12月まで咲いていた四季桜でですが、春の音を聞いて再び咲きだしてくれました。桜は気難しく、取り木、接ぎ木は庭に下すと、なかなか根つかず、何故か枯れてしまいます。実生で生えた木は困るほど大木になりますが、この桜も園芸店で求めたもので、2年越の接ぎ木の鉢植えです。土に相性があるのでしょうか?花弁から純粋の10月桜ではないようです。他の種類と異なり花の付きはまばらですが、でも捨てがたい風情があります。
花は季節に背くことなく、それぞれの持ち味で人々を癒してくれます、何の代償も求めずに。それにしても今人類は宗教に名を借りた争い、しかも不思議なことに同宗であり乍ら幾つにも分派して憎しみ合っている。そして例外はない。いずれも慈悲、愛を唱え乍ら殺し合いも辞さないこの矛盾。釈迦は2千年後は責任は持てないと遺言して涅槃されたと伝えられています。いまその予言された年代になったということでしょうか。何という天才的な偉人ではないでしょうか。詰まるところ貨幣経済に毒された世を創造した人類の自業自得でしょうか。
欧米は一歩先んじて白人優位の世界を当然のように振る舞い、黒人を奴隷として支配し、人の下にに人を作り、黄色人種を黄過と蔑み平気でこれらの人々の住む地域をかってに植民地化して帝国主義を謳歌して自国に富の蓄積をむさぼった。たまたま島国で鎖国を貫いた日本民族がこれに気が付きアジア地域の開放に乗り出し、欧米から悪名高き侵略者呼ばわりをされながら、中国、韓国、アセアン諸国を独立に導いたのが歴史の本筋ではないでしょうか。我が国が黙して鎖国を続けていたら、全く別の世界を見たであろう。そして中国の東北部、朝鮮半島は、ロシア領となることは容易に想像できます、そして我が国もやがては、ロシアの領土になっていただろうと想像するのは暴言だろうか、アセアンは欧米の列強の植民地のままで富の簒奪は続いていただろうし。翻って何百人もの民族の犠牲の代賞を払って現代の繁栄を獲得した日本国の存在を想定することも必要ではないだろうか。これが今日のEUの混乱の主因と思うのだが。
ここに来てEUはアジア、アセアン地域、後進国からの富の収奪が不可能となり、国が貧しくなり、今日の混乱の現況だと論じる識者も存在する。いわば日本のせいで、覇権国が帝国主義が通用しなくなり、過去の帝国主義の付けが、現状のEUの移民の流入ではあるまいか。主犯格の英国が先頭を切って、抜け出そうと画策したり、旧ソ連邦の衛星諸国が欧州連合から必然的に離脱が起こるのではあるまいか。心の内で「ザマー見ろ」と叫びたいが、品の良いこの国の国民は何も言わない、育ちの卑しい小生が一人代弁しよう。
更にここで、お隣の中国が南米や、アフリカ諸国に欧州諸国の帝国主義を真似て見たが、時代のズレか思うような富の収奪は1世紀前とは違うように映る。そして自国の国民を粗末に扱い搾取に専らし、尻に火が付いたという感じである。カネになれば何でもありの国民性、悪いことに経済はグローバルの全盛時代、一国のデホルトは当事国だけでは済まなく、世界経済に波及するのが現世。それにしても不思議なのは我が国だけでなく、世界で瀑買いする中国人の経済力。何で稼ぎ出しているのだろう。金塊を900トンも買い入れたという話も伝わる、我が国の不動産もかなりの量が買われたと伝わる、GDP成長率予想6.5%と豪語するが、輸出輸入の数量からマイナス成長と論ずる識者が多い。倫理も道徳も薄い国民性、何となく薄気味悪い。何かが起こらなければいいが。帝政ロシアが革命によって消滅した際、莫大の負債がチャラなったことはあまり知られていない。中国もこの手を使うのではないかとの憶測もまことしやか。しかし、怖いのは外に向けた冒険主義(戦争)に依る解決だけは、願い下げにしてもらいたいものだ、核兵器は使えない兵器と言われながらも、やはり怖い。陰で客家。華僑のネットワークの存在も大きいとの指摘する識者も存在する。
我が国の経済・政治は不透明が続く、世界の政治経済に多大な影響を及ぼす米国の大統領選も全く先が読めない、我が国の外務省はクリントン降臨に望みをつないでいると聞くが、私共、無産、無知識層にはサンダースやトランプ氏の方が良いように思えてならない。