八巡目の一
BIGLOBEウェブリブログからのつづき
木星関連での大掃除が終わったあと、かなり大変な作業であったこともあって、木星の特設領域でご苦労さん会が行なわれたのであったが、その宴会費は佐田に対するナポレオンの負債でまかなわれることになった。三十分ほどの宴会であったが、旧体制側も一転して大喜びをし、満艦飾(旧体制の多重世界が最高度に輝く状態)並みの大祭典を催して祝うのであった。
午後一時二十分現地解散となったのであるが、皆がお土産つきで帰っていったようで、それぞれそれからの調整が大変なようだった。ナポレオンは自分の中でオロチを育てていたが、頭が二本から三本に増えていたため、慌てて瞑想室へと飛び込んでいくといった按配であった。
そんな状況で四十九日の各界探訪などといっても、まともなものになることのほうが少なくて、先日佐田賞を受賞したジョンソンさんなども、怒り狂ってこちらに報告してくるといったハチャメチャなものであった。仕組みの正統派に対する扱いがいかにお粗末でおぞましいものであるかが、そこからもうかがわれる。
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