Tricolor Dandy 【トリコロール・ダンディ】

横浜F・マリノスのサポーター、龍壱が色々思うところを書き殴るblog ★★★

観客は満足だ!0-0新潟戦

2008年05月25日 | マリノス
試合後、新潟サポの友人と飲みに行ったのだが、試合については「語るところのない試合だった」という事で落ち着いた。


前半、ジローはマリノスの攻撃開始時にDFラインとボランチの間の高さでスタートすることが多かった。
ボランチの兵藤やアーリアにパスを出し、止まってリターンを受け、周りを見てからパス。
前線に上がって行く際は、基本的に中に絞る。
いつの間にかハユマも中に入ってる。
相手ゴールに近づくほど狭い範囲で窮屈にボールを回す場面が目立つ。
左サイド深いところまで左WBが突破したのは前半41分が最初だったのではないか。
監督が修正するような様子がなかったのだが、基本的には「サイドを使わない」戦術が徹底されていた前半だった。


中盤のアーリア、兵藤、宏太のところでは比較的少ないタッチでボールが動き、前線では坂田が積極的に動いてはいたが、チーム全体としてあまり効果的な攻撃が出来ていないように見えた。

後半早い段階で、アーリアに代えてコミーを投入、宏太が右、ジローが左のフラット気味の4-4-2になったことでやっと左右ともサイドを使う機会が増えた。
ボールを持つ時間は多かったが、フィニッシュの前の段階で潰されたり、サイドを崩しても中に入るボールの精度が悪いことが多かった。

一番決定的だったのは兵藤が抜け出してやや角度のないところからフリーで打った場面だろうか。
ただ、「これなら点が入りそうだ!」という雰囲気は最後まで感じられなかった。



「負けなし」といわれたホームも、5月は負けてはいないが2戦2分け。
31日のナビスコでのアウェイ大分戦に勝てないと5月は6戦で勝ちなしになる。
(ちなみにリーグのアウェイでは酷い内容で敗れた)

今日を含め、個人的には納得できる試合をここしばらく見られていないのでブーイングをした。

バクスタからも、ゴール裏からも拍手が起きていた。
あれだけの拍手が起こるということは、つまるところ9割以上の人がこの試合に満足でき、チームは現状で問題ないと認識しているという事だと思う。

さすがに「このままじゃ危険だ!」という自分の認識、考え方に疑問を持たざるを得なくなった。

トゥーロンのフランス戦とセルティック最終節

2008年05月24日 | 海外など
「図書館戦争」を見終わってからトゥーロン国際観戦。

見始めて程なく、右サイドで上手く反転し抜け出した岡崎が中にクロス、梅崎が飛び出してヘッドで決めて先制。いい攻撃だった。
フランスがあまり強くない?感じでしかも結構荒い。
日本もガツガツいくので揉める場面も何度か。

後半、フランスも攻め込んでくるが日本は耐え凌ぎ、森本がゴール前で嗅覚を発揮して2-0に突き放す。
見事なボレーで1点返されたけれども逃げ切って勝利!
オランダ・フランスに連勝したのは大きいと思う。
チリ戦は今夜(24日夜)。3連勝でグループリーグ抜けられたら凄いな。


そしてセルティック。
俊輔は先発で出場、前半に見事なスルーパスや右サイドでのキレのある切り返しからのクロスなどでチャンスを作ってた。
トラップミスとかもあったけれど、悪くはなかった・・・のに後半途中で交代。
後半開始くらいから結構眠くてウトウトしてて、起きたら既に交代の後。
うーん、一発のFKもあるんだし(昨年は優勝を決めるゴールを終了直前に決めた)ファンとしては最後までピッチにいてほしかった。

試合はヘッセリンクのゴールで1-0で勝利、レンジャーズは0-2で敗れてセルティックが見事に3連覇を達成!
俊輔が加入してから3年連続優勝、これは凄いな。

来季のCLは1次リーグから出られるというのも大きいし、楽しみ。
俊輔は半年か1年はセルティックに残りそうだし、来季こそセルティックパークに見に行きたいものです。

スコティッシュプレミア・最終節

2008年05月22日 | 海外など
欧州CLはHDDに録画し、7時半からほぼ倍速再生で見ました。
倍速だと試合の流れも分かりやすいし結構良かった。

ここのところ毎年生で見ていた(リヴァプールがミランに勝ったときは前半オア割った段階で寝たけどorz)のですが、今年はCLの翌日にSPLの最終節があるのでCLは録画にしました。
トゥーロン国際もあるし。

そんなわけでスコットランドの最終節。
先日のダービーでの勝利の時には、これでも到底セルティックの逆転優勝は無理だろうと思っていたのが、ここに来てまさか勝点で並んで得失点差で優位に立っているとは。

UEFA杯で決勝まで進んだレンジャーズが怪我人+過密日程で星を落としたのもあり、軌跡の逆転優勝が現実的なものとなった。

俊輔ファンとしてはこの試合を見逃すわけにはいかない。

しかも、スカパーはダンディー・ユナイテッドVSセルティックだけでなく同時開催のアバディーンVSレンジャーズまで放送するというから驚き。
これまで、セルティックの試合がない週でもダービー以外でレンジャーズの放送をしたことは無かったような。

ユニフォームの色を考えればレンジャーズを応援したくなるのもマリサポですが、俊輔には是非とも勝利して優勝を掴んでもらいたいものです。
昨年は優勝を決めるFKを決めたし、ことしも派手にやらかしてほしいなぁ。

【本】 4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する

2008年05月18日 | Weblog
「Number」を読んでいて、布陣についての記述が多いとき、「あ、杉山茂樹さんが書いてるな」と分かることがあるのは私だけではないはず。

「4-2-3-1」という珍しいタイトルの、サブタイトルには「サッカーを戦術から理解する」、オビには「日本初 ”布陣の教科書”」と書いてあるこの本を、GWに買って読んでみた。

4-2-3-1―サッカーを戦術から理解する (光文社新書 343)
4-2-3-1―サッカーを戦術から理解する (光文社新書 343)



表紙をめくると、こう書いてある。

これは、ピッチ上に描かれる”デザイン”についての話だ。
つまり、サッカーゲームの進め方の話であり、戦術の話であり、布陣の話である。
「やっぱり、4バックより3バックの方がいいよね」
「オレは4-3-3が最強だと思うけど」
といったサッカー談義をよく耳にするが、いくら熱っぽく、理屈っぽく、監督目線・評論化目線でその理由を語ったところで、ベースとなる戦術や布陣に対する知識がなければ、まるで説得力はない。
しかし残念なことにその知識は、欧州では日常的に語られていても、いまの日本では満足に語られるものではない。いや、むしろすっぽり抜け落ちているものだと言っていい。
けっしてまだ、「常識」ではないのだ。


近代サッカーの歴史における布陣の変化、各フォーメーションの特徴など、サッキやビエルサのものから、身近なトルシエジャパン、ジーコジャパンやヒディンクコリアまで色々含めて紹介されている。
時系列が結構飛ぶことが多いのが難点だけれど、図解が多く、なかなかに分かりやすかった。

この本の主題の一つ「サッカーは布陣でするものかどうか」について結論を出すのは難しいと思うけれど、サッカーを見るのなら、語るなら、布陣について知っておいて損はないはず。

今のサッカーで主導権を握るにはサイドでの数的優位がカギ、らしい。
Jでもピクシーの名古屋が4-4-2のサイドアタックを軸とするサッカーを行い、ジェフが新しく呼んだミラー監督もイングランド式のフラットな中盤のサッカーをするそうだ。

Jは中断、代表も活動するし、戦術についてにわか知識で熱く語るのが楽しい、いい時期ではないかと思う。

降格戦線突入! 0-1京都戦

2008年05月17日 | マリノス

厳しい試合になることは予想できましたが・・・何これ。

失点がハユマのオウンゴールで不運だったのはあるけれど、形としては完全にやられてたし、失点致し方なし。
あれがなくても0-0だったし。

前半はガンバ戦みたいな「最悪」ではなかったが、お世辞にも良いということは出来ないレベル。
そして後半になってもさっぱりよくならず、決定的な場面すらロクになかった。

京都がシュートを外しまくってくれたから良かったものの、サイドは崩されまくり、ギリギリで凌いでいる場面が多すぎた。内容でも十分負けていた。


ジローの投入は悪くなかったし、マツはケガ?で自分から交代を申し出たというので仕方ないが、3枚目の交代、負けていて相手が引いてる場面でFWにFWを代える、しかもロングボールが多くなるだろう場面で高さのある選手を下げる交代はどうも解せない。
ここ最近いつもこの交代だし。


選手に覇気がない上にチームとしての出来が酷いという状態。
1ヶ月以上リーグが無いのが吉と出るか凶と出るか。
次節の相手が残留を争うジュビロだし、ここで立ち直れないと本格的に残留争い突入でしょう。


遠藤彰弘、引退

2008年05月13日 | マリノス

神戸公式 [前ヴィッセル神戸所属MF遠藤彰弘選手、現役引退決定]

上野に続き、長年横浜の中盤を支え続けた遠藤まで引退か・・・切ない。
アトランタでは五輪代表の10番、後にはマリノスの10番を背負った選手。
移籍の際に挨拶してくれた時も切なかった。

奥も引退しちゃったし、連覇のMFが一気にピッチを去ってますな。

個人的にはコールは「アーキ・アキヒロ・アキヒロ遠藤!」より「アーキ・アーキ・アキヒロ遠藤!」の方が好きでした。

指導者を目指しつつ解説の活動もするということで、またお目にかかる日を楽しみに待ちたいと思います。

良く引き分けたんじゃないの。2-2ガンバ戦

2008年05月11日 | マリノス

この勝てない状況でもアウェーへ応援に駆けつけるサポの方々には頭が下がります。お疲れ様です。
私もかなり行く気だったんですが事情により断念・・・。
「アウェーはスカパー」になりました。

内容的には相変わらずのノー戦術&ミス連発、後半相手が疲れてからやっとペースがつかめるといういつものサッカーでしたが、ガンバ相手に2回追いついてのこの引き分けは結果的には良しでしょう(変に結果が付いてくるのが問題という気もするが・・・)

2点目を取られた時は負けを覚悟したものの、直後に同点ゴールを決めたのは大きかった。
サイドで坂田が功治に受け渡した場面、更に功治の突破、ハユマへのパス、受けたハユマの切り返しと見事な浮き球クロスとロニーのヘッドと、この2点目は完璧といえるカウンターでした。
ロニーがストライカーとして内容、結果共にだいぶいい感じになってきたのは嬉しい。

兵藤が入って功治トップ下でも前半はいい流れにならず、相変わらず足元パス連発のサッカーはチームとして大問題だけど、監督がどうにかするつもりなさそうなのでそこはもう諦めないといかんのかね・・・。


ちなみにマリノスが勝ってればminitoto当たってたんだよなー。
試合前に引き分けるだろうと思ったら案の定でした。
3万オーバーのはずだったのに。

なかなかに微妙。1-1大宮戦

2008年05月06日 | マリノス

ヴェルディ戦の敗戦を受け、守備の集中力切れによるミスをなくすこと、そして大宮対策が必要とされた2日間・・・対策してたのかな?

前半は劣悪すぎた。
中盤フラットな4-4-2でコンパクトな陣形を保ち、前からプレスし運動量の多い大宮を前に、成す術なし。
ボールは拾えないし、拾っても前で収まらない。
サイドの数的不利も攻守共に響いていた印象。
個人技ベースのマリノスは大宮の組織に完全にやられていた。

前節の大宮のガス戦での0-3敗戦での失点場面、ミスもあったが、ロングボールにやられていた印象。
ラインが高くプレッシングが果敢なチームにロングボールは有効だと思うのだが、今日のうちはロングボールを蹴る場面はあったが、意図的というよりは出し所に困って蹴っていたように見えた。

内容的にかなりの差があった前半だが、それでも1失点で済んだのは大宮の詰めの甘さとうちのディフェンス力によるものだろうか。


このままでは危険だと思ったが、後半開始からロペスに代えて兵藤を投入したのが効果的だった。
大宮の運動量が若干減ったのを差し引いても、兵藤の散らしとパス&ゴーの動き、運動量が生きていた。
前半ほとんど左一辺倒になっていた攻撃が、右サイドを使えるようになり、ハユマが上がる場面が随分増えた。

大島のゴールは相手のクリアボールが審判に当たってのラッキーもあったけれど、後半10分経たない時間に追いつけたのは大きかった。

その後はCKからのカウンターでの功治のシュート(GKに止められる)、ロニーのミドル(ポストに当たる)といった決定的チャンスも作れていたし、いい感じに攻められたと思う。

しかし逆転には至らず、1-1で終了。
リーグはここ5試合で1勝2分け2敗、勝ったのはダントツ最下位、11試合勝ち無しのジェフにだけ。

開幕後しばらく「ここから選手同士がかみ合ってくれば面白くなるかも」と思っていたのが、結局うまくかみ合わないまま来てしまった。

スタメンほぼ固定、交代も同じパターンで競争があまり無いように感じられるし、さすがに相手に研究されてきているのだろう。
ロペスは上手いしボールが持てるのだけれど、功治の攻撃力が削がれているように見える。

いっそ次の試合は兵藤ボランチ、功治トップ下でスタートしても良いのではないかなと思う。

割と好調の大宮を相手に、あの前半最悪の状態から引き分けにもってけたのは、まぁ良かったとポジティブに考えた方が良いのかな・・・。