秘密儀軌

仕組みの会佐田靖治の秘密儀軌ツアー第二拠点
ここで言う秘密儀軌とは仕組みの事、それに関わる情報やトピックスを紹介。

秘密儀軌ツアー 二ー26ーa13

2018-06-23 08:24:15 | 日記

 十三巡目の一

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 六月十五日(三十二日目)、二人はあちこちをたらい回しにされたあげく、ナポレオンは月の監獄に、アメリアは上の宇宙の監獄(シリウスあたり)に収まって、それぞれがそれぞれの調整をし始めていた。

 アメリアは佐田の公共私有地に帰ってきて、有給の下働きをしようとしている。マフィアの里でも掃除の下働きをしていたということで、そういうことしかできないらしくいろいろと交渉していたが、皆の意見では食堂で働かせて食事が作れるようにトレーニングさせるほうがいいということで、有給で働いてもらうことになった。あばずれで言うことを聞かないので、その時は佐田の鞭でお仕置きをするようにということにして、とにかく何とか形を作り上げなくてはならないのだった。

 ナポレオンの場合は、月の監獄では収まりきれないので、佐田の奴隷領域でとにかく負債を払わせるしかない。矯正体を脱がせて働かせることになったのだけれども、夜になるとこっそり佐田の公共私有地に入り込んで突貫工事現場で働いているらしい。その働き振りが尋常ではないということで、彼らも何とか現状の打開を図ろうとしているのだった。

 

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秘密儀軌ツアー 二ー26ーa12

2018-06-16 08:13:12 | 日記

 十二巡目の一

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 ナポレオンはバンパイア組織のほうへ、アメリアはマフィアの親元へとそれぞれ帰っていったが、そこから激しい敵対行為をし始めた。それに対して仕組みがらみの処罰も激しく行われていった。裏切り行為が目に余るということで、今まで辛抱していたものがあふれかえらんばかりであった。

 アメリアは親元の大きな建物をぶち壊してしまうほど暴れまくっているが、まともになろうとしているらしい。五十体にバラされた身体を元に戻すために、こちらにからんでくるのでその指示をすると、今度は素直に言うことを聞く。マフィアの元に帰るのは嫌らしいし、親も出てもらいたがっている。こちらとの調整も穏便に進んでいるため争いたくはないらしく、ぶち壊された家屋もアメリアがやったことなので、どうにもならないわけだしで。

 外から見ていると佐田がどれだけ面倒を見ているかがよくわかるので、何で逆らったり裏切ったりするんだ、と教えている。「パパはそう言うけど‥‥」「パパじゃない」「パパだと思っていた」そんなドタバタを演じながらアメリアは元に戻っていった。

 

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秘密儀軌ツアー 二ー26ーa11

2018-06-12 09:31:16 | 日記

 十一巡目の一

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 六月七日(二十四日目)は術界の科学技術領域であったが、危険が多いので佐田の休眠後にしてほしいとのことで、午後十二時三十分出発ということになった。佐田の別荘でもコンピューターに異常が発生していたし、公共私有地での問題もあったので、慎重に事を進めようとしたのであったが、旧体制の本拠地のような領域であることもあって、正統派も相当神経を使っているようであった。

 科学技術の星は術界五つの星の一つであるはずであったが、その領域はたくさんあって、とても一つで収まる範囲ではない。五つの五十とも言われていたりもしていたので、関連の星ということで、太陽系関連の外の宇宙のものも入っていると思われた。五つは物質太陽系関連、五十は旧体制のバーチャル星だと思われるが、その背後には五百、五千、五千万、五千億と無限に拡大していく感じがある。

 最初の一つは自然にかかわる科学技術領域の見学であったが、ナポレオンとアメリアにバーチャル魔物を送り込んで混乱させてくるので、二人に光の剣を手に掲げて進むようにという指示を出した。五十名の中の仕組みの戦士三名も同じように仕組みの剣を掲げることにしたが、佐田なしではそういうことはできないとのことだった。

 

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秘密儀軌ツアー 二ー26ーa10

2018-06-11 09:38:25 | 日記

 十巡目の一

 BIGLOBEウェブリブログからのつづき

 

 たけり狂ったナポレオン、心得くらいは自分も知っているし、そんなことぐらいで剣が使えるわけがない、そんな感じでアメリアと向かい合った。そしてたちまちひっくり返されてしまったのであった。悔しくて泣き出したナポレオンに対して、仕組みの剣はまだ無理だから、普通の武術をためしてみたらどうか、と導師がとりなした。そしてそちらの道場を回り始めたが、そちらでは五段までの実力があるとの認定がなされた。もう少し上までと誘う剣士の申し出を断って、ナポレオンの武術のトレーニングは終わりになった。 

 帰ってからのことであるが、アメリアに負けたことに合点がいかないナポレオン、なぜかとこちらに問いかけてくる。中に魔物がいるからで、それを打ち負かすのが先なのだと教えると、やっているけれどもできないのだという。それならいつものようにアメリアと二人で、今度は中の自分を捨て抜く瞑想をするようにと教えると、素直にすぐ取り組み始めた。

 ナポレオンからは三頭のオロチが、そしてアメリアの中のメデューサが金毛九尾とオロチに分離して、外に抜け出していった。楽になったと言って出てきた二人は、もう結婚式が待てないのであった。

 

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秘密儀軌ツアー 二ー26ーa9

2018-06-07 09:37:14 | 日記

 九巡目の一

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 結婚話が出たのは五月三十一日(十七日目)のことであったが、そのことはナポレオンの四十九日とは関係のないことなので、その日は木星の続きということで、天王星へ出かけることになった。十時出発ということであったが、アメリアが一緒に行きたいと駄々をこねるというひと悶着があった。何が起こるかわからないので同行はさせられないということであったが、残されていたとしてもそれは変わらないし、同行したほうがナポレオン調整をするのに都合がいいということで、結局は婚前旅行ということになっていって、十時二十分の正式出発となったのだった。

 天王星は調整星、幽冥界の科学者の基地はこちらにあって、木星のものは既に旧体制下のバーチャル領域となってしまっている。そしてそちらからは地球と天王星をつないでおり、さらにはレベルの低い(旧体制的には高い)各衛星につながっているのだった。天王星は地球の物質科学と直接につながっていたが、旧体制の宇宙科学の基地に圧倒されていて、仕組みの科学者の位置も満足に保てない状況になっているらしい。

 天王星は幽冥界とされており、地球の科学者達が落ちている世界、木星や金星、火星も幽冥界とされているようではあるが、木星は旧体制の基地、金星は魔神界、火星は仏界としての位置付けということになるようであった。

 

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