りょーこのマネージャーな日々

ブログタイトル仮変更。子供達のマネージャー状態な日々をダラダラ書いてます。

海賊とよばれた男

2016-01-16 18:02:19 | ものがたり系
読書感想文です。

百田尚樹著「海賊とよばれた男」、読みました。
お父さんがずいぶん前に買って読んでたので、家にはあったんですが、私は他のを読むのに忙しくて手が回らなくて…でも岡田氏が主演で映画化されるってことだったんで、これは読まなくては!と。

まー…すごい話でしたよね~…。
出光石油の創業者、出光佐三をモデルにした話でしたが、こんなにすごい人間がこの世にいるものなのだろうかと思いました。
すごいというのは…本当になにもないところから起業して、一代でこれだけの大企業を作り上げてしまったという外枠の部分はもちろんなんだけど、その中身がね…常に自分や会社の利益より国や国民のためにどうしたらいいのかということを最優先に考え、その考えを貫き通すためにはどんなに大きな相手(たとえば世界の石油業界を当時牛耳っていたカルテル「セブン・シスターズ」など)に対しても敢然と立ち向かい、そして社員は家族だとして戦後の苦しい時期にもひとりも首にすることもなく大切に扱う。
ちょっとあまりにも人間がすごすぎて、ほんとにこんな人がいたんだろうか…小説だし多少は美化されてるんじゃないか…と思わずにはいられないレベル。
でもやっぱりすごい方だったんでしょうね、出光のサイトなんかもちょっと見ましたけど、それは十分分かりました。
ちょっと、結局ワンマンなんじゃない?って思ったりすることもあったんですが、全ては「日本人としてかくあるべし」という1本の信念を柱として持っていて、全ての判断基準がそこに依っているからすごいなぁと思いました。
なかなかこんなふうに生きるのは難しいとは思いますが、これが日本人の本来の姿なのでしょうかね、武士道に通じるような。

これだけがんばって築き上げた出光…というのを読むと、ガソリン、出光で入れなきゃダメじゃない?とか思っちゃうけど、うちからだと最寄り2件、どっちも使いづらい場所なんだよなぁ…(苦笑)
でもそういえば、このへんって灯油の巡回販売に出光が回ってるんだけど、多分いろんなところがやってるとは思うんだけど、これって出光そのものだよあぁって思ったりしました。

永遠の0でも映画化どうなるんだ?って思ったくらいの分量でしたが、これはほぼその2倍量ですから、一体どうなるんでしょうね。
てか、人生の若い時から95歳の没年までのストーリーを、全部岡田氏ひとりでやっちゃうのかな?そのへんどうなるのかも楽しみ(笑)
ま、確実に、岡田氏は適役だな~とは思いました。

最新の画像もっと見る