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【磐座・巨石・神社】磐座の上に建つ石の社殿と宗像三女伸を祀る~白山八王子神社@ 山梨県甲府市湯村

2022-07-06 | 磐座・巨石・霊石
雨が続くと、どうしても気がめいり部屋に引きこもりがちとなり運動不足気味になります。今年は梅雨明けが早かったこともあって、早速久しぶりのトレッキングをしに甲府方面へと出かけて見ました。
場所は、甲府駅前より北へ7キロほど行ったところにあるブラックバス釣りの名所「千代田湖」のほとりから登ってすぐの“湯村山~白山”へ
ここは、夜景でも有名な穴場スポットだそうで甲府市内を一望できる絶景が望めるそうです。
もちろん我々がここを選んだ理由は、山頂にある白山八王子神社に磐座があると言った情報からでした。

甲府市内より県道104号(天神平甲府線)を北上し一路千代田湖へと向かいます。湖畔へ到着するとたくさんの釣り人が訪れていていました。
農業用の人造湖ではありますが、ヘラブナやブラックバス釣りのメッカだそうです。
湖畔沿いの車道脇の適当な場所に車を停め、いざトレッキング開始です。

船宿千和さんの脇から登山開始です。
廃屋の角を山方面へと曲がり暫く行くと遊歩道が現れます。
登り切った場所に湯村山への案内標識があります。
迷わず湯村山方面へ

すると、すぐに三方向へと分岐しますが中央・左側ともに白山八王子神社へと行くことが出来ます。中央は少々きつい登りで、左は緩やかな登山路となります。自分らはトレーニングを兼ねていたので迷わず中央を選択。女性陣は、左を選択。(中央、左とも殆ど時間は変わりませんでした。)

白山八王子神社へ到着です。千代田湖畔から40分ほどで登ることが出来ます。

山頂一帯は、岩盤で覆われています。岩には石英の含有率が多く全体的に白っぽいのはそのためです。

岩の上には石で造られた社殿が鎮座しています。
社殿の建っている場所が白山山頂(620m)になります。(クリックして拡大) 
甲府市内の眺望 中央に頭だけちょっと出た富士山が見えています。ここは穴場の夜景スポットでもあります。
由緒案内(写真クリックで拡大)
海無県の山梨で宗像三女伸を祀っているのは興味深いですが、その理由づけは少々強引です(^^;

ここには、以下の様な面白い伝承があります。
頂上に八王子権現の社がある。この神社の小石を拾ってきて疱瘡のまじないにする。社の下にようよう潜り入れる洞穴があり、中には昔、入定した人の骸骨がある。年を経て腐ることもない。この山中には二間✖三間の庵があり、まれには道心者がそこに居る事がある。
→洞穴があると言うのは、この記事を書いている時に知りました。我々は、このまま戻りましたが、反対側へ回り込めばひょっとすると岩屋などがあるのかも知れません。
【八王子の金鹿】
北山筋 塚原村に武兵衛という猟師がいる。五月雨の末の頃、晴夜に八王子山の頂上に登り、東西を見たが、その夜に限って鳥獣に出会わなかった。しかし、谷底に金色の光が満ちて白昼のようだった。武兵衛は不思議に思って目も離さず見ていると、金色の鹿が静かに歩いて山を登って行こうとしている。「これぞ天の神様が与えてくれた獲物に違いない」と喜び、鉄砲の筒先を向けようとしたら、何者かわからない者に、髪をむんずと掴まれて仰向けに引き倒されてしまったので、弾は虚空にそれて武兵衛はあっけにとられて茫然とするしかなかった。
思うに山神が現れてこのようになったのではないだろうか。

→「金色の鹿」と山を歩く姿を想像すると、ジプリの「もののけ姫」に登場する「シシ神」をイメージさせます。 山梨にはダイダラボッチの巨人伝承(山梨岡神社、踊石など)が各地にありますが、共通するのは巨岩でありここも岩場があり興味深いです。
  (引用:山梨デザインアーカイブより)

本来は、麓にある和田堀公園から登ってくるのが本来のトレッキングルートの様ですが、千代田湖畔からであれば、標高差100mほどでお気楽に登ってこられます。今回は、久しぶりの足慣らしという事で次回のトレッキングはそれなりの場所を選択したいと思っています。
【マップ】


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