日本蜜蜂の蜜は、濃厚で重厚感のある味わい深く独特のコクがあり、特有の香りと風味はなんとも奥ゆかしい味がします。
様々な花や木の蜜が混ざり合い一度食べると忘れられない味です。
小さな日本蜜蜂が色んな花から集めた美味しい百花蜜だから貴重な蜂蜜です。
店頭で売られている蜂蜜はほとんど西洋蜜蜂ですが、日本蜜蜂はその採蜜量が西洋蜜蜂の10分の1ほどで少ないからです。
オンラインショップなどを見ると価格が数倍違います。
毎朝、この蜜をパンやヨーグルトと戴くことができるので日本蜜蜂さんに感謝です。
初冬には必ず冬の寒さ対策のお手伝いをしています。
一週間前に冬囲いをしようとしたが、あまりの暖かさだから、冬のあいだの餌を蓄えるため花粉集めに一生懸命でした。
なので冬囲いを見合わせていました。
花粉を抱えて戻ってきた先週の画像
昨日から一気に冷え込んできたので、寒さ対策の巣箱囲いをしてあげました。
さすがに、巣箱からの出入りは全くなく、覗き窓から中を見ると、固まって蜜になり保温をしている。
巣が冷えないように筋肉を震わせて熱を出し、35℃くらいに温度を保ちます。
群れで越冬し、30度以上の温度を維持する昆虫は、蜜蜂以外にはいないそうです。
ミツバチの不思議です。
冬を越すために活動できる晩秋までに巣に蜜をため込み、冬の間はその蜜を食べながら冬を過ごすのです。
巣箱を保温しながら、寒い冬が過ぎるのを待っているのです。
春に元気に飛び回る蜜蜂さんたちと逢えるまで、しばらくお別れです。