プラネタリウムのパイオニア★東日天文館

東日本初のプラネタリウムが設置された有楽町の東日天文館(毎日天文館)、閉館60年にS13年から6年半の活動を追う

日々これ勝負

2006年04月12日 | Weblog
「日々これ勝負」 前田久吉 
昭和28年4月20日刊
東日天文館・東日会館を企画した猪突猛進な大阪人が
半生を綴る自伝。

この自伝執筆後も東京タワーなど企画していくドリームメーカーで
産経新聞などの創始者。彼は昭和61年93歳まで長生する。
帯・序文に寄稿する小林一三は、阪急グループ・宝塚歌劇団の創始者。
二人は東日会館・天文館の多くを出資する。
これは本書を読んではじめてわかった。
加えて、会館建設が日華事変以後の経済統制にかかり、工事途中
建設中止命令が出たことから、完成に至るまでの経緯にもふれている。

丁稚から始まる彼の半生は、小説よりもドラマチック。
本の再刊はされてないようですが、古書店では数百円で見かけます。