湘南ゆるガシ日和 ・・・急がず、休まず

湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

クリーブランドの地ビール、そしてコーシャ

2009-09-01 20:01:21 | 食/おいしいもの
クリーブランドではずっと自炊で、ほとんど外食しなかった。
そんなわたしが地元の味として堪能したのは「Great Lakes」。
Great Lakes Brewing Companyがつくる、クリーブランドの地ビールだ。



どれもおいしいのだけれど、一押しは右端の「Burning River」。
アルコール度数やや高めのアメリカン・ペール・エール。

燃える川という名前は、1969年の川の大火災にちなんだもの。
厳密には、燃えていたのは川ではない。
重工業の工場施設から流れだし、川面をおおっていた重油らしい。

鉄鋼の町として繁栄したクリーブランドでは、一時それくらい
公害がひどかったようだ。公害防止を忘れないという決意が
このビールに込められているよう。

値段は1ダースで15ドルくらい。
Millerなどと比べればやや高いが、この味でこの値段の地ビールは
日本では探せないと思う。クリーブランドならではの味を楽しみたいときや
お財布に余裕があるときには、断然お勧め。

ところで今回、コーシャ食品というのをはじめて認識した。
ユダヤ教の食事に関する戒律にのっとった食べ物をいうらしい。

近くのスーパーで探してみると、確かにコーシャの陳列棚があった。



どんな分類をされているのかと思って周りをみると
奥はヨーロッパやメキシコの食品、手前は日本や中国の食品が。



○か△の中に「U」「K」の字がはいった認定マークがコーシャ食品の目印。
すこし見づらいけど、下の写真の右下は、○に囲まれた「U」のマーク。



ユダヤ教では、豚肉・甲殻類・ウロコのない魚類や動物性油脂もNGだとか。
食べあわせに関する戒律もあり、たとえばチーズバーガーはNGらしい。

また、肉は戒律に従ってさばかなければならない、とも聞いた。
今の時代に? ほんとう? と内心思っていたら、数日後、
「Kosher Meat(コーシャミート)」と看板をだしている肉屋が
大通りぞいにあるのを見つけた…。

日本への帰国便でベジタリアンの食事をたのんだら、
出てきたパンにもクッキーにもマーガリンにもコーシャマークがあった。

コーシャってヘルシー食品? と思いそうだが、
マーガリンがヘルシーにみえた時代は終わったし、
どぎつい着色料を使ったアイスもコーシャマーク付きだったのを
スーパーで目撃している。「ヘルシー食品」や「自然食品」と
簡単にくくってしまうのも乱暴かも?

まだよく分からない。アンテナをはっておくか。




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