庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

北朝鮮の今後③

2007-01-28 13:16:01 | Weblog
北朝鮮の今後①②で紹介したように、今年は、北朝鮮問題が急速に、あるいは劇的に変化するように思われる。
理由を述べてみたい。
アメリカは、北朝鮮の弾道ミサイルの開発能力が低く、アメリカ本土までミサイルが届かないことを知っているため、北朝鮮に関しては一歩引き気味である。また、昨年の核実験も失敗したと見ている。核実験が失敗したことは、一部の軍事関係者は承知している。また、中国に問題解決のプレッシャーをかけている理由は、中国政府が問題解決できない場合は、北京オリンピックの不参加の可能性を示唆し、早くアジア問題から抜け出たい。
北朝鮮は、すでに経済制裁などで国家運営能力に限界を感じている。核実験の失敗など軍部への指導力も低下している。金総書記は、金一族の安全さえ保証されれば海外移住(亡命)も選択肢として考えている。
中国は、アメリカのプレッシャー、オリンピックの開催、万博の開催等、世界の先進国の仲間入りをするためにも、本年度中の解決をあせっているためである。