江口昇次 名大名誉教授Shoji Eguchi, Nagoya Univ., Prof.em., Today!

思うままに<日記、化学学術誌H.C.紹介、科学トピックスなど>

西条八十「かなりや」の思い出

2017-06-24 | 音学

 平成29年度前期岩倉市生涯学習講座(全4回)「懐かしい歌を歌いましょう」講師 声楽家・名古屋二期会 手塚淑子 に参加。2014後期,2015前期(2015-06-29 | 日記 (http://blog.goo.ne.jp/s32eguchi))にも同様の講座に参加して大いに元気をもらったので今回も参加しました。曲目は♪あなた、♪さくら貝の歌、♪翼をください、♪365歩のマーチ、♪緑のそよ風、♪菩提樹、♪エーデルワイス、♪若葉、♪赤い帽子白い帽子、♪かなりや、♪鞠と殿様、♪肩たたき、♪にっぽん昔話、♪識別の歌、♪遠くへ行きたい、♪若いってすばらしい、♪高原列車は行く、♪見上げてごらん夜の星を で古くは大正時代から昭和、平成と懐かしい歌が選ばれていて、それぞれについて有名なエピソードの紹介と曲の歌い方の注意点(強弱や発声発音など)の解説があり、普段歌わない、歌えない者にとっても声を出して歌いやすいすばらしい講座である。中には学生時代に口ずさんだ歌もあって懐かしく思い出された。しかし最も印象的で元気をもらった歌は西条八十作詞、成田為三作曲のかなりや(金糸雀)であった:幼少のころ今は無き長姉が 1唄を忘れた金糸雀は、後ろの山に棄てましょか、いえいえそれはなりませぬ;2/・・・・と唄ってくれると悲しくて涙が溢れたことを思い出します。この歌については西条八十自身が落ち込んでいて作詞ができない時、自分自身を励ましていたことで知られている。この講座でもこの歌については1回目から丁寧に手塚講師が歌唱指導されて何とか歌える(口ずさむ)ようになった。この唄を聴くと私自身落ち込んでいて勉強も全くできない辛く悲しい思いでや姉の励ましの唄と今になってようやく理解でき非常に感無量であった。


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