会報359号(「光泉堂だより」令和3年11月号)からのつづき
仕組みの大役が現れてきた坂本龍馬と姉の乙女、両者の喜びと意気込みは大変なものであった。特に姉の乙女さんは弟龍馬の面倒を見続けてきたと言われているが、死後も変わらずそばにいて、彼の面倒を見続けていたらしかった。英雄として祭られている彼は郷土の誇りでもあり、一族のほまれでもあったのだから。
ところがここに来て突然様子が変わってきたらしい。勤皇派の志士であった彼らにしてみれば、大和に待望の正統派がやって来た、しかもそれが始皇帝がらみであるとなれば、黙っていられるはずもなかったのであろう。それまで佐田に楯突いていたことが嘘のような言動、こちらが戸惑うしかなかったのであるが、彼らにしてみてもそうだったに違いない。
しかしそれが本物であることはすぐに知れた。時が来たのである、二度目の時が。今度は宇宙の志士としての課題を背負わされての時が。
続きは楽天ブログへ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます