庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

北朝鮮の今後①

2007-01-28 07:53:58 | Weblog
北朝鮮に拉致され、無事、帰国した蓮池さんたの報道があってから北朝鮮に今まで以上の興味を持ち、新聞やテレビ、週刊誌を参考に北朝鮮に関する国民性などの特徴を研究している。。本に関しては、すでに数十冊を読んで考え方を整理してみたい。
そこで北朝鮮の今後について、現時点での予測・・・
6ヶ国協議における各国の考え方についた整理してみたい。
北朝鮮の5ヶ国に関する考え方
アメリカ:自分達の将来を左右する、彼らにとって一番恐ろしい国。アメリカさえ北朝鮮に理解を示したら日本や韓国などは追随する。
中国:朝鮮戦争時の「血の同盟国」として、一定程度自国を支援してくれると思っている。しかし、「朝鮮民族のプライド」「朝鮮民族の誇り」もあり、対等と思っている。
ロシア:中国と同様、同盟国と思っているが、ロシアが自国問題に興味がないことを不快に思っている。
韓国:兄弟国として支援してほしいが、プライドもあり、頭を下げてまで支援してほしいとは思わない。
日本:経済援助については期待しているが、アメリカ=日本と理解しているため、日本を重要視していない。
では、5ヶ国の北朝鮮に対する考え方は
アメリカ:日米、米韓の安全保障の問題もあり、しかたなく6ヶ国協議に参加しているが、本音はイラク・イラン等の中東も課題もあり、資源の乏しい北朝鮮には興味がない。
中国:アジアの中心国てしてリーダーシップを取りたい。この問題を自国の主導で解決できなければ2008年のオリンピックや2010年の万博にも影響があり、なんとしても北朝鮮問題を解決したい。
ロシア:アメリカと同様に北朝鮮問題には興味がない。自国の旧ソ連のヨーロッパ地域が重要と考える。しかし、アメリカや中国にも主導権を与えたくない。
韓国:核問題も経済問題も穏便に解決して欲しい。北朝鮮が崩壊した場合、自国に難民が流入するため、自国経済に影響を与えかねないと考える。これは中国と同じである。
日本:一部の拉致被害者の帰国ですべての北朝鮮問題を終わりにしたかったが、国民世論が許さなかったため、行き詰まり状態。中国、アメリカの動向にすべてをまかせている。
次回は、6ヶ国協議の行方と北朝鮮の崩壊のシナリオを投稿してみたい。