毎年、オオヒシクイがやって来ると、近隣の小学校から観察会の要請を受けて、観察小屋で2時間あまりの授業を行っています。
今年も4校から申し込みがあり、昨日は2校目で3年生の授業でした。
8年ほど前までは学校に出向き、資料を元に説明する出前授業でした。
学校側に要望し、今は観察小屋に来て、オオヒシクイをじかに見ながらの体験型になりました。
なぜ天然記念物なのか、何処から渡ってくるのか、オオヒシクイの特徴は等を説明をしてからスコープや望遠鏡で観察を開始。
説明の最中に、大きなオオヒシクイが群れで飛来し、迫力ある飛翔を見て、子供たちから歓声があがり一時中断も。
オオヒシクイだけではなく、ミサゴ、タゲリ、トビ、チュウヒ等が目の前を飛んでくれたから、子供たちは大喜び。
観察会最後に子供達から質問を受けるが、これがなんとも楽しい。
想定外の疑問・質問が毎度飛び出す。
目は良いのですか?頭は良いのですか?オスとメスどちらが早いですか?等々。
子供ならではの質問に、答えにつまることがあったり、予定した時間を越えても次から次に手を上げてくるので、止めるタイミングに悩むときも。
苦労することもあるが、子供たちとのこの時間は実に楽しいものです。
明日は、越冬地に一番近い小学校のオオヒシクイ観察会です。