京都万福寺を訪ねて、咲き残った蓮、運よく読経を聴くことが出来ました、讃美歌のような節回しに異国を感じました。凡友の終の棲みか、老人ホームを訪ねて、体験入居してきました。想像と違い、素晴らしい生活ぶりに、世は進み、条件さえ合えば彼岸を感じられる環境で、すぐにでも移りたい気持ちになりましたした。
1次的に先送りしても解決の道は益々窮地に追え詰められ、日本の四国地方の経済規模しかないギリシャの債務問題で世界が振り回されている感じです。素人目には誰のせいで、誰が悪いのか、誰も語ろうとしない。経済も政治も統合して、いわゆる経済大国に対抗しようと考えたまでは良かったが、各国の主権の問題まで語り会えなかったのがこれまでの経緯ではなかろうか、経済格差を重要視せず、先ずは統合に走ったことが今日の混乱と言えまいか。域内では為替問題は発生せず、生産設備と各国の国力の差が経済格差を生み、貧しい国はますます貧しくなるシステムを作ってしまった。表面的には、額に汗した国民が、働かない国民の国の援助はご免被りたいという話になるのだろうが。貧しい側の国民からすれば、俺達を踏み台にして儲けた癖にと言う意識も多分にあるのでしょう、それ故、強気の姿勢は崩さない。迷惑をこうむるのは我が国のような直接関係のない国の経済が、リスクを避けるためにユーロが売られ円高に振れて株が売られ株価が下がるという現象でこの国の経済が傷つくという割の合わない話に連なる。強いて言えばグローバル経済を最高と目論んだ、ブリッシュメントの責任となりはしないのだろうか。冒頭に述べたように日本の四国と同程度の経済に右往左往するEUの経済の脆弱さも心もとないが、これもグローバル経済のなれのはてか。
先週のニュースの中に隣国、中国が米国に変わり世界の覇権を握る国家になると、世界的な世論調査で高い割合での集計報道。当事国、米国でさいも、その同様な傾向がうかがえ、少なからずショックを受ける。米国とて100%善とは言い難い国だが、宗教や教育、倫理もまだ国民の間に残っていると思うのだが。倫理も宗教もない国が覇権を握ったらどんな事が起こるか想像するだけで恐ろしい。何のためらいも無く自国民から搾取する為政者の冷血ぶりに心凍る思いである。増してや核兵器を何発も持つ国、丸腰で憲法9条を振りかざして防げるのだろうか、誠に心もと無い。
今朝の朝日新聞の社説に、相変わらず我が国の財政に触れ、負債がGDPの2倍だと論評し、安易な国債発行を危惧し,国債の暴落を心配するし、負債の後世への先送りを心配する。今朝この国の国民の蓄財は1700兆円と発表された、これの整合性はどう説明するのだろう、言うなればこの国の国民は世界一の金持ちであるのだ。国民1人当たり八百億円の借金を背負っていると財務省のプロパガンダに煽られて、デホルトを起こしかねないと騒ぐ。言い換えれば国民が政府に1千兆円を貸していると言う事を思い起こしてもらいたい。個人には寿命は絶対だが、国には寿命はない、政府の借金は大きいほど国民は幸せのはずだ。つまり政府の大盤振る舞いは国民は幸せにするはずです、ただ個人的な横領・着服が入り込む隙はいましむべきは当然だ、公私は絶対だし、これらが守れれての話だが。朝日の論調は最高学府を出た人びとの言う事かと思うのだが。こんな事を続けていたら滅びの道は近ずくのも早まろう。