プラネタリウムのパイオニア★東日天文館

東日本初のプラネタリウムが設置された有楽町の東日天文館(毎日天文館)、閉館60年にS13年から6年半の活動を追う

戸田 光潤

2006年09月28日 | Weblog
昭和17年春、東日天文館研究室員 戸田 光潤氏(東京天文台)
格子月進図を井本進氏に閲覧、解説する(天文月報1972 vol65 No.11)

 いまのところ天文館職員で実名の確証得れる人は、ほとんどないです。
 戸田光潤氏の名前もない、リーフの記名はやはりペンネームで、
 職員は外部機関からの人が多いのではないかと思います。

 同誌では戸田光潤氏の肩書は「東日館」職員、東日館とは
 東日会館の略称ではなく、東日会館を所有した株式会社の名前。
 (昭和18年まで社長は前田久吉、のちに㈱毎日館に改称)
 以前、東京日日新聞会社組織図に東日天文館が載ってないと
 かきましたが、天文館の運営は、新聞社ではなくて
 「㈱東日館」ではないかという気がします。

画像左 天文月報1972 vol65 No.11の表紙
画像下 格子月進図 奥付
 同誌に載る東日天文館で撮られた昭和17年のもの
画像右 科学知識 天文号(大正13年8月発行)
 戸田光潤執筆の記事が載る。
 東京天文台職員の他の執筆者は井上四郎、小川清彦、水野良平。