Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてから鬱憤を晴らすようにできなかったことをやってきた。でもマンネリ化してる。まだやり残してることをやろう。

中村蓉さんがバロックオペラとモダンバレーを融合した二期会のセルセ

2021-05-22 22:48:00 | 東京二期会オペラ
今日は二期会ニューウェーブオペラのヘンデル「セルセ」でめぐろパーシモン。
この公演のMVPは中村蓉さんで、影の主役はダンサーたち、というのが相応しいオペラでした。
素晴らしいチャレンジだし、この2日で終わりにするのはもったいない。回を重ねればもっともっとクオリティーの高い内容になるでしょう。

二期会サイトの解説動画で中村さんが、歌手のみなさんにもたっぷり踊ってもらいます、と語っていたのがすごく印象的でしたが、まさにそうでした。
ダンサーたちのガイドによって流れるように展開するドラマを、踊りながら芝居をして、歌も決めなければならない。歌手たちはたいへんでした。
だからやや息が上がって、歌が決めきれない。踊りの負担が少なければ、もっと上手く歌えたのでは、と思える場面も。
だから、回を重ねればもっと素晴らしいパフォーマンスが見れると思ったのです。

そんななか牧野さんのアリアは素晴らしく、雨笠さんの歌もとても良かった。この2人は聴かせました。
そして芝居に歌に踊りにたいへんなセルセ。新堂さん、みごとでしたね。夏祭クラシックで教えてもらったから歌が上手いのはわかってたけど、こんなに芝居ができるとは。これでオファーが増えるでしょう。頑張ってください。

バロックオペラとモダンバレー、モダンアートを融合した中村蓉さんのセルセ。この2日で終わっちゃ、ホントもったいない。























コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。