プラネタリウムのパイオニア★東日天文館

東日本初のプラネタリウムが設置された有楽町の東日天文館(毎日天文館)、閉館60年にS13年から6年半の活動を追う

昭和15年プログラム

2005年05月03日 | Weblog
昭和15年プログラムを予告する<天象儀>
これまでは3月から始まるプログラム予告だったが、
この年以降、1月からになる。
表紙のデザイン一新、年号の記載なくなる。
掲載画像の発行年は、年号記載する月刊リーフレットの内容と照合、
また<天象儀>説明文中に皇紀2600年の表示があることから昭和15年と判断した。

この時期、天文館研究員の入替わりが、あったんだろうか。
1月からリーフレット執筆陣も変わり、野尻抱影氏も加わる。
これまで度々変更されていた内容も<天象儀>で予告されたとおりになっていく。
この<天象儀>発行と同じ頃 S14年12月「天文讀本」が出版されている。

この昭和15年、皇紀2600年は世情が暗転していく背景の中、天文館運営は続く。
予定されていた東京オリンピック・万博は中止。
日中戦線拡大での国家財政難により国民への負担も増していく。