はじめての北海道バイク旅（⑨ ち炉りん村）

　


２０１４年８月４日（月）
明るくなりだした４時頃に起きて、まずはキャンプ場の隣にある和琴温泉の露天風呂へ。
昼間は家族連れがプール代わりに使っているとのことでしたが、この時間ならお湯も綺麗で静かに温泉気分を味わうことが出来ました。





朝湯でダヨ～ンとしたのは良しとしても、午後から雨になるとのことで　これからどうしたものか迷ってしまいます。
このキャンプ場は砂地で雨に強そうなので、サクラマスの遡上を見に行ったりして連泊するのも悪くないし、
比較的天気が良さそうな富良野方面へ向かうことも考えられるからです。

決心が付かないままテントと荷物を残て　とりあえず、サクラマスの遡上が見られるという　さくらの滝　へ行ってみることに
でもこれが、摩周温泉を過ぎた辺りで急に霧が濃くなって途中断念。　バイクで視界５ｍの中を８０ｋｍ超のスピードで走るのは無理です。

しょうがなく来た道をキャンプ場へ引き返しテントを撤収。　９時頃に富良野を目指して出発することに。
ツーリングマップルをぺらぺらめっくてみると、オントネーの未舗装路、糖平湖（タウシュベツ橋梁）、ナイタイ高原牧場などに赤丸を付けていたので
まずは、Ｒ２４１で阿寒湖へ。

アイヌコタンには夏も冬も来たことがあるけど　こんなに閑散しているのは初めて。　まだ１０時だからでしょうかね（？）　





オントネーとそこから続く道道６６４のダート部分を楽しみにしていたのに、砂利が深くて走り難かったのが、ちょっと残念。　

　



その後、Ｒ２４１に合流して足寄町へ。
この日の足寄は信じられないほどの暑さで、不覚にも休憩のため寄った道の駅で　ラワンぶきソフト　なるものを買ってしまいました。





上士幌町からＲ２７３に入ると集落がグッと少なくなり、この先　上川町まで約１００ｋｍの間はガソリンスタンドが無いとのこと。
ガス欠は何とか回避できそうだけど、上士幌町で給油と食料調達をしておけばよかったと反省しながら、１４時にタウシュベツ橋梁の展望台に到着。





増水時は水に隠れることから幻の橋梁と言われているそうですが、水が全くないってのも　なんだか拍子抜けです。
近くまで行ってみたいけど、事前情報通り、糠平三股林道は通行止め。　ちょっと無理をすれば突破できそうだけど、やめた方が無難でしょう。





この周辺には、面白そうな林道やら露天風呂が点在しているのですが、ガソリンも残り少なく天気も下り坂なので、先へ進むことに
やっぱり、単独で北海道の林道を走るには、それなりの準備と心構えが必要なようです。

そんなことで、Ｒ２７３を省エネ走行でひたすら北上するも、三国峠を越えた辺りで体力と精神力の限界に達してしまいました。

　



チェーン脱着所で休憩を兼ね、近くにキャンプ場はないかとツーリングマップルを見てみると、層雲峡の先に　ち炉りん村　との表記を発見。
ライダーハウスも併設されたキャンプ場のようなので　なんとかなるだろうと思い、とりあえず行ってみることにしました。

層雲峡には目もくれずに走り、いつ雨が降り出してもおかしくない雲行きとなった１６時半ごろ　ち炉りん村　に到着。
あっちこっちに掲げてある看板を見ると　ちょっと怪しい雰囲気もするけど、ライダーハウスは二段ベッドで風呂付き千円とのこと
それにオーナーのお爺さんがなかなかの雰囲気を醸し出していたので、今夜の宿はここに決定。　

　



先客は、生意気そうなチャリダーが一人。　
どうも聞き覚えのある声だと思ったら、知床のキャンプ場で夜中に大声で長電話していた小僧かも（？）
こやつとは、あまり関わらない方が無難なようなので、軽く挨拶だけして　すぐに数ｋｍ離れた上川町へ夕食の買い出へ行くことに

明日も雨の予報なので連泊することも考慮し、ＪＡのスーパーで多めに食料品を買い込み　宿へ戻ろうとしたところ、ついに降り出してきました。
それも大粒で激しい雨です。

でも、今夜は屋根のあるちゃんとしたライダーハウスに泊まれるので、慌てることもなく、雨天走行を楽しめる余裕もあったりしたのでした。

ずぶ濡れで戻ったらすぐにお爺さん自慢の五右衛門風呂へ。　 風呂小屋は手作りだそうで、「北の国から」を彷彿とさせられます。

　



そして、雨が降りしきるなか テレビを見ながらのんびりと夕食。　ん～、なんだかんだ言ってもラッキーな１日だったかも

　



では、では、



・走行距離　：　３４０ｋｍ
・燃費　　　　：　３４．７ｋｍ／ｌ



←（⑧ コタン温泉）　　バイク旅　ＴＯＰ ↑　　（⑩大雨警報）→