三省堂発行の月刊誌
「ECHO」皇紀2599年1月号より
(昭和13年12月7日刊)
「東日天文館見物 石田周三」
石田周三は後の千葉大教授で生物学者。
昭和13年11月、東日天文館開館当月の模様を
客観的にレポートする見物記。
この類は東京日日新聞記事など発信元には無く
初出のはなしが多くて興味深い内容。
ただ文章が講談調で要点絞りにくいので
はしおって箇条書にした。
★入場~天象儀室・プラネタリウムまで★
①会館1階で入場整理受けた後、直通EVで
6階に通される。
②6階でリーフレット受け取りプラネタリウムに
案内される。
③吉本興業の漫才団、東京家政女学院、
府立化学工業の学生団体と一緒に見る。
④プラネタリウム室ドームシルエットの建物
東-京橋の第一相互銀行(?原文のまま)
第一相互館のことだろうか。大正10年完成。
高さ40mの高層建築。昭和46年 解体建替。
(現存のGHQ接収日比谷 第一生命相互館とは違う)
西-愛宕山のNHK(現 放送文化研究所)、富士山
北-ニコライ堂(現存 国重文)
(既出資料では国会議事堂・聖徳記念絵画館・東京駅など)
⑤待ち時間には音楽が鳴り、開演時にやむ。
★プラネタリウム投影内容★
(本文は逐次内容を説明している)
前半-当月の星座説明(S13/11リーフと同じ内容)
後半-日本から南半球までの夜空紹介
(S13/11/2開館式投影内容と同じ)
投影は1時間。
終了後は、いすの傾斜が浅かっため首が痛くなる。
★天文博覧会 展示物★
東日天文館開館の当月のみ施設内で開催された
天文博覧会展示物の紹介。
①岩橋善兵衛の竹筒望遠鏡・レンズ
②伊能忠敬 方位盤(東日新聞記事では象限儀)
③環海異聞
(以下、固有名詞の記載ないもの)
天球儀、惑星の大きさを比較する模型
日食月食の仕組を理解する模型
むかしの星座表、内外の天文書など。
★その他★
50銭の入場料は少し高いように
思うが、5円の専門書を苦労して
読むよりは安いと感じる。
「ECHO」皇紀2599年1月号より
(昭和13年12月7日刊)
「東日天文館見物 石田周三」
石田周三は後の千葉大教授で生物学者。
昭和13年11月、東日天文館開館当月の模様を
客観的にレポートする見物記。
この類は東京日日新聞記事など発信元には無く
初出のはなしが多くて興味深い内容。
ただ文章が講談調で要点絞りにくいので
はしおって箇条書にした。
★入場~天象儀室・プラネタリウムまで★
①会館1階で入場整理受けた後、直通EVで
6階に通される。
②6階でリーフレット受け取りプラネタリウムに
案内される。
③吉本興業の漫才団、東京家政女学院、
府立化学工業の学生団体と一緒に見る。
④プラネタリウム室ドームシルエットの建物
東-京橋の第一相互銀行(?原文のまま)
第一相互館のことだろうか。大正10年完成。
高さ40mの高層建築。昭和46年 解体建替。
(現存のGHQ接収日比谷 第一生命相互館とは違う)
西-愛宕山のNHK(現 放送文化研究所)、富士山
北-ニコライ堂(現存 国重文)
(既出資料では国会議事堂・聖徳記念絵画館・東京駅など)
⑤待ち時間には音楽が鳴り、開演時にやむ。
★プラネタリウム投影内容★
(本文は逐次内容を説明している)
前半-当月の星座説明(S13/11リーフと同じ内容)
後半-日本から南半球までの夜空紹介
(S13/11/2開館式投影内容と同じ)
投影は1時間。
終了後は、いすの傾斜が浅かっため首が痛くなる。
★天文博覧会 展示物★
東日天文館開館の当月のみ施設内で開催された
天文博覧会展示物の紹介。
①岩橋善兵衛の竹筒望遠鏡・レンズ
②伊能忠敬 方位盤(東日新聞記事では象限儀)
③環海異聞
(以下、固有名詞の記載ないもの)
天球儀、惑星の大きさを比較する模型
日食月食の仕組を理解する模型
むかしの星座表、内外の天文書など。
★その他★
50銭の入場料は少し高いように
思うが、5円の専門書を苦労して
読むよりは安いと感じる。
1930~40年代のプラネタリウム館の情報は資料・書籍も非常に少なく、貴重です。たいへん情報価値の高いblogをつくられていることに、心から敬意を表します。
これからプラネタリウムの勉強をはじめられる方や、機械について詳しい研究をしてみたい、という方に役立てていただけるwebを作っていきたいと存じます。みなさまのblogへのリンクを当方webサイトからはらせていただければ幸いです。またblogの情報をweb製作の参考資料に利用させていただくことを、お許しください。
すばらしいお仕事をなされていることに感謝し、ますますのご健勝を願っています。