プラネタリウムのパイオニア★東日天文館

東日本初のプラネタリウムが設置された有楽町の東日天文館(毎日天文館)、閉館60年にS13年から6年半の活動を追う

星と宇宙 初版

2005年06月07日 | Weblog
星と宇宙 初版

画像「星と宇宙とプラネタリウム解説」表紙・裏表紙広告・目次・口絵
昭和13年11月3日発行初版(天文館開館日発行)、
A5サイズ、120ページ余り、20銭
筆者 鈴木敬信(東京科学博物館理学部主任 理学士) 編集 早川虎雄

<改訂版との違い>

①初版には筆者は鈴木敬信と、冒頭・編集の言葉に明示してあるが
 昭和17年2月改訂版では抹消してある。
②口絵、ZEISSⅡの写真が違う。
③裏表紙のZEISS広告の絵が違う(以前、ご指摘頂いた)。
④最終項目<プラネタリウム>、初版は「天文讀本」とは異なる
 ZEISSⅡ部分写真もいくつかあり説明も随分詳しい。
 改訂版より20頁多い頁数違いは主にその部分。
⑤表紙絵、同じ構図でも色・形、微妙に違う。
⑥冊子寸法、改訂版より縦が1センチほど高い。

内容は最終項<プラネタリウム>を除き、改訂版では各項前書きが
省略されるぐらいで、大きく違わない。

鈴木敬信氏は「星と宇宙」同じタイトルで、昭和20年代に岩波写真文庫の
監修を、昭和30年代にはポプラ社のものを出版されている。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごい資料ですね (響鬼)
2005-08-12 22:07:22
何度となく見せていただきましたが、すごい資料ですね。

私は東日天文館について以前いろいろ調べましたが、星と宇宙とプラネタリウム解説までで挫折しました。東日天文館の解説課長?をされてた遠山某?(下の名前忘れました)氏が書かれた「宇宙の神秘」(という書名だったような)は探されましたか?

以前勤めていた職場にあって上司が教えてくれました。

たしか「星と宇宙とプラネタリウム解説」の表\紙裏のツァイスⅡ型の写真は東日のものではなかったはずですよね? シルエットをあとから写真上から書き込んでたような・・・

長々失礼しました。
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