りょーこのマネージャーな日々

ブログタイトル仮変更。子供達のマネージャー状態な日々をダラダラ書いてます。

アメリ

2006-03-09 00:01:53 | ものがたり系
以前にみさが薦めてくれた「アメリ」を観てみました。
コレ、ホントに秀作だと思います!!

22歳のアメリ(オドレイ・トトゥ)は、ある日“他人を幸福にする喜び”に目覚めて密かな悪戯にひたっていくが、やがてひとりの青年に恋したことで、メルヘンの世界から現実へ踏み出す必要へと迫られていく…。
どこかお人好しでお節介、そのくせ自分からはなかなか翔び立てない小悪魔アメリのキュートな可愛らしさは、特に若い女性客に好感と共感を持って受け入れられた。遊び心たっぷりの映像と音の演出も小粋で楽しい。フランス本国、そして日本でも驚異的大ヒットを記録し、「観た人を幸せにする映画」という監督自身の弁を見事に裏付けることにもなった快作である。(的田也寸志)(Amazonより)

ヨーロッパの映画って観たことがない気がするんだけど(…イヤ、なにかしらある気はするんだけど、思い出せない…)、この「アメリ」はフランス映画。
全編フランス語です。
それがまた、すっごく新鮮でした。
やっぱりフランス語って、響きがキレイだよな~って思って聞いてた。
なに言ってるかは全然分からないんだけど(笑)

んでなにがよかったかってゆーと、まず開始30秒で「ぷっ」と吹き出しちゃうあのユーモアセンス、最高!!
全編通して、大爆笑っていうシーンは皆無なんだけど、でもそんなふうに「ぷっ」て吹き出せるシーンがホントに多いこと!!
それがね~すごく心あったまるかんじ。

随所に謎かけみたいなのもあって、それも「あっなるほどそーゆーことなのね!!」って分かった瞬間、思わず口元が緩んじゃうものばかり。
すっごくかわいらしいというか。

ストーリーとしては、ハリウッド映画みたいに仰々しい題材があるわけでもなく、派手さも全くない。
ちょっと変わった女の子アメリの周りに、ちょっと変わった人達が暮らしていて、その人達とのささいな日常を描きつつ、現実の恋にぶつかりきれないアメリを描いてる。
この、ぶつかりきれなくて、回りくどいかんじが、ほんっとにかわいくてほほえましいの!!
でも最後にはあまりにもぶつからないもんだからイライラしちゃったりしたんだけど…。
私は好きになったら言わずにはいられない、ぶつからずにはいられないタイプなので、アメリとは対極。
んで、イライラを感じちゃったあたりで、急展開があったもので、あ~よかったよかったってかんじでした(ネタバレしちゃうとマズいのでこんな書き方にとどめます)。

ラストシーンは、なんてことないシーンなんだけど、でもホンットに、観てるだけで微笑んじゃうというか、心があったかくなるというか…アメリのシアワセが伝わってくるようでした。

全体的なテンポ、文句なし。
淡々と進むんだけど、前にも書いた通り随所にユーモアが散りばめられてるから、全然飽きない。
音楽もアコーディオンの3拍子基調で、雰囲気にもピッタリマッチしてて文句なし。
それになにより、映像がきれい!
アメリの部屋の、赤を基調としたかんじ、モロ好み♪
それにインテリアもすごくおしゃれ。
水とか空とか庭とか公園とか、とにかく映像がヨーロピアンで、どこをとっても私好み♪

てわけで、非の打ち所がない映画でした。
私こーゆーの好きだなぁ。
なんか大学時代に研究した別役実の世界に、ちょびっとだけど共通してるものを感じた。
シュールレアリズムってやつ?
なんかちょっと一風変わった現実世界、みたいな。
派手さはないけど、秀作です。
観てない方にはぜひぜひオススメ。
本当に、観た人をシアワセにする映画ですね。

次はなに観ようかな。
「エビータ」「トロイ」「アメリ」とヒットが続いてます!
いいかんじ♪


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