのテレビに接続して行ったので、やはりテレビは必要ということになりました。
（テレビの画面を見ながらカメラの設定やPSVRの設定を行ったので初期設定はテレビ必須かもしれない。もしかしたらテレビなしでも設定可能？よくわからない。でもあった方がはるかにやりやすいと思います。）

あと頭につけるという性質上、どうしても手元が見えないという問題がつきまとう。
今までは攻略本みながらとか、お菓子食べながら、ネット見ながら～といったながらプレイができていたのですが、PSVRでは無理…とまでは言わないけど、ながらプレイは極めて困難であると言える。
一応、前後に調整する機構がある為、ちょっとした確認はできるけれど…
ただその代わり、情報がPSVRオンリーになるため、他に気を取られることなく集中でき、没入感が半端ない。

繰り返しになるが、テレビよりも大画面が目の前に広がる感覚は圧巻。
画質も気にするほど汚くはない。
バトルフィールド1をプレイしているが、十分奇麗なレベル。
（テレビに接続していないから比較はできていないけれど）

基本的に画面サイズは中。（小・117インチ　中・163インチ　大・226インチ）
端の方になるとぼやけているけれど、頭を向けるとピントが合う仕組みとなっている。

大にすると映画館の最前列にいる感じになる。
まさに圧巻なんだけど、情報を得るためには視点移動が結構必要なため、疲れると思う。
小はあまり使っていないので割愛。

慣れてしまったというのもあるけど、中が一番しっくりくるかな。
先ほど挙げた『バトルフィールド1』が今のところ一番遊んでいるゲームなので、それを基準に書いていきます。
当初、シネマティックモードでFPSはどうなのだろうかと思っていて、結構酔うんじゃないかと心配していたけれど、まったく酔う気配はない。
また、大画面だから結構攻撃が当たりやすい（見やすい）と感じた。
遠くにいる敵もそれなりに大きく、確認しやすい。

それとレスポンスについて。
モニターを買うか悩んでいた時は、低遅延が～と悩んでいたのだが、個人的にはまったく気にならないレベル。



課題その２　ホームシアター代わりになるのか

結論→なる。上を見ればキリがない。5万円の出資で映画館を自宅で楽しめるのは最高。


PSVRにはバーチャルサラウンドサウンドと呼ばれる機能が搭載されていて、ヘッドフォンやイヤホンで気軽に楽しめる。
付属のヘッドフォン（イヤホン）でもかなりの迫力があり、十分楽しめる。
今後、純正のヘッドフォンが発売されるみたいなのできになるところではあるが、手持ちのイヤホンやヘッドフォンでも楽しめるということなのでしばらくはこのままでいいかなと。
思った以上に付属のヘッドフォンが良いので（笑）

個人的に、今のままでも没入感がすごい。
ヘッドフォンにしたらより没入感が半端ないのかも…？
ただ、ヘッドセットの上からヘッドフォンをする形になるので、干渉しないかという懸念がある。
もしヘッドフォン使用するなら、PSVRのヘッドバンドに干渉しない、比較的横に広いヘッドフォンを使用した方が良いかも。
この辺りは純正に期待？

で、実際ホームシアターとしてはという課題だが、これに関してはまだ映画を見ていないので詳しくは書けないけれど、試しに映画『プライベート・ライアン』の冒頭とライブDVDを見たら迫力がすごかった。
頭を動かすとそれにあわせ音の聞こえ方も変化する。
細かい…！

まさに映画館。
ホームシアターと言えばプロジェクターや、リアル5.1ch環境、良い音、大音量で映画！
と欲を言えばキリがないけど、家庭の環境や予算を考えるとなかなか難しい。
だが、5万円で自室が映画館になるのは嬉しい。
周りを気にすることなく一人映画の世界に飛びこめる。
ポップコーンや飲み物は手元が見えないので注意が必要だけれど…（笑）

首が痛くなるけど、スクリーンをちょっと上にして表示させて映画をみると、最前列で見上げている感覚に気分はまさに映画館。




課題その３　肝心のVR

体験したVRコンテンツは

・THE PLAYROOM　VR

・PlayStationVR Demo Disc

・COD インフィニット・ウォーフェアジャッカルアサルトVR

・サイバーダンガンロンパVR

・シン・ゴジラ

・スターウォーズバトルフロント

・バイオハザード7　レジデントイービル

・初音ミクVRヒューチャーライブ


基本的には無料コンテンツ中心に遊んでみた。
以下、各感想

・THE PLAYROOM VR

初VRコンテンツ
目の前にロボットがいるだけですでに興奮。
触れそうな感覚。

クレーンゲームで当たったひよこの人形が目の前に出てきて、絶叫。
その後今に至るまでやっていない。
別に怖いゲームとかではないです。はい。

・シン・ゴジラ

終始うおーうおーと一人絶叫。
圧倒的なゴジラの迫力。見上げることしかできず、ただゴジラを見るだけ。
手汗がやばい。もちろん家にいるのに、本当にその場にいる感覚に。
短いコンテンツだけど、終わってしばらくしても手汗や心臓がバクバク。

・初音ミクVR

意外にも瞬間的な興奮はこれが一番だったかもしれない。
初音ミクの楽曲は全く知らないけれど、それでもあのライブが始まる前の会場のざわざわ感や、
開演した時の観客の熱狂…自分もよくライブに行っていたので、自宅であの高揚感が味わえるなんて…

・COD

戦闘機に乗って敵と戦う。
気分はまさにパイロット。
うひょーって言いながら戦場を飛ぶ。
あたりまえだけど、頭を動かせば360度戦場が広がる。
しばらくは繰り返し遊んでた。

・バイオ7

これはもう自分は無理だと確信したゲーム。
もともとホラーゲームは苦手だし、バイオ2を序盤で放棄したくらいビビりなんだけど、
せっかくなのでダウンロード。
で、やって後悔。

館から脱出しろというメッセージが画面に出ただけでビビるありさま。
一歩も進めない、進むことが怖い。おかしいな今、自分は自室にいるんだよな？
つまり没入感が半端ない。

もちろんそれ以降プレイしていない。

VRとホラーはとても相性がいい。

・バトルフロント　ローグワン：XウィングVRミッション

年明けに安かったのでバトルフロントとBF1を購入。
BF1に夢中になりすぎてバトルフロントは遊んでいたいのですが、VRコンテンツだけは遊んでおこうと思って体験。

CODと同じなんだけど、やはりスターウォーズ。
自分の知っている機体に乗り込んで、お馴染みのあの効果音！
知っている人にはたまらない！（笑）


・PlayStationVR Demo Disc

Rez、RIGS、DRIVECLUB、VR WORLDSの4コンテンツを体験。

Rezはキラキラとしていてシューティングゲームなんだろうけど、リズムに乗りながらめっちゃ気分良く遊べる。
値段も安いし買おうかな。

RIGSは結構激しいスポーツ系FPS（？）
酔いはしなかったけど、空高く飛んで、地上に降りていく際のあの浮遊感。
まるでジェットコースターに乗っているかのような感覚になったのはすげぇって思った（笑）

DRIVECLUB、まさに自分が運転している感覚。荒い運転しまくり、かつ回転しまくってたら若干酔った（笑）

VR WORLDS　サメは製品版なんだろうなきっと。自分は画面が表示された瞬間に、海底の植物を見て、
あまりのリアルさにビビってヘッドセットを外しました…（笑）


で、結果。
めちゃくちゃ面白い。
本当にその場にいるかのような感覚になれる。
遊ぶ前はもちろん楽しみだったが、どうせ過剰な反応でしょみたいなちょっと疑っていたが、
これはやばい。
本当に叫んじゃうし、よけようとしちゃう。

まだ少ししかVRコンテンツを遊んでいないし、きちんと製品版を買っていないので、
製品版を買ってからまた感じた事を書いていきたいと思います。

気になっているコンテンツは、

・360デート　おさななじみ
・サマーレッスン
・コズミックフロント
・日本驚愕百景

個人的にVRの大目玉であるサマーレッスン。
それに関連しておさななじみも欲しい。
こういう実写のコンテンツも良いよね。可愛いよねっていう（笑）

あとは自然。星が好きだからVRで、写真ではない星空を楽しみたい。
家に居ながらにして満点の星空を眺められるって素敵だと思うのよ。
同じく日本驚愕百景も。
VRの魅力ってゲームだけじゃなくてこういう観光とかにも十分活用できると思っていて。

旅番組を好きで見るんだけど、父も「行った気になれるから良いよね」と言っていて、
そうなんだよねーっていう会話を良くしている。

もちろんその場の雰囲気はつかめないかもしれないけど、「行った気になる」というのもすごく大切だと思う。
もちろんデートしたつもりとか彼女がいるつもりというのも大事（笑）

改めてすごい時代になったなと。

今後、VRコンテンツがどれくらい増えるのかどのようなコンテンツが出てくるのか楽しみ。


ああこんなVRはすごいって話をしておいて、最後に話すのはなんだかなぁと思うけど、マイナスな意見も書かないと。

・配線がごちゃごちゃ

・定期的にお手入れ（結構神経使う）

気になるのはこの2点かな。

いずれワイヤレスモデルになるのだろうか。
自分が神経質だからか結構気を使ってしまう。
精神衛生上あまりよくない（笑）


値段が高い…てのもマイナスかなと思ったけど、確かに気軽に出せる金額ではないんだけど、
5万円であの体験は安いと思ってしまったからあえて外した。
まあPS4本体も加えれば8万～10万なんだけどね。
でもそれでも安いと感じるかな。とにかくVR体験は凄まじかったのよ（笑）

こんな感じで長々と。

気が向いたらまた書きます。