昨年、山の会で計画された新潟焼山(2400m)は生憎の天候で中止となり、本年もぜひ計画に入れてほしいとの要望もあって、丁度1年ぶりに計画実施となりました。焼山は、昭和49年7月に水蒸気爆発を起こし大学生が3名犠牲になって以来30数年登山禁止とされてきましたが、平成19年12月に解除され最近又登山客も増えてきたそうです。今回は糸魚川の笹倉温泉の麓よりピストンの計画をしましたが、温泉口より登山口までのアプローチ(作業道)が非常に長く、一般車両は手前のゲート脇に駐車し、そこからの延々と約2時間歩いてのスタートは全体の計画を練る上で障害となりました。がしかし、6月~10月までの土日祝祭日は、第一ゲートを一般開放するとの市のウェブから情報を得たことにより、前日9月16日に第一ゲート前の湯川内キャンプ場でゆったりと幕営し、翌朝第ニゲートからのスタートと約1時間短縮できました。途中ポイントの大曲までは、余裕で通過しましたが、大谷と地獄谷はロープで大きく沢をアップダウンする危険箇所以降、泊岩から森林限界を超えての焼山火山への登頂は非常に辛かったでした。この日九州地方の台風16号の影響でしょうか?スタート時点より風が強く、山頂付近においては風速20m近くはあったと思います。カメラを持つ手を押さえるのに必死でした。この日メンバー7名のうち山頂まで行ったのは4名、第二ゲートの標高が約900mなので、山頂との標高差1500m、6時スタートで12時山頂の上り6時間は、結構がんばりましたね!
第二ゲートの閉門の時間も午後5時ということで、下山も慌しくなってしまいましたが、山頂での絶景は辛かった山旅のご褒美となりましたよ!
私の提案でほうとう鍋を作りました!好評でした。(湯川内キャンプ場にて)
星空も綺麗で癒されました!
開放された第一ゲートを過ぎ、第二ゲート脇の駐車場に停めます。
5時55分スタート (標高約900m)
延々と約1時間登山口まで歩きます。
西方面に鋸岳・鬼ケ面山・駒ケ岳を見渡し歩きます。
避難シェルター到着 7時5分 (標高1150m)
シェルター脇に登山口があります。7時10分スタート
手作りの標識が結構あります。
ここは展望台ということは?
目指す焼山は雲に隠れていてまだ見えません。
地元湯川内の有志の方により登山道はご覧のとおり綺麗に草刈がされて実に気持ちが良いです!
大曲到着 8時25分 (標高1600m)
焼山が良く見えます!
9時5分 第一の難所
ロープをしっかりつかんで1人づつ
結構滑りやすくて、落石注意です!
この時期まだ残雪もありました。
9時37分 もう一箇所の難所
結構、緊張して疲れますね。
東に鉾ケ岳・権現岳
9時50分 坊抱岩
左の小さめの岩が赤ん坊?
富士見峠分岐 10時40分 右に行くと金山・小谷・雨飾方面
大曲より西方面(大谷・地獄谷・坊抱岩)と反時計回りでぐるり巻いて来ました。
いよいよ森林限界、焼山火山帯です!
強風で吹き飛ばされそうです!
水蒸気爆発時の大岩でしょうか?
雲の流れが実に速かった!
溶岩ドームを行く!
なかなかの景色!
まだまだ山頂は先か!
噴火口に残雪
4名バラバラで上ります!
噴煙箇所が2ケ所あるということですが、どこでしょうか!
ゴジラの背のような岩ですね!
12時10分 山頂 良くがんばりました! 20mの強風の為すぐに退散です!
日本海も見渡せて最高です! 下界(糸魚川市はこの日37.1度の猛暑日)
日本百名山 雨飾山(1963m)も見渡せました!
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